浜岡原発:菅首相の緊急会見要旨
以下記事引用******************************************************************
◇菅直人首相の6日夜の記者会見要旨は次の通り。
首相として海江田万里経済産業相を通じ、浜岡原発のすべての原子炉の運転停止を中部電力に要請した。国民の安全と安心を考えた結果の判断だ。浜岡原発で重大な事故が発生した場合に、日本社会全体に及ぶ甚大な影響も考慮した。
文部科学省地震調査研究推進本部の評価では、これから30年以内に浜岡原発の所在地域を震源とするマグニチュード(M)8程度の東海地震が発生す る可能性は87%と、極めて切迫している。特別な状況を考慮すれば、東海地震に十分耐えられるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが必 要だ。対策完成まで、定期検査中で停止中の3号機のみならずすべての原子炉を停止すべきだ。
浜岡原発は活断層の上に立地する危険性が指摘されてきた。先の震災と(東京電力福島第1)原発事故に直面しさまざまな意見を聞き、海江田経産相とともに熟慮を重ねて決定した。
中部電力管内の電力需給バランスに大きな支障が生じないよう、政府として最大限の対策を講じる。電力不足のリスクは地域住民をはじめ全国民が一層、省電力の工夫をすることで必ず乗り越えられる。国民のご理解とご協力をお願いする。
(停止は)基本的に要請だ。指示や命令は現在の法制度では決まっていない。(中部電力に)十分に理解いただけるように説得していきたい。
******************************************************************今回の停止要請がなされた背景について、
・記事にある通り、地震による影響を最も危惧される原子力発電所であること。
・比較的停止による電力供給の影響が少ないと思われること。
と考えます。
以前の記事 にも書いた通り、たとえ運転を停めたとしても直ちに安全ではないため、このまま運転が再開されなくても安全対策は必須ということになります。なので今後のアナウンスでは、具体的な安全対策がどうなるのかを見て行く必要があると思います。
ただやはり、運転再開を前提とした停止要請に留まっているので、プロセスとしてしょうがないのかもしれませんが、やはり浜岡については廃炉を前提として考えたほうがいいのではと思います。個人的には柏崎についても同様です。
ただし、原発の問題は、同時進行的にエネルギー全体の問題を考えて行かなくてはなりません。そう簡単に物事が進む訳もありません。それに、経済全体を考えたら、原子力を手放すことは、かなり後ろ向きな政策であることも前提としてある訳です。痛みを伴うことを覚悟しなくてはならないのです。
ちょっとうまく考えがまとまりませんが、今後の行方を注意深く見守る必要があると思います。