掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

会社の利益を増やそうと思った時、最初に考えやすいのが「経費削減」です。

電気代を減らす。

通信費を見直す。

保険を見直す。

備品を安いものに変える。

不要な契約を解約する。

確かに、無駄な経費を減らすことは大切です。

 

 

 

売上を100万円増やしても、その100万円がすべて利益になるわけではありません。

一方で、無駄な経費を10万円削減できれば、

その10万円はそのまま利益改善につながります。

そう考えると、経費削減は非常に効果があります。

 

 

 

ただ、私は経費削減には一つ怖いところがあると思っています。

それは、

削ること自体が目的になってしまうこと。

です。

 

 

 

例えば、社員が使う備品を安いものに変える。

年間数万円の削減になる。

でも、使いにくくなって作業時間が増えた。

これでは、本当に会社にとって得だったのか分かりません。

 

 

 

清掃の仕事でも同じです。

少し高くても作業効率の良い道具があります。

価格だけを見れば、

「こっちの安いもので十分。」

と思うかもしれません。

 

 

しかし、

高い道具を使うことで一つの現場が30分早く終わるのであればどうでしょうか。

年間を通して考えると、道具代の差額より人件費の削減効果の方が大きいこともあります。

 

 

 

つまり、

安いものを買うことと、コストを下げることは同じではありません。

ここは意外と重要です。

 

 

 

広告費もそうです。

「広告に毎月10万円も使っているから、やめよう。」

確かに、まったく反響がないのであれば見直すべきです。

 

 

 

しかし、その10万円から毎月50万円の利益が生まれているのであれば、

削る理由はありません。

むしろ増やした方がいいかもしれません。

 

 

 

採用費も同じです。

教育費も同じです。

システムへの投資も同じです。

大切なのは、

「いくら使っているか。」

ではなく、

「そのお金が何を生んでいるか。」

を見ることだと思います。

 

 

 

私は会社のお金を、大きく二つに分けて考えることがあります。

一つは「消えていくお金」。

もう一つは「戻ってくる可能性があるお金」です。

 

 

 

何となく契約したまま使っていないサービス。

必要以上に高い固定費。

誰も読んでいない有料サービス。

こうしたものは、見直してもいいでしょう。

 

 

 

一方で、

社員教育。

新しい機械。

業務効率化。

広告。

採用。

新規事業。

こうしたものは、将来もっと大きなお金になって戻ってくる可能性があります。

 

 

 

もちろん、投資したから必ず成功するわけではありません。

失敗することもあります。

私自身も、

「これはいける。」

と思ってお金を使ったものの、全然ダメだったこともあります。

経営をしていれば、そんなことはいくらでもあります。

 

 

 

でも、失敗を恐れて何にもお金を使わなくなれば、

会社は少しずつ古くなっていきます。

道具も古い。

システムも古い。

人も育たない。

新しいお客様も増えない。

短期的には利益が増えるかもしれません。

でも、5年後には競争力が落ちているかもしれません。

 

 

 

私は、経費削減で一番気を付けたいのが、

社員に関係する部分を簡単に削らないこと

だと思っています。

仕事に必要な道具。

働きやすい環境。

教育。

こうしたものまで削ってしまうと、

数字には見えないところで会社の力が落ちていきます。

 

 

 

年間数万円を削減するために、社員のやる気が下がる。

それでは割に合いません。

経営者は、数字だけではなく、その先にいる人も見る必要があります。

 

 

 

そして、経費削減には限界があります。

100万円の経費をゼロにしても、最大100万円しか利益は増えません。

でも、売上や利益を生み出す仕組みには、理論上それ以上の可能性があります。

だから私は、

「削る経営」と「増やす経営」

の両方が必要だと思っています。

 

 

 

無駄なものは徹底的に削る。

必要なものには思い切って使う。

このメリハリです。

会社のお金を増やすというと、

「できるだけお金を使わない。」

と考えてしまいがちです。

 

 

 

でも、本当に強い会社は、お金を使わない会社ではありません。

お金の使い方が上手な会社

なのだと思います。

1万円を節約することに1時間悩む。

 

 

 

その一方で、100万円の利益を生む可能性のあることには何も挑戦しない。

それでは少しもったいない。

経営者が考えるべきなのは、

「どうすればお金を使わずに済むか。」

だけではなく、

「このお金を使ったら、会社に何が返ってくるのか。」

ということではないでしょうか。

 

 

 

削るべき経費。

守るべき経費。

そして、増やすべき経費。

この三つを分けて考える。

それだけでも、会社のお金の使い方はかなり変わってくると思います。

 

 

Vol.462

 

 

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ではまた次回お楽しみに

 

 

 

 

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