僕は中部電力などへの根回しは、やっていたのではと想像していますが、今のところは昨日の発表は突然であったと報道されているみたいですね。
そんなこんなで、今日の時点では中部電力がこの要請を受けるかどうかは、可能性としてはあるけれどまだ未定とのこと。
そんななか、こんな記事がでていました。
<浜岡原発>停止要請 各電力会社は「余波」を警戒
以下記事引用(ちょっと長め)**************************************************************
中部電力の浜岡原発の全基停止を求めた菅直人政権は「停止は地震の発生確率が突出した浜岡だけ」(経済産業省幹部)と強調する。しかし、他の原発も老朽化 や活断層など問題を抱える。このため、各電力会社は、地元の反対などで定期検査中の原発の再稼働が難しくなるなど「浜岡停止」の余波を警戒している。ま た、浜岡原発停止は東日本大震災後、深刻な供給不足にある東京電力の夏場の電力需給対策にも影響を与えそうだ。
「東電への夏場の電力融通は厳しくなるかもしれない」。政府の浜岡停止方針を受け、中部電幹部は6日夜、こう漏らした。東電は今夏に向けて、供給力を 5500万キロワットまで上積みする考えだが、このうち最大40万キロワットは中部電からの融通分と見られる。ところが、浜岡停止で中部電も夏場の電力需 給が逼迫(ひっぱく)しそうで、融通が受けられなくなる事態も想定される。
一方、東電には、海江田万里経産相が「(大震災で甚大な被害を受けた)東北電力に支援を」と要請。最悪の場合、東電は中部電からの電力融通が受けられない一方、東北電には電力融通するという厳しい状況に立たされる。
一方、浜岡停止ショックは、定期検査などで停止中の他の原発の再稼働にも影響を及ぼしそうだ。商業炉54基のうち、今月7日時点で22基が運転中。しか し、7日には、日本原子力発電が1次冷却水の放射性物質濃度が上昇している敦賀2号機(福井県敦賀市)の停止作業に入った。10日に九州電力川内(せんだ い)1号機(鹿児島県薩摩川内市)が定検に入るなど、年内に10基以上が停止する見通しだ。
一方で、東電福島第1原発事故で立地自治体の不安が強まり、定検中の原発の再稼働は遅れそうだ。14基が立地する福井県の西川一誠知事は、原発の安全対 策について「部分的な対応では県民の理解を得られない」と再稼働に厳しい姿勢を示す。国内の商業炉の設備容量は計4884.7万キロワットと、発電設備全 体の約17%を占めるが、定検中の原発の再稼働が遅れれば、全国の原発の8割超が停止状態になりかねない。
関西電力は全11基のうち4基が定検中(最終段階の調整運転も含む)だが、夏までに美浜3号機(福井県美浜町)など3基が定検入りの予定。関電は全発電 設備(3432万キロワット)の3割近い約977万キロワットが原発で、通常の夏場はできるだけ多くの原発を稼働させてピーク需要の3000万キロワット を賄うが、今夏に稼働できる原発は337万キロワットにとどまる可能性がある。
政府は、中部電力が浜岡原発を停止させた場合、関電から電力を融通させて夏場の需要のピークを乗り切る考えだが、電気事業連合会幹部は「他社への融通ど ころではなくなるのでは」と指摘。一方、九州電力も全6基のうち半分が稼働できなくなる可能性があり、節電対策の強化を急ぐ。【山本明彦、立山清也】
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個人的な意見としては、定期点検中の原子力発電所の再稼働は、すでに福島第一原発での事故によって、住民の反対が予想されていたように思いますが。この案件がプラスされて、さらに難しくなったとの表現ならわかるんですが。
今回の浜岡原子力発電所については、すでに1・2号機の運用が終了し、すでに廃炉へ向けての作業がおこなわれていますが、運転開始がそれぞれ1976年と1978年で、他の原子炉よりも早いスケジュールで更新されていることから、やはり古い設計の原子炉は、ここ浜岡では危ないとの認識があったのではと予想しています。
何となくですが、中部電力側では浜岡原発の運用に及び腰(以前から反対運動が盛んに行われていたこともあり)な感じがしていて、なんだったら今回の停止要請も、中部電力側からの働きかけだったりしてと、根拠はありませんが思ってしまったりします。
今後問題になるとすれば、やはり以前大きな震度を観測した柏崎原子力発電所と、古い原子炉がまだ運用している敦賀と美浜の両原子力発電所だと思っています。特に美浜は、1970年と1972年の運用開始の炉が残っていますし。
原子力発電所の停止や廃止は、今後関西にも及んで行くのではと、何となくですが予想しています。