TOP FUEL PILOTとして。
TOPFUELのPILOTとして、コックピット内の説明やピットでのウォームアップ、ステージングの心得などを話してみたいと思います。
あまりT/F(TOPFUELの略名)のコックピットをまじまじと覗いたことがある人は少ないと思います、
そのへんから説明していこうかなと。
まず、コックピット内部にある操作レバー類は4本、ペダルは2個です。
左の下、ちょうど左腿あたりの位置にあるレバーがリバース&フォワードの切り替えレバーです。
次に、左上のステアリングとほぼ同じくらいの高さと奥行きのあたりにあるレバーがシャットオフ(燃料ポンプのレバー)。
右側にある、ステアリングと同じ高さで位置はステアリングより少し後ろについているレバーがシュートのレバーです。(これが命綱となるパラシュートです!)
そして最後にシュートのレバーの手前に位置する下から伸びてきている長いレバーがブレーキです。
ブレーキと言ってもTOPSPEEDから減速のためには引くことはできません、瞬間にブレーキが焼けて終了してしまいます。
そのへんは追って説明していきましょう!
続いてペダルの説明を。
まず、右にあるのがスロットル(アクセル)です。
そして左にあるのがクラッチです。
で、真ん中に・・・・と言いたいところですが、普通ならブレーキペダルがあるはずのところには何もありません。 そのかわりにスロットルペダルにはつま先を入れる返しがついています、これはバックペダルが主な用途になりますが、スロットル系統で問題が起きた時に強制的にスロットルをオフにする時に使います。
バックペダル等の説明ものちに説明していきます。
レバーとペダルの大まかな位置と説明はとりあえずこんなところで。
次にコックピットの内部にあるものと言えばシートベルトです。
これはDRAG用で他の競技用に比べると幅が太いんです、なぜならば・・・・・
「シュートを開いた時のマイナスG(後ろに引っ張られる)で細いとめり込んで骨折する恐れがあるからです!」痛いだろうな~~~!
そのベルトは5点式で、それプラスアームレストレント(腕からセンターバックルへつなぎます)とネックレストレント(ヘルメットの顎の部分からセンターバックルへつなぎます)があります。
あまり聞いたことが無いと思うのがアームレストレントとネックレストレントは必需品なんです!
ネック・・・が無いとスタート時の加速Gで首の骨が折れちゃいます!
アーム・・・が無いと万が一横転や爆発炎上し車が大破した時に腕が車体から出て痛いことになっちゃいます。それらを防ぐ為に付いています。
今回はコックピット内部の装備と意味などを軽く説明してみました、次回はその先へ進んで説明していきたいと思います!