コレ導入しないんですか！？

同業者や知人、野球関係者から

ときどき言われるのが、
野球選手が多く通っているのに
弾道トラッキングシステムは
導入しないんですか？

弾道トラッキングシステム
トラックマン、ラプソード、ホークアイなど

速度、回転数、ボール軌跡など
感覚的にしか取り扱えなかったものが
リアルタイムで数値化できます。

MLBや日本プロ野球でも導入され
とてもすごい有用なシステムだと思います。

ここからは
私個人の現在の見解です。

これらは
高度競技スキルのリアルタイム計測

育成段階が終了した
トップレベルの選手であれば
がなり効果を発揮すると思いますが、

小中高生はもちろん、
多くの大学生や社会人選手
のレベルの場合、

まだ育成余地が多く残っています。

高度競技スキルの計測を
こだわってやっても
結果をどのように
フィードバックするのでしょうか？

筋力・パワー・関節可動域・柔軟性などの
基本的な体力要素、運動能力が
未熟な選手に対して、

高度スキルだけを評価する以前に
やることがたくさんあります。

必要なのは
基本的な体力要素、運動能力の
その選手に最適なトレーニングと
そのリアルタイム計測です。

ですから
プロ選手が使う高価な機器を導入しても、
指導者の自己満足に過ぎないような
気がしてなりません。

高度な競技スキルよりも
もっと基本的なことに
目を向けるべきだと思っています。

当ジムのように地方の小さなジムでの
数少ないプロ選手の指導であれば
チームでのデータを聞けば
良いわけですから・・・

本当に高度なスキルを分析の
必要である選手であれば、

弾道トラッキングシステムだけではなく、
ハイスピードカメラやモーションキャプチャなど
高度動作分析とセットで行わねばなりませんし、
更にそれらデータを分析し統合し指導までできる
専門家が必要になりますから・・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊