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気になるニュース

いつもと毛色が違いますが、たまにはこんなニュースもいかがですか?

究極のエコ素材 CO2と植物原料から合成樹脂 ユニチカ・産総研

以下記事引用
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 ユニチカは4日、二酸化炭素(CO2)と植物由来の原料から合成樹脂を製造する技術を独立行政法人産業技術総合研究所と共同開発したと発表した。

 CO2削減効果のほか、高い耐熱性があるため工業用プラスチックとしても幅広い利用が期待できるとしている。平成26年の事業化を目指す。

  同社によると、開発したのはポリ尿素樹脂の製造技術で、従来はホルマリンなどの有害物質が使用されていた。新技術では、ひまし油や廃糖蜜などから抽出した ジアミン(2個のアミノ基を含む化合物)原料とCO2を約100気圧以下の圧力で化学反応させ、樹脂を製造。含まれるCO2の割合は、樹脂1トンあたり 200~300キロという。


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ユニチカというと繊維のメーカーというイメージですが、今回の素材は工業用プラスチックに変わる樹脂素材とのことで、有害な物質を使わず環境負荷が低いという、良いところばっかりな感じですね。

ただ、こういう新しい商品や技術も、最終的に売れるようになるにはたくさんのハードルがあって、商品化を断念することも少なくないようです。

たとえば、新しい造園素材ができました!とか、画期的かつ環境にやさしい園芸工法などの謳い文句のチラシを目にすることもよくありますが、その後それらの技術などどころか、会社ごと消えてなくなっていたなんてこともありましたし。まあ具体的に言えるほどちゃんと憶えてもいませんけど。

この新素材を利用した新しい商品に関するニュースが、早く聞こえてくると良いなあと思います。
鹿の食害について、続けて取り上げさせていただきましたが、春を迎えてどのように状況が変わっていくのか、植物保護の観点からさまざまな方が議論されているようです。


霧ケ峰の在来植生保護へ討論 諏訪で学識者らシンポジウム

以下記事引用
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諏訪市郊外の霧ケ峰高原の植生保護について研究者らが語り合うシンポジウムが12日、同市内で開かれ、ニッコ ウキスゲなど在来種の減少やニホンジカの食害などをめぐり議論を交わした。会場には一般市民や自然保護活動などに取り組むボランティア団体、行政関係者ら 約80人が詰めかけ、真剣に耳を傾けた。

 在来植生復元活動に取り組む小和田牧野農協が主催。霧ケ峰自然環境保全協議会座長の土田勝義・信大名誉教授、岡谷市出身の増沢武弘・静岡大理学部 教授、理学博士の泉山茂之・信大農学部教授、林野庁中部森林管理局の元島清人生態系管理指導官の4人が「美しい霧ケ峰の自然を守るために」をテーマに話し 合った。

 増沢教授は昨年の生育が悪かったニッコウキスゲについて天候などの外的要因に加え、若い個体が少ない現状を指摘。「将来的にも楽観できない状況。 学術的な知識を活用した復元事業が必要」と話した。泉山教授はニッコウキスゲなどの好きな植物を優先して捕食するニホンジカの特性を指摘。捕獲や防護柵設 置の必要性を訴えた。

 一般参加者からは霧ケ峰情報の速報を求める声やニホンジカの習性を問う質問が出た。同組合の藤森順三組合長は「今後、取り組むべき方向性が明確になってきた。活動に生かしたい」と話した。

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このシンポジウムの主題は、在来種の植生保護でしたが、ニホンジカに対する対策も話題に出ているようです。農作物や樹木の食害も大変ですが、ここでもやはりニッコウキスゲの被害について、様々な形で指摘があったようです。よっぽどおいしいんですかね、ニッコウキスゲ。

長野のように、冬がとても寒い地域で鹿の食害が目立つということは、やはり暖冬によって鹿の冬越しが増えてきたということの証明なんでしょうか。そういった意味でも、温暖化対策は急務なのかもしれません。
 奈良公園では、本当に愛らしい野生鹿たちなんですが、先日の尾瀬の話題でも触れた通り、ここ数年鹿による植物の被害が拡大していて、深刻な問題になっています。そこで、各地で行われている鹿対策について、少しずつニュース記事から紹介していこうと思います。

シカ:電気柵拡大へ 希少植物の群生地保護--霧ケ峰高原 /長野

以下記事引用
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ニホンジカによる希少植物の食害や踏み荒らしが続く霧ケ峰高原で新年度、ニッコウキスゲが群生する県霧ケ峰自然保護センター前の園地(諏訪市)や車 山高原スキー場周辺(茅野市)など3カ所に、シカの侵入を防ぐ新たな電気柵が設置されることになった。これまでに設けた分を加えると、電気柵や防護ネット の総延長は5カ所で13キロ以上に及ぶ見込み。関係機関では設置場所を増やして群生地などを囲い込むことで、植生保護の態勢を強化する。【武田博仁】

 霧ケ峰高原にかかわる行政機関や団体でつくる「霧ケ峰自然環境保全協議会」(座長・土田勝義信州大名誉教授)が、諏訪市内で24日に開いた会合で報告した。

 新設される車山高原スキー場周辺では、同協議会が茅野市、車山高原観光協会と連携して、ニッコウキスゲ群生地5区画に延長計約4・5キロの電気柵 を設置する。同じく県自然保護センター前の園地にも、地元の牧野農協が県の支援金を得て、群生地の園地を囲む形で延長約2キロの電気柵を設ける予定だ。

 また、諏訪市の車山肩にも延長1・6キロの電気柵が新設され、昨年設けた同500メートルの防護ネットと接続してニッコウキスゲ群生地を囲む。植 生保護のために昨年、湿原を囲む大規模な防護ネット設置を始めた八島ケ原湿原(諏訪市・下諏訪町)では、残りの南半分約1・8キロにネットを設け、全周を 巡る延長約4キロが完成する。

 いずれも、関係機関の新年度予算が決定した後、5~6月に実施する予定。設置の作業は協議会の構成団体メンバーのほか、ボランティアも募って行うという。土田座長は会合で「効果的なシカ防護ができるよう、協力をお願いしたい」と呼びかけた。

 ◇県3期計画で3万頭増推定

 県がまとめたニホンジカの第3期保護管理計画(11年度から5年間)の素案によると、霧ケ峰高原を含む八ケ岳地域個体群の推定生息数は4万8527頭(プラスマイナス2万4829頭)で、2期計画時より3万頭以上増えたと推定した。

 同高原では昨夏、ニッコウキスゲの開花状況が極めて悪かったこともあり、協議会に加わっている商業団体は観光集客の落ち込みを憂慮している。このためメンバーがワナ猟免許を取り、独自にシカ捕獲にも乗り出す方針だ。

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尾瀬の現場でもそうらしいんですが、どうやら野生鹿たちはニッコウキスゲが好きらしいですね。
もちろん、その他の希少植物も、鹿による被害が非常に大きいようです。電気柵の効果自体はそこそこあるんでしょうけど、根本にあるのは鹿の個体数自体にあるわけです。電気柵以外の場所に、被害が集中することも充分考えられます。

今年度は各地で大雪が降り、鹿の生息域でも平年より雪が深かったと思われます。以前紹介した記事でも、大雪の年は冬越しできずに死亡してしまう鹿が多く、春には個体数が大きく減ってしまうことが分かっています。なので一時的に今年の春は、場所によっては鹿の被害が減ることが予測できると思います。

ただ、毎年大雪になる訳でもないので、鹿の個体数をコントロールする画期的な方法を、他に考える必要があると思います。それくらい、鹿の被害が深刻であることは間違いないと思いますので。