食塩、塩飴、塩タブレットの摂り方に注意！

昨日の当ブログでは、
経口補水液の飲み方の注意喚起
でした。

反響も大きく質問もいただきました。

その中で
塩分補給についての
内容が多かったです。

経口補水液の過剰摂取は
健康のリスクがあるというわけですが、
塩飴や塩タブレットはどうですか？

食塩、塩飴、塩タブレットも
経口補水液と同様
過剰摂取は健康にリスクがあります。

テレビなどの報道でも
熱中症予防に
水分補給・塩分補給を
呼びかけていますよね。

ただし注意すべきことは
水分補給と塩分補給は
分けて考えてはならない
ということです。

暑熱環境下において
「食塩を舐める」行為は
日本救急医学会でも
悪心嘔吐のリスクがあり
推奨されないとあります。

ということですから
暑熱環境下では
塩飴、塩タブレットも
同様と考えた方が良いでしょう。

暑熱環境下で
速やかに水分補給・塩分補給を
しなければなりません。

そこで重要になるのが
吸収速度になります。

吸収速度は
浸透圧によって決まります。

浸透圧は
電解質の濃度と電離するイオンによって
決まります。

簡単に言えば
吸収速度は濃度が重要
ということです。

スポーツドリンクや経口補水液は
そのため吸収速度を考慮した
濃度に調整されています。

浸透圧・濃度を無視した
食塩摂取、塩飴、塩タブレットは
吸収に時間がかかってしまいます。

速やかに摂取・吸収しなければならない
暑熱環境下では不敵です。

ですから
塩飴、塩タブレットは
急を要さない場合のみです。

日本人の場合
食事で十分に
塩分摂取していますから、

過剰摂取にならないように
注意してくださいね。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊