Sea Breeze Season8 -42ページ目

熱中症



今年の夏は猛暑続きだった。



その暑さの中、彼氏と2人で泳ぎに来た女の子。


午前中は元気に遊び、ビールも飲んでいた。


だが、


午後を過ぎたあたりから、大人しくなってきた。


その彼女が売店に来て、


「ビールください。」


と言った。


「元気ないね。」


と言うと、


「なんか怠くてフラフラして…。」


と声に力がない。


話を聞くと、


前の夜は、金曜日だったので、友達と遅くまで遊んでいて寝不足。


今朝は、彼氏との待ち合わせに遅れそうだったので、朝食は食べていない。


海に来てからは、ビールを飲んだだけ。


この日も猛暑の真っ只中だ。


パラソルも立てずに、砂浜で日光浴をしている。


まるで熱中症になるためのような行動パターンだ。



「それ熱中症だよ。そのまま放っておいたらもっとヒドくなるよ。ちょっと待ってて。」


と言って、


かき氷用の氷ケースから、使い物にならないハンパな氷を出した。


「とりあえずこれで首を冷やして。しばらく中で休んだほうがいいよ。」


とビニール袋入れて渡した。


「それとビールは我慢して、スポーツドリンクにしておいたほうがいいんじゃない?」


と言うと、


「そうする…。」


と素直に従った。


その後、彼女は元気を取り戻し、


帰る前には、性懲りもなくまたビールを飲んでいた。


「また熱中症になっても知らねーぞ。」


と言うと、


「そしたらまた氷ちょーだいね。」


とビールをグビグビと旨そうに飲んだ。


とりあえず元気になったことだし、


まぁ、いっか。


これに懲りて、少しは気をつけるだろう。

おバカ同士



8月のある週末。


カップルが2組の4人組。


その男たちが売店にきた。


何を飲もうか迷っている。


結局、


「とりあえずビール。」


もう1人も、


「じゃオレもビール。あと女の子1人。できればかわいいコがいいな。」


と言った。


オレが、


「一緒にきた女の子が2人いたでしょ?」


と言うと、


「あぁ、あの2人?あれはほっといてもいいから。もっとピチピチしたのがいい。」


とニーチャン達。


「そんなこと言ってもいいの?彼女達に教えちゃうよ。」


「じゃぁ今はビールだけでいいや。」


と彼女達が待つ席に戻って行った。



その後、海で遊んだ彼らが食事に来た。


今度は、売店近くのテーブル席に着いた。


食事を済ませ、一息ついたニーチャン達は、男2人で海に向かった。


彼女達は、ゆっくりとビールを飲んでいる。


それから1時間、ニーチャン達は戻って来ない。


1時間半、まだ戻って来ない。


まだテーブルで飲んでいる彼女達に、


「ニーチャン達帰って来ないね。男2人で泳いで楽しいのかな?」


と聞いた。


「あの2人はほっといてもいいの。バカだから。」


と、あのニーチャン達と同じようなセリフ。


「でも、今頃ナンパしてるかもよ。」


と言うと、


「大丈夫。あんな2人にひっかかるバカな女いないから。」


と笑っている。


オレは、


そのニーチャン達にひっかかったねえさん達はどうなんだ?


と聞こう思ったが、それはやめておいた。



どちらにしても、


この4人は似た者同士と言うより、


おバカ同士のようだ。


雨+ビーサン=??



8月最後の日曜日。


最後のイベント、遠泳大会が開催された。


あいにくの雨だったが、700名を超える参加があった。


大会結果には全く関係ないが、


この大会に参加したある選手。



競泳用水着に白いTシャツ、足にはビーサン。


こちらに背中を向けて、他の参加者たちと話してる。

その背中にポツポツとドット柄が。



近くを通りかかった時、よく見たら、


それは、ビーサンで跳ね上がった泥水だった。





雨+ビーサン=ドット柄(泥水)



気をつけよう。