思考の枠組みを広げる読書習慣

思考の枠組みを広げる読書習慣

小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」の研修受講生による読書感想文と行動宣言

成果は、行動の質によって決定する。行動の質は思考の枠組みで決定する。
効果のある行動をより選択するためにも、良質なアイデアを持ち続ける必要がある。

アイデアは思考力に比例している。

思考力を身につけるための読書習慣。

思考力を高め、行動の質を高め、目標達成しよう。
Amebaでブログを始めよう!





㈱Snailtrackの本です!





最近はこの本を熟読してました。



買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?/日本実業出版社
¥1,890
Amazon.co.jp




未だに洋書の300ページ以上は時間かかります。



今回僕は、2つの目的があってこの本を読みました。

①「人はなぜモノを買うのか?」を学ぶため

②自分がそこまで必要なじゃないものを買わないため



そして実際、神経経済学や行動経済学、消費者心理学の研究結果が、広告やマーケティング、販売に活かされ、いかに強力な「脳への売り込み」を行っているかを知ることができました。


少しだけシェアしますね波平




「はじめに」より


たとえばディアスカウントストアの照明は明るく、商品を最大限引き立たせようとしているが、高級化粧品売り場では顧客の顔映りがよくなるように柔らかな照明を多用している。

また、店内BGMのテンポによって買い回りのスピードが変わり、多くのカジノでは香りによってプレーヤーがリラックスして時間経過を忘れるように仕向けられている。


もし自分は甘言に惑わされず、あくまで本人の意思であらゆる商品を選んでいると思うのであれば、身の回りにあるものを見てもらいたい。

洋服や車など大多数の商品は、理性的判断だけでなく感情的判断で選んでいるはずだ。

つまり実際には、消費者が自覚できないようにきわめて巧妙な操作が行われている。




 中でも一番おもしろかったのは、僕自身毎日利用しているFBなどが保有するビッグデータで収集される個人情報について。



マーケティング担当者にとってフェイスブックの最も貴重なデータは、おそらくユーザーの「いいね!」に関する情報だろう。


「いいね!」を調べれば個人の年齢、知能指数、人種、性格、性的指向、宗教、政治的指向、喫煙の有無、薬物使用、飲酒などをかなり正確に予測できる。


たとえばキンドルで本を読むと、タイトルはもちろんハイライト箇所、めくったページ、最初から最後まで読んだか、拾い読みしたのか、どの部分を拾い読みしたのかまで記録される。

それらのデータを分析すれば、個人の興味や好みに合わせたマーケティングができる。


ビッグデータ分析に対する技術的ノウハウと資金が注ぎ込まれた成果として、コンピュータ用プログラム「RIOT(ライオット)」が誕生している。

世界中の人を追尾できるだけでなく、将来の行動も予測できることから「スパイ用のグーグル」と呼ばれる。

Twitter、FBなどを情報源とし、GPSデータで位置を特定する。

過去7日間にその人物が頻繁に訪れた上位10カ所が訪れた時間と共に割り出せる。






この書籍を読んで考えたこと。


現代人が躍起になって騒いでいる「個人情報保護」なんて、現代社会とのつながりを完全に遮断しない限りあまり意味のない価値観だ。

もし、

「先月こういう商品を○○株式会社からお買い上げなさいましたよね?あれに似た商品をわが社でも今回発売することになりまして・・・」

なんて電話がかかってきたらどうだろう?

「どこで調べたの!?前に商品を買った会社が情報の出どころなら、すぐに訴えますよ!」

みたいな話になるだろう。

インターネット上では毎日同じことをされてるのに・・・だ。

むしろ、「アマ○ンは自分の趣味嗜好をわかってくれてる」なんて、下手をすれば居心地の良さを感じているのではないだろうか?


インターネットにも接続せず、クレジットカードやデビットカードも利用せず、携帯電話も避け、電子取引も行わない状況を受け入れられないとすれば、「通信傍受」や「個人情報の販促利用」は、支払うべき代償だということ。


料金を支払っていなければ顧客じゃない。

販売される「商品」なのだから。



これからますますインターネットを利用したマーケティングは進化していくだろう。



もしかしたら我々が扱う紙の新聞が、

「いくら読んでも趣味嗜好や性格、家族構成や信じる宗教などの個人情報を抜かれませんよ?」

なんて売り文句で部数を盛り返す日が来るかもしれないうひひ


「今までの趣味嗜好の延長線上を楽しみたいのであれば、どうぞネットでニュースをお読みください。

過去に読んだ記事を分析し、あなたが必要としている最適なニュースをインターネットは届けてくれます。

でも、もし世間と自分のズレを確認したり、『新しい自分』を見つけたくなったら、紙の新聞をオススメします。

新聞は『新しい』を『聞く』と書きますから、『新しい自分の在り方を聞く』ためのものです。」


なんてね。








㈱Snailtrackの本川です!





今回の読書は青年会テーマでもある「新しい働き方」を。



書籍はコチラ。


働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)/筑摩書房
¥799
Amazon.co.jp




よくある「ワークライフバランスを計って、豊かな生活をおくろう!」的な書籍とは一線を画す、あくまで会社、暮らしの「成果」にこだわった書籍・・・という印象でした。




こんなに長時間労働をしているのに日本の時間当たり生産性は主要先進7ヵ国中なんと最下位。

のんびりしてそうなイタリア、華やかに遊んでそうなフランスなんかより下。

これではうかばれない。



と考えた自らを「働きマン」と呼んでいた著者が、「働き方革命」を起していくストーリーで、グイグイ引きこまれました!




以下、心に刺さった文章。


自分が忙しいのは、忙しがっている自分自身の責任

仕事で使う「レポート・トーク」と、家庭で使う「ラポール・トーク」は違う。
レポート・トークは結論から、ラポール・トークはプロセスを共有する

仕事が面倒くさいのは「フラグメント(切れ端)」だから。
フラグメントの対極にあるのが「裁量権を持った仕事」。

「知る」⇒「学ぶ」ということはビジネスにおけるセーフティネットのようなもので、確実に成功率を高めてくれ、失敗のダメージを和らげてくれる投資のようなもの

1ヶ月に1回5が得られるのと、3ヶ月に1回15を得られるのでは、前者の前者の方が得だ。
少なくとも残り2ヶ月は何も得ていない状態よりも5だけ優れた行動ができる
2ヶ月目にまた5を得られれば、1ヶ月目は5優れた行動ができ、2ヶ月後は10優れた行動ができる







この書籍を読んで僕が必ずすることは、


○1つの会議は1時間半を目安にする

○チャットワークでできる会議はチャットワークで済ませる

○議事録はその場でとり、終わり次第全員に送る

○議題は前日までに出席者に送り、原則として議題にないものは議論しない

○会議で発生したタスクは必ずその場で担当者と期限を決めてチャットワークでタスク化する

○事務所に1時間毎に音楽が鳴る時計を置く




内容も身になるものが多かったし、なによりフランクでちょっとオシャレな文章がステキだった。



さっ、引き続き「投資」を続けます!







 ㈱Snailtrackの本川です!





 30代が読む本ではないかもしれませんが、近藤先生の書籍を読んでみたかったので購入。



医師いらずで「糖尿病」「高血圧」がみるみる良くなる治療法! (「無駄で危険な医療+治療45」.../双葉社
¥1,296
Amazon.co.jp




 血液検査で初めて「血糖値が高い」と出たのは28歳の頃。


以来、好き勝手に飲み食いしつつも、心の片隅にはずっと「糖尿病」や「高血圧」への恐怖があった。


お医者さんの言うことを100%盲信するのも良くないと思うので、「正しい知識を身につけたい!」と思い、この本を読みました。





 冒頭から近藤節がさく裂でした。



健康を気にするのは大切ですが、気にするあまり「病気でもないのに薬を飲んでしまっている人」が多すぎる日本。


例えば血圧を下げる降圧剤。


国内の降圧剤の売上は1988年には約2000億でしたが、2008年にはなんと1兆円を超えています。


この間に高血圧の基準値が引き下げが行われていますから、基準値をちょっといじっただけで売り上げが6倍も増えたのです。


また、各学会には協賛という形で製薬会社が参加しており、学界の重鎮医師に多大な寄付をバラまいています。


さらに製薬会社や健診団体は、厚労省の役人の天下りの温床にもなっています。


基準値を緩め生活習慣病患者が減ってしまうと、彼らは既得権益を失ってしまう。


数値だけで病気だと判断するのは早計です。

各学会、医師、製薬会社を潤わすために、不必要な治療を行い、寿命を縮める必要などなにのですから。




 正に「医療ワールドの既得権益のために生みだされる生活習慣病患者」。


やはり健康は自分で管理するしかなさそうです。



健康で長生きするのは「ちょい肥満」だというのは医療業界では常識になりつつあるらしいですが、今は「かなり肥満」なので「ちょい肥満」を目指していきたいと思います。


ただし、「炭水化物抜き」や「1日1食」など過去にやったことがありますが、「一生続けられない手法」のダイエットは避けようと思いました。


「一生続けられない」ということはどこかで必ずリバウンドするということ(何度も経験済み泣き1


地道に「続けられる健康管理」を模索していきます。





この本を読んで僕が必ずすることは、


○夕食の炭水化物は控える

○薬を飲むときは必ず副作用などを調べてから服用する

○最低週2回はウォーキングする

○寝る前のストレッチと筋トレは毎日する

○「トクホ」を信じない(笑)

○情報の取捨選択ができるように、質の高い情報に触れ続ける



体重がすぐに落ちるのは食事ですが、やはり運動をしないと色々危険みたいです。



僕がこの世でキライなものベスト3が


1位  食事制限

2位  運動

3位  和式トイレ


  
なので、厳しい戦いになりそうですねダイエット





㈱Snailtrackの本川です!




 今月はパフォーマンスや健康といった分野の本を主に読んでいます。


その中でのヒットがコチラ。



ハイパフォーマー思考/ベストセラーズ
¥1,540
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いや~、かつてこんなに読んでいて胸が痛い本があったでしょうか。


数々の言葉の暴力にズタボロになりながらも、なんとか読了することが出来ました号泣





ハイパフォーマーとは、「いつもベストコンディションで効率よく卓越した結果を出す人のこと」。


そのために、「変える」ことが必要ですが、


三流は何も変えない

二流はやり方を変える

一流は考え方を変える


という言葉から始まり、これがただのノウハウ本ではないことを示唆していました。



コンディションには、フィジカルコンディション(カラダ)とメンタルコンディション(心)がある。

この2つがバランスよく高い基準を維持することを、ベストコンデションという。


まず①考え方を変え⇒②やり方を変え⇒③習慣を変える

この順番は不変の法則。





以下、心に残った(傷をつけられた)文です。


「何を食べるか」ではなく、「何を食べないか」

「今の自分には本当にこの食事が必要か?」と考えて食べる

「残業をするのは、能力ではなく集中力。集中力は90%コンディション。」

食べ物自体がカラダを改善することはない

暇だから太る

情報もダイエットする

栄養学は栄養士さんが資格を取るための学問であって、人が健康になるための学問ではありません

癌は「山のように3食口にする病」と書く

何時間たっても変色しないサラダやカットフルーツは、体からするとゴミ。ゴミを体に入れない

たくさんの「どうでもいいもの」を、なぜ一生付き合っていくカラダの中に入れるのか

ダイエットの本質は痩せることではなく、健康になること

「加齢臭」は、体内が汚れている人が皮脂腺から出すオナラ

その人の「食歴」を聞けばある程度の人格、信頼性、将来性がわかる

上司は「スキルは高いけどコンディションにバラつきがある部下」より、「スキルが低くても常にベストコンディションの部下」を選ぼう

「自分で選び、口にする」という最もコントロールしやすいことすらできない人は、ビジネスでも必ず言い訳をします

コンデション不良の原因は9割が生活習慣の悪さなので、「今すぐ」に改善できます

自分のことを「デブキャラ」なんていう人もいますが、デブにキャラもなにもありません、あるのは「不健康な将来」だけです



はい、もうダメです。

メンタルコンディションが0%なのでこれぐらいにしておきましょう。





この書籍を読んで僕が必ずすることは、


○朝食はとらない。とってもフルーツのみ

○AM4時から正午までは排泄の時間。体に何も入れない

○午後に大事な予定がある時ぐらいは、昼食を抜くor消化の良いものを控えめにとる

○ひとりランチは極力しない

○寝る前3時間は水以外を胃に入れない

○ドカ食いをしない。腹8分目を守る

○ウォーキングできない日は、少しだけでも散歩する




今まで避けてきた分野の読書はやはり覚悟が要りますね。


だけどそれだけ大事だということ。


引き続き、泣きながら読書します泣き1





 ㈱Snailtrackの本川です!!



今月の3冊目はコチラ!





仕事の哲学 (ドラッカー名言集)/ダイヤモンド社
¥1,512
Amazon.co.jp




 ドラッカーの主な著作から中核的な言葉を抜き出したこの書籍。


「まえがき」に書かれていた言葉を噛みしめながら読破しました。



二十世紀最大の出来事が大量生産革命だった。

この革命は第二次世界大戦後、QC革命としてピークを迎えた。

そこでの主役は、個たる人間ではなくシステムだった。

今日我々はまったく異質の、しかし同じように大きな革命の最中にある。

知識が生産手段になったことである。

知識組織の主役は個たる人間である。

知識社会では、システムではなく個たる人間が組織における変化の生みの親、富の創造者となる。





今回は感想、「必ずやること」ではなく、とにかく「特に響いた名言」を並べていきたい。


なぜなら、この書籍が「ノウハウ本」ではなく「哲学本」だからだ。



○成長に最大の責任をもつ者は、本人であって組織ではない。

自らと組織を成長させるためには何に集中すべきかを、自ら問わなければならない。


○焦点は仕事に合わせなければならない。仕事で成果をあげられるものでなければならない。

仕事が全てではないが、仕事がまず第一である。


○選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には「何をしたらよいか」ではなく、「自分を使って何をしたいか」である。


○専門知識は断片に過ぎない。それだけでは不毛である。専門家のアウトプットは、他の専門家のアウトプットと統合されて成果となる。


○起業家は変化を当然かつ健全なものとする。
彼ら自身はそれらの変化を引き起こさないかもしれない。
しかし、変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。
これが、起業家および起業家精神の定義である。


○組織内の摩擦のほとんどは、互いに相手の仕事、仕事のやり方、重視していること、目指していることを知らないことに起因する。
問題は、互いに聞きもせず、知らされもしないことにある。


○上司の言動、些細な言葉尻、癖や習慣までもが、計算され意図された意味あるものと受け取られる。


○「何も決定しない」という代替案が常に存在する。
意思決定は外科手術である。
システムに対する干渉であり、ショックのリスクを伴う。
よい外科医が不要な手術を行なわないように、不要な決定を行ってはならない。


○絶対にしてはならないことがある。
「もう一度調べよう」との声に負けることである。
それは臆病者の手である。
臆病者は、勇者が一度死ぬところを1000回死ね。


○時間の使い方を知っている者は、考えることによって成果をあげる。
行動する前に考える。
繰り返し起こる問題の処理について、体系的かつ徹底的に考えることに時間を使う。


○何かを伝えるにはまとまった時間が必要である。
計画や方向づけや仕事ぶりについて、部下と15分で話せると思っても、勝手にそう思い込んでいるだけである。
肝心なことをわからせ、何かを変えさせたいのであれば、1時間はかかる。





1つだけ、決めごとを。


今日のブログを月に1回読み返し、自身の判断の「確認」に使うこと。



それだけでも、大きな価値があるはずだ。






 ㈱Snailtrackの本川です。



今月は久しぶりにマネジメントに関する本も何冊か並行して読んでいます。



その中でもやっぱりしっくりくる+読んでいて一番「出来ていないなー」と反省する書籍がコチラでした。





アドラーに学ぶ部下育成の心理学/日経BP社
¥1,512
Amazon.co.jp





ご存じ、フロイト、ユングと並び称されるアドラーの心理学。


「選択理論」を唱えたウィリアム・グラッサー博士や、「欲求段階説」で有名なアブラハム・マズローにも大きな影響を与え、デール・カーネギーの「人を動かす」やスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」を読むと、アドラーの理論に非常に近い考え方が書かれています。


「自己啓発の源流」

と呼ばれているのも頷けますね。



アドラー心理学による教育論を一言で言うと、「ほめない、叱らない、教えない」教育ということができます。


ほめる⇒「上から目線」であり、「相手の自律心を阻害し、依存症の人間を作る」

いくら職位に上下があったとしても、人としての尊厳は対等です。

発せられるメッセージが正しかろうが間違っていようが、人はコントロールを拒絶する。

だから「横から目線」の「勇気づけ」をメインとする。



叱る⇒「叱る」は「勇気づけ」の反対、「勇気くじき」になる。

人は困難に直面した際に、①困難に立ち向かい乗り越えようと努力する ②できない言い訳を見つけて逃げ出してしまう のどちらかを無自覚的に選ぶ。

①は勇気が満たされていないと選べない。だからその勇気をくじく「叱る」をしてはならない。

「主観伝達」と「質問」をうまく使い、場合によっては「誘い水」や「アイ・メッセージ」を組み合わせる。



教える⇒自分の頭で考え、自分の意志で行動する社員を育成したいと思うなら、部下にあれこれと教えてはいけません。指示・命令を通じて問題の答えを言ってはいけません。

教えずに空白を作り出し、部下たちの手でその空白を埋めさせる。それこそが人材育成の本質なのです。

「支援応需」を基本姿勢とする。




この3つの基本を彫り下げて、例題を出し、丁寧に解説してくれている書籍でした。






この書籍を読んで必ずすること


○自分の言動が「勇気づけ」になっているか、1つ1つを振り返る

○逆に「勇気くじき」をしてしまっていないかも、1つ1つ振り返る

○事前告知をして、「支援応需」に切り替える。
「助けてください」「手伝ってください」と要請があるまで、応えない

○「自然の結末」を経験させる
部下には失敗する権利がある。上司がすべきなのは部下に失敗を経験させること。そして、そこから学び取るチャンスを与えること。

○「論理的結末」を体験させる

○部下との課題を分離し、境界線を引く
「支配」と「迎合」をしないと、決断する。



この書籍を熟読していた1週間、不思議とアドラーの教えに導かれるような出来事がたくさんありました。


今ぼくを悩ませているできごとも、要は「課題の分離」ができていないからだとわかりました。


そして、昔からぼくが目指している「自走式のチーム創り」には、根底にアドラーの心理学が必要だということ、そのツールとしてチャットワークが最適だということがわかりました。


出逢いはいつも運命的にやってくる。


「本」との出会いもそうです。





 最後に、アドラー信奉者がよく引用する言葉を。


主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、変えられないことを受け入れる平和を、そしてその区別をつける知恵を与えたまえ








㈱Snailtrackの本川です!





今月最後の1冊はコチラ。



ひきこもり町おこしに発つ (秋田魁新報社)/秋田魁新報社
¥1,080
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 いやー面白かった願い


ビジネス書ではないにしろ、最後に泣いてしまった自分に驚きました。



4,000人に満たない町で、引きこもりが100人いる秋田県藤里町。


この町を舞台に、波乱万丈の「町おこしストーリー」が繰り広げられます!





 15年間この新聞業界で仕事をしてきて、引きこもりだった人が意を決して面接に来たことが3回ありました。


そこで僕が感じたこと、そして今「いえサポ!サポーターズ」を利用して、取り組みたいと思っていること。


そのお手本のような取り組み、ストーリーでした。





「引きこもり者とは、気の毒な、問題を抱えた、福祉の支援を待っている人たちではなかった。

多少の問題を抱えてはいるが、社会復帰に一歩を踏み出すために、何らかの社会支援を必要としている人たちだった」



まさに、ここがポイントだと思います。






 詳しい内容には触れませんが、ドキュメンタリーなので超リアル!




年表がついてるんですが、「よくこのスピードでここまで来れたなー」とただただ尊敬でした。








「まいたけキッシュ」が誕生した時は、思わず拍手パチパチ






ノウハウというより、実践知の共有。


町おこしとは、即ち人おこし。


主役である「引きこもり」はもちろん、町長や社会福祉協議会、心療クリニック院長、NPO法人の理事長など、関わったたくさんの人たちのインタビューから、そんなキーワードが浮かんだ。




この書籍を読んで必ずすること!はないけれど、確実に僕のやりたいことの参考になったし、影響を受けた。


良い読書でした!






㈱Snailtrackの本川です!




今月の課題図書「まちづくり」2冊目!



地域をプロデュースする仕事/英治出版
¥1,836
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冒頭、


 メディアで紹介されるまちおこしや地場産業の育成などの話題では、とかく「美談」が多い。

それらを額面どおりに受け取ると、ちょっと気の効いたアイディアや面白い手法、はたまた専門家からのアドバイスを受ければ、どんな地域のどんなプロジェクトでも簡単に成功するような印象を受けてしまいます。

「美談」の中には全体像をきちんと伝えていないケースも目立ちます。

素晴らしい成功の裏には、必ず人知れない苦労や長い間の地味な努力の積み重ねがあり、表から見えるのはそうした「地道な土づくり」をした上に咲いた「花」だということを忘れてはならないと思います。




という出だしで、読む者に覚悟を求める良い書籍でした。



そんな「まちづくり」に欠かせない、「地域プロデューサー」という存在にスポットを当てた数々のノウハウ。



※地域プロデューサーとは?

膠着した地域の組織や人間関係に別の視点や発想を持ち込み、プロジェクトを動かし、成果に結び付ける、優秀な黒子。

関係者のコミュニケーション、スムーズな意思決定や進行をサポートし、必要に応じて補助金などの資金やほかの専門家、情報などをかき集めてきたりする。


地域プロデューサーにとってもっとも必要なのは「姿勢」ですが、具体的な案件に取り組んでいくには一定のスキルも必要です。

そのスキルとは、「モノづくり」「人づくり」「仕組み作り」の3つ。



後半、この「地域プロデューサー」である著者が関わった、たくさんのまちづくり、地域事業が実例として登場。


知っているものもいくつかあり、リアルにまちづくりを想い浮かべれました。


「なるほどなぁ~」と思うことばかりで楽しんで学べました!



なんか「地域プロデューサー」やりたくなってきた!にこきら






 この書籍を読んで必ず僕がすることは、以下のスキルアップを目的とした読書を、次期「読書テーマ」に入れること。

①関係者の想いを引き出す、「コミュニケーション編集能力」

②妥協案や想いの低い目標設定にならないように意思決定を促せる「目標達成力」

③人づくりの基本スキル、「見る・気づく・伝える能力」




 レバレッジリーディングすることにより、多角的に「まちづくり」について考えられるようになってきましたあはは



引き続き学びます。






 ㈱Snailtrackの本川です!



今月の読書課題は「まちづくり」です。



僕が、もしくは弊社が直接「まちづくり」に参画するわけではありませんが、「東淀川区になくてはならない会社」になろうと思ったら、「まちづくりとはどういうことなのか?」を知り、貢献できなくてはなりません。



ということで1冊目はコチラ。




まちづくりの「経営力」養成講座/学陽書房
¥2,376
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「まちづくり」を1つの会社運営に例えてわかりやすく解説してくれているので、僕にはちょうど良い1冊でした。



まちづくりに関する5つの悩み

○何をしたらよいかわからない
○どう実行したら成果が出るのかわからない
○実行する人がいない
○手元に予算がない
○常に時期が遅れる


「まち」を1つの会社として考えてみよう!

地域の抱える何らかの問題を解決し、目標を達成していくための営み。


「活動」から「事業」へ。



これまでの誤った常識

①まちづくりは補助金頼みが基本
②まちづくりはボランティアによる「活動」がよい


まちづくりを事業としてデザインし、価値あるサービスをつくって対価を受け取り、仲間を集め、資金的な管理も積極的に行い、プロジェクト管理して徐々に成長していくよう自分たちが主体的に考え、進める必要がある・・・


とのこと。



ここから1つ1つまちづくりに必要な考えかた、知識、ノウハウ、全国の成功事例が各章ごとに書かれていました。

①論理性を身につける
②まちづくり事業の戦略を立てる
③まちづくり事業の組織をつくる
④まちづくり事業に会計を活かす
⑤計画を着実に実行する


などなど。



一番大切なのは会社経営と同じく、「継続」。


継続できないやり方には共通点があるので、そのやり方を徹底的に排除すること。



うん、それなら学んできたことと一致します。





僕がこの書籍を読んで必ずすることは、

○引き続きこのまちで「まちづくり」をしている人たちと積極的に関わり、理想と問題点を洗い出す

○自分たちにできることを明確にする

○明確にした「役割」を地域で発信していく

○「軽い組織」として小さく関わり、大きく育てていく

○関わるラインと、比重をあらかじめ決めておく




昨年から興味と必要性が急に湧いてきた分野ですので、まだまだ体験も知識も足りない。


引き続き学んでいきます!








㈱Snailtrackの本川です!




今月の読書テーマ、「働き方」3冊目!


は、この書籍です。




プロボノ―新しい社会貢献新しい働き方/勁草書房
¥2,052
Amazon.co.jp





「プロボノ」とは、定義すると「社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を提供するボランティア活動」のこと。



だから「どこまでが通常のボランティア」で、「どこからがプロボノ」と呼ぶのか、のポイントは、

「その人が企業などを対象に役務を提供すれば、当然にプロフェッショナルとしての対価や報酬を得られる仕事であるかどうか」という観点だそうです。



こういうことね。





プロボノは、一般的スキルによるボランティア以上に、NPO組織内部に踏み込んで、事業戦略やマーケティング戦略などの組織の基盤構築に、より深くコミットするボランティアのスタイル。


また、一般的なスタイルによるボランティアは、単発的な参加のケースも多いが、プロボノの場合、一定の成果を生み出すまで継続的なコミットメントが前提となる。


とのこと。


ふむふむ。



プロボノは多様なボランティアの中の1つのユニークな形。

他のさまざまなボランティアと効果的に組み合わさることで、NPOを支えて行く力になりうる。



元々はアメリカの弁護士による社会貢献活動のことを指す言葉だった。

日本でもNPOが法人格として認められるようになり、社会起業家というキーワードが生まれたことによって、社会貢献や社会課題の解決に取り組みながらビジネスを成立させることができる可能性があることを示した。

そんな中で自分の空いた時間と日ごろのビジネスの経験やスキルを使って非営利活動に関わるプロボノは、自身の働き方やこれからのビジネスのあり方を考えるきっかけを提供してくれるかもしれない。


社会起業家が開いた現代の社会人の「ソーシャル」に対する関心に応える一歩目の入口として、プロボノはきわめて現実的な方法であり、実践可能な選択肢と映ったのではないか。



なるほどですね。




我々新聞販売店でも、地域ド密着でビジネスをしていくには、多様な企業、団体、個人の方達と協働していかなくてはなりません。


企業の仕組みはわかるとしても、NPOなどの団体やボランティアで活躍する個人の方の動機や目的を理解しておかねば本当の意味での協働は出来ません。



それを考えさせられる知識として読み応えがありました。

また、新しい「プロボノ」というボランティアの形を知ることで、自分にも将来の目標が1つ増えました。




 さぁ、来月は「地域活性」について学びます。


地域から「この町にあの会社があって良かった~♪」と言われるように、そしてそれをビジネスとして成り立たせることが出来るように、勉強しますよーキャー