おそるべしレコードの音世界を表現しきるパット・メセニー・グループ | メタボに音楽と食べ歩き礼讃

メタボに音楽と食べ歩き礼讃

♭や♯な雑文です。

We Live Here  Live in Japan  Pat Metheny Group



 


メタボに音楽と食べ歩き礼讃



パットメセニー(ギタリスト)95年大ヒット(セールス的に)アルバムを引っ提げてのライブDVDです。なんとなく聴いたことがある曲が多いと思います。よく売れ線とか、芸術性とかいいますが、そういったもののバランスがもっともとれている現代最高のサウンドクリエイターがパットメセニーだと評されています。いわゆるジャズフォーマットで弾きまくる彼も大好きですが、やはり自らのホームグランドパットメセニーグループ(PMGなんていったりします)が一番お勧めです。

 

 近年は作品がだんだん複雑になってきていることもありますが、あまりこの手のものを聴かない方にも入ってくる曲構成になっています。R&Bのループ使ったり、歌詞をつけて歌えそうなシンプルなメロディ…実際にヴォイスとして歌 は入っていますが。

 メセニグループも何枚かライブ映像作品を発表していますが、この作品が実は初でして。この前にスタジオライブの素晴らしいものが一枚ありますが、これも素晴らしい。


このライブに僕も行っていまして。何ともいえん感動…。


 ま、だからオススメということではないのですが(レコードの、凝ったものを)ライブで はどういう風にやるんだろう、と楽しみにしていたら、完璧にレコードを再現していました。もちろん同じフレーズ弾いていたというレベルではなないですよ。

 アドリブパートもふんだんにありで。音の構築、あんな分厚くて複雑なことをやッちゃうのか、と。


 さらにこのDVDで再認識以上の感動がありました。ホールのライブって表情とかは見えないですからね。


 特に楽器奏者の顔の表情って大事ですよね?


 この時期おなじみのオープニングナンバーHave You Hardから始まり。8分の7拍子という曲ですが、全然気になりません!いいですね。どうだ変拍子だぜ?っていうのもなんですから。中には「コードネームはファルコン」のサントラでデビットボウイが歌った(もちろんパットメセニー作)This is not Americaを取り上げるなど(デビットが登場しないですが)貴重かもです。 終盤の劇的展開なのが「to the end of the world12分というポップファンにすれば「長げ~」と思うかもしれません。これがそう感じさせない。ゆったりとしたウッドベースのパターンにシンプルなドラムが横揺れの心地よい土台を作り、ウォームなギター、ピアノがメロディを繋いでいきます。各楽器が個々にじょじょに盛り上げて、そして頂点をヴォイス(コーラス)が作った瞬間に、パットメセニーのもう一つの声「ギターシンセサイザー(トランペットのような不思議な音です)」が叫び声を上げる。まったくまいったぜ、状態。まさに世界の終わりにむかっているかのような…。



 このDVDは値下げ盤?されて今も入手可能かと思います。「Live in Japan」より前に発表された「The Rord To You」という映像作品も比較できない凄さ。特にこの作品を最後に脱退したペドロ・アズナールというヴォイス担当(本国ではベーシストでその他楽器もいろいろこなす方)のこんな声だったら「Ah~とかOh~」でも充分痺れること間違いなしです。