掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 


「案件が先か、道具が先か」という問いから始まり、
道具が仕事の幅を決め、
仕事を断れるかどうかにまで話を進めてきた。

 

それは、
仕事を増やすより、「選べる仕事」を残す
という考え方だ。

 

 

清掃業は、
仕事を増やそうと思えば、
いくらでも増やせる。

人手を増やす。
外注を使う。
無理を承知で受ける。

 

 

 

実際、
そうやって売上を伸ばしてきた会社も多い。

でも、
ある段階を超えると、
増えた仕事がそのまま負担になる瞬間が来る。

 

 

 

忙しいのに、余裕がない。
数字は悪くないのに、気持ちは軽くならない。

 

 

 

この状態から抜け出すために、
必要なのは
「もっと頑張ること」ではなかった。

どの仕事をやるか。
そして、どの仕事をやらないか。

 

 

 

この線引きを、
自分で決められるかどうか。

そこが、大きな分かれ目になる。

 

 

 

ここで、道具の話に戻る。

道具は、現場を楽にするためだけのものではない。

・この条件ならできる
・この方法でしかやらない
・ここまでが自分たちの仕事

そう言える「根拠」になる。

 

 

つまり、道具は仕事の基準を形にしたものだ。

 

 

 

選べる仕事が残ると、
不思議な変化が起きる。

・打ち合わせが短くなる
・無理な要望が減る
・判断に迷う時間が減る

仕事の量は変わらなくても、疲れ方が変わる。

 

 

 

この「疲れ方の違い」は、
数字には表れにくいけれど、
続けていく上では、とても大きい。

 

 

 

誤解してほしくないのは、
最初から選べる立場にいなくてもいい、
ということだ。

 

 

 

 

誰でも、
受ける仕事から始まる。

 

 

ただ、
ずっと同じ受け方を続ける必要はない。

 

 

 

道具を見直す。
体制を整える。
やらない仕事を決める。

その一つひとつが、
少しずつ仕事の主導権を自分の側に戻していく。

 

 

 

 

このシリーズで書いてきたことは、
特別なノウハウでも、
派手な成功談でもない。

 

 

 

ただ、
清掃業を長く続けるために、
現場で感じてきた違和感を
言葉にしただけだ。

 

 

 

もし今、

・忙しいのに、手応えが薄い
・同じような仕事が続いている
・次の一手が見えにくい

そんな感覚があるなら、
一度立ち止まって、

「この仕事は、本当に残したい仕事か?」

そう考えてみるのも、悪くないと思っている。

 

 

 

 

仕事を増やすより、選べる仕事を残す。

それだけで、
清掃業はもう少し続けやすくなる。

 

 

 

Vol.272

 

 

 

 

 

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