日日是家紋 -19ページ目

家紋の変形パターン4

●対い 同じ紋が二つ向かい合っているもの。鶴や鳩などの場合、片方が口を開け、もう片方が閉じて「阿吽」を表している。

●抱き 同じ紋が二つ下方で交差したり、繋がったりしているもの。対いと違うのは、抱き合っているようにみえることである。

●遣い 同じ紋が二つ交差したもの。

●並び 同じ紋が二つ以上並んでいる。

●盛り 同じ紋を三つ以上盛ったもの。奇数にし、三角形を描くものが多い。

●重ね 同じ紋を二つ以上用い、一部を重ねたもの。

●寄せ 同じ紋を三つ以上用い、中心に向けて配置したもの。

●追い 同じ紋を二つ以上用いて、隣の紋を追いかけているように配置したもの。

●豆 オリジナルを小さくしたもの。糸輪で囲んだものが多く見うれる。

(引用:「家紋から日本の歴史を探る」(株)インデックス発行)


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家紋の変形パターン3

●横見 オリジナルを横かう見たもの。花紋に用いられる場合、茎やがくも描かれていることが多い。

●似せ ほかの家紋に似せたもの。蝶や桐に似せたものが多く見られる。

●覗き 輪郭の下方から家紋が覗いているもの。

●光琳 風江戸時代の絵師・尾形光琳が属した琳派の作風で描かれたもの。

●折れ 花弁や葉、羽芯どを折って描いたもの。

●上下 上下を逆にしたもの。

●結び 紋を、紐を結んだような形にしたもの。

●浮線 オリジナルを蝶のようにデザインしたもの。浮線とは「浮線綾」のことで、有職文様の代表的なものである。糸を浮かせて織るため、この名がついた。主に蝶をモチーフにした円形であることから、家紋ではオリジナルを蝶のように丸く描くものを指すようになった。

(引用:「家紋から日本の歴史を探る」(株)インデックス発行)


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「家紋」っていったいどれぐらいの種類があるの?

何を基準に種類分けをするべきか様々な見方がありますが、日本家紋研究会から出版された『日本家紋総鑑』(千賀野茂 著)には約二万もの紋章が掲載されており、同研究会が平成16年6月の時点で確認しているのは二万五千種以上に上るそうです。
しかし紋帖に掲載されているのは氷山の一角と思われます。なぜならば現在までにどれほどの家紋が生まれ、消えていったか。これはもう想像をはるかに超える数だと考えられますので、紋帖に載っているのは時代を代表する紋だけとすべきでしょう。
とは申せ私のところにも「この家紋の名前を教えてください」「うちの家紋は○○紋なのですが謂れを教えてください」などのご質問を頂くこともあり、何かしら指標となるものが必要となりますので、紋帖は手放せない存在となっております。
ここで日頃、上記のようなご質問にお答えしたり、またこのコラムを各にあたって等の折、お世話になっている紋帖、参考文献などをご紹介しておこうと思います。

まずなんと言っても「家紋市場」のバイブル的存在なのが先述の『日本家紋総鑑』。現在は絶版で入手困難な書籍で、拝見すればするほどその編纂にあたってのご苦労を感じ取ることのできる素晴らしい本です。
次に『都道府県別 姓姓家紋大事典』(日本家紋研究会 刊)もよくお世話になっています。
他にもご紹介しますと、『家紋の事典』、『家紋の正体』、『家紋を探る』、『家紋を読む』、『家紋逸話事典』、『家紋の世界』、『知っておきたい日本の名字と家紋』、『家紋から日本の歴史をさぐる』、『はじめての家紋・家系図・名字』など…。枚挙にいとまがございませんのでこれくらいにさせて頂きますが、皆々様日頃より大変お世話になっております。ありがとうございます。

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源氏物語(二帖「帚木」第一章 雨夜の品定めの物語 第四段)

[第四段 女性論、左馬頭の結論]

 「今は、ただもう、家柄にもよりません。容貌はまったく問題ではありません。ひどく意に満たないひねくれた性格でさえなければ、ただひたすら実直で、落ち着いた心の様子がありそうな女性を、生涯の伴侶としては考え置くのがよいですね。余分な情趣を解する心や気立てのよさが加わっているようなのを、それを幸いと思い、少し足りないところがあるようなのも、無理に期待し要求するまい。安心できてのんびりとした性格さえはっきりしていれば、表面的な情趣は、自然と身に付けることができるものですからね。
 思わせぶりにはにかんで見せて、恨み言をいうべきことをも見知らないふうに我慢して、表面は何げなく平静を装い、胸に収めかね思いあまった時には、何とも言いようのないほどの恐ろしい言葉や、哀切な和歌を詠み残し、思い出になるにちがいない形見を残して、深い山里や、辺鄙な海浜などに姿を隠してしまう女がいます。
 子供でございましたころ、女房などが物語を読んでいたのを聞いて、とても気の毒に悲しく、何と深く思いつめたことかと、涙までを落としました。今から思うと、とても軽薄で、わざとらしいことです。愛情の深い夫を残して、たとえ目の前に薄情なことがあっても、夫の気持ちを分からないかのように姿をくらまして、夫を慌てさせ、本心を見ようとするうちに、一生の後悔となるのは、大変につまらないことです。『深い考えだ』などと、褒め立てられて、気持ちが昂じてしまうと、そのまま尼になってしまいますよ。思い立った当座は、まことに気持ちも悟ったようで、世俗の生活を振り返ってみようなどとは思わない。『まあ、何とおいたわしい。こうもご決心されたとは』などと言ったように、知り合いの人が見舞いに来たり、すっかり嫌だとも諦めてない夫が、聞きつけて涙を落とすと、召使いや、老女たちなどが、『殿のお気持ちは、愛情深かったのに。惜しいおん身を』などと言う。自分でも額髪を触って、手応えなく心細いので、泣顔になってしまう。堪えても涙がこぼれ出してしまうと、何かの時々には我慢もできず、後悔も多いようなので、仏もかえって未練がましいと、きっと御覧になるでしょう。濁世に染まっている間よりも、生悟りは、かえって悪道に堕ちさ迷うことになるに違いなく思われます。切っても切れない前世からの宿縁も浅くなく、尼にもさせず捜し出したような仲も、そのまま連れ添うことになって、あのような時にもこのような時にも、知らないふうにしているような夫婦仲こそ、宿縁も深く愛情も厚いと言えましょうに、自分も相手も、不安で自然と気をつかわずにいられましょうか。
 また、いいかげんに愛情も冷めてきたような夫を恨んで、態度に表わして離縁するようなのは、これまたばかげたことでしょう。愛情が他の女に移ることがあったとしても、結婚した当初の愛情をいとしく思うならば、そうした縁の伴侶と思っていることもきっとあるでしょうに、そのようなごたごたから、夫婦の仲まで切れてしまうのです。
 総じて、どのようなことでも心穏やかに、嫉妬することは知っている様子にほのめかし、恨み言をいうべき場合にもかわいらしくそれとなく言えば、それによって、愛情も一段と増すことでしょう。一般に、自分の浮気心も妻の態度から収まりもするのです。あまりやたらに勝手にさせ放任しておくのも、気が楽でかわいらしいようだが、いつのまにか軽く見られるものです。繋がない舟の譬えもあり、なるほど思慮がない。そうではございませんか」
 と言うと、中将は頷く。
 「今さし当たって、美しいとも気立てがよいとも思って気に入っているような男が、不安な疑いがあるのは重大でしょう。自分が乱心せずに大目に見てやっていたら、気持ちを変えて添い遂げないこともないだろうと思われますが、そうとばかりも言えまい。いずれにしても、夫婦仲がうまくいかないようことがあってもそれを、気長にじっと堪えているより以外に、良い手段はないようですな」
 と言って、自分の妹の姫君は、この結論に当てはまっていらっしゃると思うと、源氏の君が居眠りをして意見をさし挟みなさらないのを、物足りなく不満に思う。左馬頭がこの評定の博士になって、さらに弁じ立てていた。頭中将は、この弁論を最後まで聴こうと、熱心になって、受け答えしていらっしゃった。
 「いろいろのことに引き比べてお考えくだされ。木工の道の匠がいろいろの物を思いのままに作り出すのも、その場限りの趣向の物で、そうした型ときまりのないものは、見た目には洒落ているのも、なるほどこういうふうにも作るのだと、時々に従って趣向を変えて、目新しいのに目が移って趣のあるものもあります。重大な物として、本当にれっきとした人の調度類で装飾とする、一定の様式というようなのがあるものを立派に作り上げることは、やはり本当の名人は、違ったものだと見分けられるものでございます。
 また、画工司に名人が多くいますが、墨描きに選ばれて、順々に見るとまったく優劣の判断は、ちょっと見ただけではつきません。けれども、人の見ることもできない蓬莱山や、荒海の恐ろしい魚の形や、唐国の猛々しい獣の形や、目に見えない鬼の顔などで、仰々しく描いた物は、想像のままに格別に目を驚かして、実物には似ていないでしょうが、それはそれでよいでしょう。
 どこでも見かける山の姿や、川の流れや、見なれた人家の様子は、なるほどそれらしいと見えて、親しみやすくおだやかな方面などを心落ち着いた感じに配して、険しくない山の風景や、こんもりと俗塵を離れて幾重にも重ねたり、近くの垣根の中については、それぞれの心配りや配置などを、名人は大変に筆力も格別で、未熟な者は及ばない点が多いようです。
 文字を書いたものでも、深い素養はなくて、あちらこちらが、点長にしゃれた走り書きをし、どことなく気取っているようなのは、ちょっと見ると才気がありひとかどのように見えますが、やはり正当の書法を丹念に習得しているものは、表面的な筆法は隠れていますが、もう一度取り比べて見ると、やはり本物の方に心が惹き付けられるものですな。
 つまらない芸事でさえこうでございます。まして人の気持ちの、折々に様子ぶっているような見た目の愛情は、信用がおけないものと存じております。その最初の例を、好色がましいお話ですが申し上げましょう」
 と言って、にじり寄るので、源氏の君も目をお覚ましになる。中将はひどく本気になって、頬杖をついて向かい合いに座っていらっしゃる。法師が世の中の道理を説いて聞かせているような所の感じがするのも、もう一方ではおもしろいが、このような折には、それぞれがうちとけたお話などを隠しておくことができないのであった。(「源氏物語の世界(渋谷栄一著)」より)
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源氏物語の【0の巻】と呼ぶにふさわしい本。きっと参考になりますよ。



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原作に忠実。という訳ではないですが、大筋をつかむにはよいかも…

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家紋の変形パターン2

●陰 家紋を線で描くのみにして、黒く染めないもの。明るく軽やかなイメージになる。

●石持ち オリジナルを黒丸(石持ち)で囲み、反転させたもの。石持ちとは本来「黒餅」のことだが、黒が石に通じて「石高(収穫した米穀の数量のこと)」に繋がり、縁起を担ぐ意味で石持ちと呼ぶようになったという。

●八重 花紋に多く見られる、花弁が重なっているもの。

●裏 花紋や植物紋の裏側を描いたもの。茎が描かれる。

●鬼 植物紋で、葉のふちをぎざぎざにしたもの。触れば傷つくかのような鋭さから、「鬼」の名がついたと考えられる。

●向う オリジナルを真正面(真上)から見たもの。花紋に多く、しべが描かれているものがよく見られる。

●捻じ オリジナルを捻り、一部分を重ねたもの。

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