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メタボに音楽と食べ歩き礼讃

♭や♯な雑文です。

メタボに音楽と食べ歩き礼讃




まず、このアルバムのタイトルが渋いです。


「虎轍」。

じゃりんこチエちゃんでおなじみな(古い?)ネコの名前ではありません。

刀工ですね。


虎轍という刀はたぶん新撰組近藤勇さんエピソードが有名かと思います。


そんなタイトルアルバムは親日家ベーシストグレッグリーさんのソロアルバムです。グレッグさん、親日というか、もう拠点が日本ですね。Eヤザワさんから、ゲロゲロなジャズ、渡辺香津美さんとの華麗なトリオ…とにかくご活躍の方です。


 音に入る前に、グレッグさんのコメントが染みました。


虎轍のストーリー。


 甲冑作りを50歳でやめて、刀作りを始め、名刀を生み出した


これに感銘を受けたグレッグさん。


曰く「50歳(当時の!)で新しいことを始め、それが世に問うようなレベルものを生み出すなんて!


 その刀が欲しくてしょうがなかった近藤勇さん。なんとか入手したが実は贋作(ニセモノ)だったけど、勇さんが『これは本物だ!』と信じ、


「それは本物になった!」


 エピソードなど、とにかく私を示唆するんです(以下略)」

 

こんな外国人ミュージシャンがいただろうか?と思いつつ、


CDのプレイボタンを押す。


いきなりフレットレスベースによる独演。


虎轍のエピを読んだからか、ちょっと印象が変わりますね。


2曲目はガラっと変わってFUNKYなアンサンブル演奏。

かなり生々しいモロ出し的なベースサウンド、録音も好感がもてます。


フレットレスの独演はその対比かエフェクティブ。

なんでも渡会審二の写真に合わせた企画の音源で、数曲入ってます。

 

 器楽曲はこういったアプローチもありではと思うのです。楽器を自ら演奏する方はいろんな聴き方で楽しめますが、そうではない方にはより深く入っていくキッカケになるのでは?と。

カレーに本格的に凝り始めたのは2003年頃。天啓を受けてとかならいいのですが、特にそういうわけでもなく。一年に何か一品目そういうテーマをもっていればいいかな?と。その前の年は学生時代から避けていた「パスタ」に。

避けていたのは「パスタ」ブームみたいなのがあって(学生の頃ですね)。何かパスタを語るようなヤカラってどうよ(エセな都会人)という思いが強かったのですが、

「食べてよければそれでよし」

ということで、まずは「パスタ」から。これはどちらかというと「作る」方でした。

で、カレーは「食べ歩いてみよう」それで、自分の好きなものは何なのか?を探る。そんなアホな感じでした。

 思えば、このちょっと前からカレー番長(M氏グループですね)が話題になり始めていたので、ブームにのったのかもしれません。

東京のカレーといえば神保町ですね。御茶ノ水の楽器屋街にいく僕ですが、カレーを食べる(遅い朝)→消耗品を購入する→カレーを食べる()→中古機材を適当に見る→カレーを食べる(夕方)というプランで3食いったろか、と意気込んで家を出ました。

 まず、楽器屋街に一番近い立地のエチオピアで食する。「カレー・エチオピア・駿河台」のワード検索で山ほど出てくると思います。また、この店は有象無象のカレー批評家からやたら評判がいい。

 当時、欧風を別物として語っていた批評家が多かったのもありますが(いまでもそうかな?)、そんなヤカラのファースト・コールでしたね。

 思ったより小さな店にはお客が3人くらいしかいない。皆一人客で、女性2名の男性1名。いかにも古本屋でアートな本を探していますっていうノリ。僕は「普通で」とオーダー。で、いきなり茹でたジャガイモが出てきた。

なんだ、「ボンディ」スタイルじゃねえか?

ボンディは日本初の欧風カレー屋さんといわれ、ここで修行した方が多数いるそうな。で、カレーをオーダーして待つ間に、茹でたジャガイモとバターが出てくるのは「ボンディ」が広めたそうな。だから単純に僕はそう思ってしまう。

エチオピアには何の問題もないが、欧風を嫌うカレー批評家が嫌いなもので、その彼らのファーストコール店にその影響が見て取れると笑ってしまう。

「はい60倍カレー」

耳を疑うオーダー。奥のカウンダーにいるロングヘヤの女性。年のころは20代後半くらいか?わかって読んでるのか?と聞きたくなる洋書を片手に食べ始めた。

60倍だぞ、おい。しかし、ファミレスのお子様カレーを食べるように、無表情に食っている。

「はい20倍」次の男がそれを受け取る。男は本を置いてカレーに集中している。60倍女よりはやや辛そうに食っている。

「ハイ普通の」

なんだか「この凡庸な野郎」っていわれているような寂しい気持ちになる。

普通でもそこそこ程よい辛さがある。さすが評判店。特にカルダモンとクローブと思われる香りが抜群にいい。しかしながら、残念な気持ちになって店をでる。

 楽器の消耗品を買って、プラプラする。実は店は決めていなかった。キッチン南海の黒のカツカレーもいいし、共栄堂は行こう。ただ「まんてん」全部のせカレーだけはやめよう、そんなノリでした。

 

 で、昼は「共栄堂 スマトラカレー ポーク」に決定する。メディアによく出ている(当時から)親父さんも健在だった。ちょっと昼としては遅かったのか?お客も少なめ。ま、落ち着いていいか。スパイスを炒めているのが特徴という。思ったより色は黒い方向ではない。香りも特徴がある。ただ、エチオピアと比べると弱い感じだ(悪いという意味ではなく)。味は…意外に家庭的な方向でよい。食べる順番が間違ったと思う。

 また御茶ノ水に戻って中古モノをチェック、興味本位でギター・ベースを試奏するも「もう止めて帰ろうか」という気持ちとカレーが充満。こんなことも想定していて、とある音楽サークルの後輩と合流するアポをとっていた。もはや自分で決められなくて、上記以外ならイイと思ったものの、「ボンディ」っていうので、いや、ここで欧風はキツイな、と。

 そうか、カツカレー的な奴ならちょっと違うか?しかも、キッチン南海はカレーというかソースのようだったような(相当前に食べたか食べなかったか?くらいの記憶)。

せめて初な店ならってことで3軒目に突入。

初志貫徹。

キッチン南海カレーはまさにソースですよ。程よく辛く、ガーリックが利いている感じ。

こんな状態で食べたくなかったね…全然問題ないけど

「カツがはんぱなくデカイ」

後は、もたれるかもたれないか?ということです。ま、でも一応カレー屋ハシゴ完了。

 やはり、ハシゴ的食べ歩きには計画性と、それをOKにするジャンル、そして体力が

大事ですね。

懲りずに餃子やろうかな?と。

超有名店 凛への訪問。まだ2号店がない時代のエピですので今は違うかもです。

例によってスケベ・ドS部長と研究会活動と称して月島へ。

さすがのS部長も素敵な女性?がドタキャンをくらったと思いきや、

部下(もちろん女性)に友達連れてきて、とほぼ業務命令。

鵜飼のごとく振る舞いを即日即決敢行して…鵜が見事に素敵な女性を連れて来ました。

S部長会社のライバル社のOL。なんでも研究会の話を聞いていて参加したかったとのこと。

 そんなメンバーで「コワモテ」な凛に向かう。

まず凛は時間にうるさい。一人が遅れても入れてくれない。かなり時間にルーズなS部長もさすがに早めに集合。

 地下鉄を上がったところでS部長による凛の作法についてレクチャーを受ける。

ただ本質的に客も店もイーブンという考えな僕は

「別に思ったように振舞うよ」という態度を決め込む。

 「思ったように振舞う」というと、なんだか態度Lのようですが、表層的には大人しいです。

例えば、料理そのものが残念な場合、且つ店員(あるいは料理人)の態度が悪いという

重なりがあると…

 「ちょっと一人ごと的に罵詈雑言のような比喩を言い放ち、即、立ち去る」

これが私の精一杯の表現です。

ま、大抵、態度がデカイ店員や料理人さんは

「激ウマですやん」

を数回、大声でいいまくります。

この時点で店関係ほぼドヤ顔をしていますね。

そして、僕は写メなど一切とりません。

(ブログのためにこの慣例はやめようかと…)

さらに「なんでだー」とか「これは初ですねー」とか、ま、なんでも思った賛美を

声に出していっていると、一流の料理人(庶民の行く店)は

「こんなのどうよ」

なんて、いってくれます。これはS部長もほぼ実践していました。

凛の店の雰囲気はある意味その緊張感から、2割増しに美味しいかもしれません。

もちろん純粋に、ものもいいでしょう。

食は雰囲気で捉え方が変わりますよね?

あまり詳しくないですが、すし屋もこのような現象があるのでは?

肉の話。

小さなガスコンロで焼くのもいいですね。それをさらによさげになるメニューがありました。

「サーロインステーキ」

最近は多いですが、焼肉というかステーキやん?ですが。

いい値段でしたが、S部長「これで〆よう」と最初のビールオーダーしたときから提案。

タン塩に始まり、カルビ、ロース、臓物系を少々。

若い女性二人も初対面っていうのもあるのでしょうか?やや遠慮気味。

十八番の「超レア話」をライバル社のOLに説明するも、その方は「よく焼く派」。

S部長の部下も「どちらかといえばよく焼く派」。

そんななか、洗脳を始めるS部長。生で食することが素晴らしいか、生物の進化論や

曼荼羅を例えに無理やりくっ付けるも、やや理屈くさくなってきたかな?くらいで迷わずエロトークに路線変更。(ちょっと活字にしたくない…)

そんな話をしながらも、いちいち「○○で美味い」と聞こえるようにいうS部長と僕ら。カウンダー向うの親父が乗り出してきて「ササミの創作もどうよ?」と売りこんできた。

(緊張感をだしているのはオカミさんです…。)

即決でササミの創作クシをオーダー。

だいたいこのようなやり取りの後のお皿は美味いですね。

予想外に食べてしまった4人ですが、サーロインをすでにオーダー済み。

「もう入らない」コンディションが悪かったのか?S部長が弱音と

「まるでぶちゃぶりな得意先?」愚痴を吐き出す顛末。

女性二人もそんな感じ。メタボ俺曰く。

「ステーキ行くよ」3名が引くのと同じくしてご立派なサーロンインが。

焼くのが小さなガスコンロ。

それに乗り切れないサーロインステーキですよ。

ひとりで食っちまいました。

イシちゃんだったらなんていうかな…。

凛は支店も出すほどの繁盛ップリだと思いますが、最近は訪れてないですが

はみ出しサーロイン、あれば是非トライしてください。

蛇足 この後日、S部長からライバル社のOLとデートするも

    あのサーロインのようだったと自己申告を受けるが、真偽のほどは?