TOP FUEL ベルト
今回はシートベルトとアームレスト、ネックレストの解説をしてみます!
まず、ベルトの幅が太い!ことに気がつくでしょうか?
ゴールしてシュートを開いた時にかかるマイナスG(後ろに引っ張られる)が最大で8G~10Gあるので
体にめり込まないように太いベルトを使います。DRAG用はみんな太いですね。
比較対照が無いので、いまいちわからないかもしれませんが、かなり太いです。
スタート前にがっちり固定されて、全く動けないほどベルトも締められているのに
シュートを開いた瞬間にはステアリングに顔が着きそうなくらい引っ張られます!
でも、元の位置に顔が戻りピクリとも動けません・・・
首が伸びるのか?それともベルトが食い込んでいるのか?いまだに不思議です・・・
このベルトのセンターロック部分にスーツの腕部分から出ているアームレストをつなげます。
赤い印のところにつなげます。
左右が腕で上部が首です!
スーツから出てるのはどんなものかといいますと・・・・
この赤印をセンターロック部分へ。
それがアームレストです。!!
続いてネックレスト、
これも腕同様、ヘルメットの顎部分からセーフティーのネックレストをロック上部へつなぎます。
そこにネックレストを取り付けベルトとつなげます!
(このヘルメットのカラーはオリジナルで源 義経「牛若丸」の兜柄になっています)
この、アームレストは転倒や炎上した場合にコックピットから腕がケージの外に出ないような長さに調整します。
ネックレストはスタート時の首へかかる衝撃と加速Gによる負担を軽減します!
もちろんスーツも耐火(ノメックス)&防弾チョッキ(ケブラ素材)並の強度です!
ヘルメットやスーツは非常に高価ですが、身を守るアイテムとして必要不可欠なものですから
惜しんでいられないですね。信用のおけない物を使ってると不安要素が残り走行に影響すると思います。
各クラス別にモータースポーツがありますが、どのレースもクラッシュしてもドライバーが無傷でいることのうほうが多いみたいです。それもやはり基準適合のヘルメットやスーツを着用することですね!
次回はスロットルとクラッチペダル&インジェクターについて解説したいとおもまいす!
T/F TOP FUEL DRAG STAR
今回は、前回の説明に写真をつけて細かく解説していきます!
これはみなさんご存知のコックピットの外見ですね、
続いて、こちら↓
右の下から伸びてる長いレバーがブレーキ、ちょうどブレーキレバーのグリップの右側にあるレバーが
シュートレバーです。ハンドブレーキとパラシュートは近い場所に位置します、連動の動きをするので
これがベストの配置なんでしょうね。
次は逆側を、↓
写真の真ん中下にあるレバーがリバース&フォワードのチェンジレバーです。
上のフレームについているレバーがシャットオフレバー(燃料ポンプ)です。
これもステアリングのすぐ横にあり、動きにロスが出ないよう近くに配置してあります。
ドライバーの目線でこのレバー類がどのように見えるかというと、
↓ ↓
こんな感じです
ゴール後の手順は次の通りです
①右のシュートレバーを前に倒しシュートを出す!
②左シャットオフレバーを前に倒し、燃料を切る!
③シュートで減速出来たらコースの状況にあわせてブレーキレバーを引いて停止位置までコントロールする。
もてぎのようなコースの場合はオフィシャルから行ける所まで走るよう指示が出ているので、惰性で行ける所まで行き、停止寸前でブレーキレバーを引いています。
仙台ハイランドの場合はシュート出したらすぐブレーキ掛けないとシャットオフエリアが短いので止まれない可能性があります・・・
続いて、足元の写真をお見せします
↓
奥にあるのがスロットル(アクセル)です。
手前のフレームの影に見えるのがクラッチぺダルです。
クラッチペダルの下に見える二等辺三角形みたいのはなんだかわかりますか??
プレステージからステージへ入る際に、燃料ポンプをシングルからダブルに切り替えたあとにクラッチを離します。
その離した左足の行き場所で、踏ん張るためのものです。(踏ん張る場所が無いと体を安定して支えられないのです)
前回、お話ししましたがスロットルペダルの先端に返しがついているのが見えますね?
それがバックペダルに必要な返しの部分なんです。
今回はこんなところで!
また次回もシートベルトやアームレスト関連を写真付きで解説していきます。
☆おまけ
シュートレバーの先にあるものとは・・・・
↓これです!
これがシュートが格納されているシュートパックです。
TOP FUEL PILOTとして。
TOPFUELのPILOTとして、コックピット内の説明やピットでのウォームアップ、ステージングの心得などを話してみたいと思います。
あまりT/F(TOPFUELの略名)のコックピットをまじまじと覗いたことがある人は少ないと思います、
そのへんから説明していこうかなと。
まず、コックピット内部にある操作レバー類は4本、ペダルは2個です。
左の下、ちょうど左腿あたりの位置にあるレバーがリバース&フォワードの切り替えレバーです。
次に、左上のステアリングとほぼ同じくらいの高さと奥行きのあたりにあるレバーがシャットオフ(燃料ポンプのレバー)。
右側にある、ステアリングと同じ高さで位置はステアリングより少し後ろについているレバーがシュートのレバーです。(これが命綱となるパラシュートです!)
そして最後にシュートのレバーの手前に位置する下から伸びてきている長いレバーがブレーキです。
ブレーキと言ってもTOPSPEEDから減速のためには引くことはできません、瞬間にブレーキが焼けて終了してしまいます。
そのへんは追って説明していきましょう!
続いてペダルの説明を。
まず、右にあるのがスロットル(アクセル)です。
そして左にあるのがクラッチです。
で、真ん中に・・・・と言いたいところですが、普通ならブレーキペダルがあるはずのところには何もありません。 そのかわりにスロットルペダルにはつま先を入れる返しがついています、これはバックペダルが主な用途になりますが、スロットル系統で問題が起きた時に強制的にスロットルをオフにする時に使います。
バックペダル等の説明ものちに説明していきます。
レバーとペダルの大まかな位置と説明はとりあえずこんなところで。
次にコックピットの内部にあるものと言えばシートベルトです。
これはDRAG用で他の競技用に比べると幅が太いんです、なぜならば・・・・・
「シュートを開いた時のマイナスG(後ろに引っ張られる)で細いとめり込んで骨折する恐れがあるからです!」痛いだろうな~~~!
そのベルトは5点式で、それプラスアームレストレント(腕からセンターバックルへつなぎます)とネックレストレント(ヘルメットの顎の部分からセンターバックルへつなぎます)があります。
あまり聞いたことが無いと思うのがアームレストレントとネックレストレントは必需品なんです!
ネック・・・が無いとスタート時の加速Gで首の骨が折れちゃいます!
アーム・・・が無いと万が一横転や爆発炎上し車が大破した時に腕が車体から出て痛いことになっちゃいます。それらを防ぐ為に付いています。
今回はコックピット内部の装備と意味などを軽く説明してみました、次回はその先へ進んで説明していきたいと思います!












