「ゴールデンエイジ理論」本当ですか？

昨日、お客様より

「子どもが３歳になるんですが、
　ゴールデンエイジに向けて
　何かスポーツ始めた方が良いですか？」

それに対して私の答えは、
　「公園でも行って適当に
　　遊ばせて下さい」

そもそも

ゴールデンエイジ理論は、
スキャモンの発育曲線を元に
提唱されている考えです

米国の医学者、人類学者、解剖学者
Scammon, Dr. Richard Everingham

スキャモンは解剖学者であり
縦軸の発育量は臓器重量変化割合です。

つまり、
機能的発育ではありません

また、

横軸の年齢は暦年齢で
発育タイプの早熟・中間・晩熟型という
生物学的年齢は考慮されていません

そして、

スキャモンの発育曲線と
ゴールデンエイジ理論は
実は関連は示されていません

解剖による臓器重量変化を表した
スキャモンの発育曲線を

元々スポーツ科学に関連がないものを
拡大解釈したものでしかありません

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参照論文
発育発達と Scammon の発育曲線
藤井勝紀 (愛知工業大学大学院経営情報科学研究科)
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したがって、

「ゴールデンエイジ理論」は
根拠に乏しいということになります。

当ジムホームページからも
ゴールデンエイジ
スキャモンの発育曲線の図表は
3年前に削除しました。

では、

子どもに何をさせれば？

それは

走ったり、跳んだり、投げたり
しっかりと遊ばせること

型にはめたりしないこと

外で遊ぶ環境をつくること

様々な運動体験が
できる環境づくり

コレが大切です。

さらに詳しくは
こちらで学べますよ。