密なる華に生きる空海 その5
空海の父は、讃岐国多度郡(現在の香川県)
郡司・佐伯直田公善通、母は同じくこの地の
氏族阿刀家の出の安斗智徳の娘の玉依御前。
阿古屋御前という説もある。
父の一族である四国讃岐の佐伯氏は、
古代から言葉の力(言霊)を扱う信仰や
技術と深いつながりを持っていたとされ
る一族。
そう、空海はその生まれからして
言語に長けた一族の血を引いて
いたのです。
その血筋が「真言」にまで高められた
と言って良いかも知れません。
更に、もうひとつ、空海の生まれ持った
言語の才能を育て上げた人物がいます。
桓武天皇の皇子伊予親王の家庭教師で
あった母方の叔父である阿刀大足です。
不思議にも父善通の実弟であり
後に朝廷の官学者として空海の指南役
になる阿刀大足は阿古屋の妹と結婚し
て阿刀家を継ぎ、両家は兄弟姉妹が
重縁の関係にあったのです。
空海は、叔父の大足について文章と
詩を勉強したと述懐しています。
15才で奈良の都に上り大学寮に入学
するまでの3年間、真魚は大足の館や
中央佐伯氏の氏寺佐伯院などに止宿
しながら大足に漢籍・詩文を徹底して
仕込まれたといいます。
この辺りの事情に詳しい松岡正剛氏の
「千夜千冊」から長くなるが以下を引用
します。
「そのころの入学試験は旬試と歳試があって、
「読」と「講」に分かれていた。
「読」ではテキストの文字1000字ごとの
3字が隠されて出題され、それを回答し
なければならず、「講」では2000字ごと
に口頭試問にこたえなければならない。
明経科の博士筆頭(大学頭)は岡田牛養
だった。同じ讃岐寒川の出身だった牛養は
空海に目をかける。
直講の味酒浄成も五経の一部始終をたた
きこもうとした。
しかしこれらは、すでに叔父の阿刀大足
などから十分に教わっていたこと、空海は
これをなんなくこなし、論語・孝経・礼記・
春秋左氏伝そのほか9科目をマスターする。
あっというまのことだったろう。
ところが空海はそうしたテキストに正直
に感応したというよりも、実はそこに付与
されている「註」にこそ関心をもつ。
久木幸男の『大学寮と古代儒教』によると、
そのころの大学のテキストは『春秋左氏伝』
をのぞいて、すべて鄭玄(じょうげん)の註を
つかっていた。
鄭玄とは何者か。
空海は鄭玄の比較と折衷をめぐる
方法論に惹かれ、そのグラマトロジー
(文字の学)に没頭した。
ところで、明経科の授業につかわれた
テキストのようなものを儒教的な「経書」
というのだが、空海はそれ以外の道教的
な「緯書」をも読み尽くそうとしたふしがある。
正典とは認められていないテキストというこ
とで、神仙タオイズムや陰陽タオイズムに
関する雑多な漢籍が多かった。
すでに日本では吉備真備のような陰陽道
の研究者も出ていて、藤原仲麻呂は陰陽
寮を太史局と改称して、国家重大事を緯書
によって記録し判定するという視点を導入
していた。
空海はこのような流れも逃さなかったのだ。
この天才には最初から、インサイダーの思想
とアウトサイダーの思想の両方を必ず点検し
ていくというバランスが備わっていたというべ
きだろう。
緯書を読み、タオイズムに関心をもった
のはそのせいだ。
そして、そのようなバランス探求の姿勢
こそが早々の「密教発見」につながった
のである。」
つづく。
密なる華に生きる空海 その4
今から1250年前に
空海は生まれている。
人工時間では、古代の人間だが、
宇宙時間や地球時間で
相対化すれば、人類の
時間なんて、数秒・数分
の間だから、
空海は、我々と同時代人
となる(笑)。
そんな身近な等身大の
空海論を、俺は展開したいと
思っている。
伝記的な空海論は、人口に
膾炙されているからここでは
やらない。
始祖につきものの賛美追従も
ここでは行わない。
生身の空海に肉薄し、
真言密教の内部に切り込んで
いきたい。
但し、甚だ浅見非才の我が身。
管見の限りでしか書くことが
出来ないことを言い訳として
添えておきたい(苦笑)。
空海は、774年に讃岐の国(現在の香川県)
で生まれている。
空海の生来の傑出した資質、進取の気質
も重要な点だが、
父母の家系も同じく重要だ。
つづく。
通勤路
毎週火曜日と木曜日、
この遊園地の中を歩いて
通勤している。
東京ドームが隣接している。
かつては、後楽園遊園地。
今は、洒落て東京ドームシティ・
アトラクションズ。
名称はお洒落に変わっても、
入園料は、都心にありながら
無料の有難い遊園地。
先月、東京ドームでLADY GAGAの
コンサートがあった。
旬が過ぎたのか、人出がいまいちだった。
俺がバイトしている高校は、
物作りの人材を養成する高校。
そのバイトも、3月末で
終了する。
約2年半のバイトだった。
沢山の思い出が出来た。
この通勤路にも、
色んな刺激を頂いた。
朝練のランニングをする
柔道選手たち。
気合を込めた掛け声が
周辺に響き渡っていた。
Japan as Number One
『ジャパン アズ ナンバーワン ―
アメリカへの教訓―』
社会学者エズラ・ヴォーゲルによる
1979年の著書。
ジャパン アズ ナンバーワン は、日本経済の
黄金期(1980年代の安定成長期、日本製品
ブーム、ハイテク景気〜バブル景気)を象徴的
に表す語としてしばしば用いられている。
出版されて半世紀近く経った現在、
先日の衆議院議員総選挙で
圧倒的多数を勝ち取った
高市首相は、こう言っていた。
「世界の真ん中で咲き誇る
日本を取り戻す!」と。
「世界の真ん中で咲き誇る」とは、
もう一度ジャパン アズ ナンバーワン
に返り咲くという意味に思える。
まだ食べられるのに、捨てられてしまう
食べ物のことを「食品ロス」と言う。
日本では、1年間に約612万トン(農水省
2017年度推計値)もの食料が捨てられて
いる。
現在、国内で生産できている穀物は、小麦
などを合わせて800万トンから950万トン程度
だから、国内生産の穀物量の半分以上の量
が毎年捨てられていることになる。
電力の垂れ流しも日本では甚だしい。
小国日本の消費電力は、IEA(国際
エネルギー機関)の発表で、中国、
アメリカに次いで日本が多い。
人も居ない様な場所に、煌々と灯りが
点いている。
ヨーロッパなどの都市は、日本に比べ
て全体的に薄暗い。
今から45年前、パリの屋根裏部屋に住んで
いた時、そのアパルトマンの階段や廊下は、
人感センサーで点滅していた。
使い放題電力を無駄に垂れ流しながら、電力
が足りないからと多数の原発を作り続けて来た
間抜けな日本。
紙の浪費。
集合住宅のポスト脇に設置されている
ゴミ箱には、見られもしない広告紙類が
ガンガン捨てられている。
中には、SDGs(持続可能な開発目標)
声高に訴えている政治家のビラも含まれ
ている。
自分達のやっていることの頓珍漢さにも
気が付いていない能天気さだ。
警察庁が初めて孤独死・孤立死の統計調査
によれば、2024年、自宅で亡くなった一人暮
らしの人は約7万6000人で、このうち8割近く
が65歳以上という。
この数は毎年鰻登りだ。
「引きこもり」とされる人数も、政府統計では
2年前に150万人を超えている。
昨年の特殊詐欺被害額3千億円超!
前年の1.6倍!!
詐欺王国日本!!
驚異的に設置台数が増えている
監視カメラ。
全国で500万台を超えているようです。
皆さん、他人を監視するのに余念がない
ようです。
貴方も私も、いつでもどこでも監視されている
のですよ!
監視国家になった情けない日本。
これらを纏めて
Japan as Number One!(苦笑)
老朋友便り
ナイル川の夜明け。
ホテル・マリオットから、
ここは、エジプト。
先日、知人が25年ぶりにエジプト訪問。
昨年11月にグランド・オープンした
大エジプト博物館に行って来られた
そうです。
ここは、長崎。
長崎ランタンフェスティバル 2026
が開催中。
LINEグループでお付き合いしている
宮崎の先輩から送られて来た画像。
先輩は、油津の駅前で
小料理屋さんを経営さ
れている女将さん。
お会いした事は無い。
ランタンフェスティバルなのに、
なぜか、
夜の画像は、送られて来なかった(笑)。
先日は、3年前に亡くなったグリコの命日。
福岡のグリコのBOSSから画像が送られて来た。
もうすぐ12回目の命日が訪れる多聞の画像も
一枚含まれている。











































































