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Vol.31 Fabulous New Yorker10 ASH Yoga Instructor

Fabulous New Yorker10 ASH Yoga Instructor


私のヨガの先生、ASH(アッシュ)さんと出会ったのはHealth and Racket Club というヘルスクラブのヨガ教室です。私は日本でヨガを少しやっていたので、ニューヨークに来ても続けたいと考えていました。


さすがにニューヨークにはたくさんのヨガ教室があります。会員になったヘルスクラブにも毎日、ヨガの教室があり、いくつか参加したのですが、その中で、このアッシュ先生の教え方と、彼のしなやかな美しい肉体にひかれて彼のクラスに定期的に参加することにしました。



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若い男性のしなやかな美しい肉体にひかれてなんて書くと不謹慎と思われるかも知れませんが、でもやはりこういうことは大事です。なぜなら、先生の示す無駄のないポーズに少しでも近づきたいですし、お手本は美しいほうがいいです。



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アッシュ先生が教えてくれるのはハタヨガと言って基本的なポーズが中心で、初心者でも体が硬い人でも大丈夫なのですが、それでも毎回、先生のようにはもちろん出来ず、クラスが終わると、体を動かした爽快感を味わいながらも、「ああ、あんな風にはとてもできないなあ・・・・・」とため息をつくのです。



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彼はプエルトリコ出身で、高校生の頃からバンドをやり、音楽をとても愛しています。
体を動かすことも好きで、ヨガ教室にかよい、1年後に彼の先生が辞めることになり、急に先生に抜擢されたのです。水泳の先生やライフガードとしても働いていましたが、1年で先生になれたのは、やはり彼にその才能があったからでしょう。


面白いことにこのブログの“Fabulous New Yorker”のコーナーで取材してきた人の半分以上の人がヨガをやっていることです。このコーナーでは、デザイナーや、写真家、クリエイターなど創造力が必要な人を取材しているので、ストレスの多いニューヨークではヨガが彼らの活動にいい影響を与えているようです。ですので、私もヨガを続ける活力をこの取材を通してもらっています。


アッシュ先生も「ヨガは体の練習だけでなく、エモーショナル・プラクティスでもあり、メンタル・プラクティスで、スピリチュアル・プラクティス、マインド・プラクティスでもある」と言っています。



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私には、メンタル、エモーショナル、スピリチュアル、マインドとそれぞれのプラクティスになっているかどうかは実はまだそれほど実感していないのですが、ヨガは単に体を動かすだけでなく、呼吸も大事で、自分の心と体に耳を傾けるという時間ですので、精神面でも有効なような気がします。
ヨガをもっと上達させるにはどのようなことに心がければいいのですかと質問しました。


「子供のように、楽しんでやることが大事。心と体をオープンにすることです」


そう言えばヨガにはチャイルド・ポーズ、ハッピーベビーボーズがあります。また猫、犬、コブラ、バッタなど動物の名前がついたポーズもたくさんあります。子供のように動物のように、仕事や家でのいやなことや、難しいことを考えずに子供心、猫心になると体も心も解放されるのでしょう。
それにしてもアッシュ先生はなぜ、贅肉がないのでしょうか。]


「僕はほぼ、ベジタリアンです。ヨーグルトとチーズはたべますが、肉は食べません」


そしてもう一つの秘密は、モニカ・ワッターズさんの存在です。アッシュ先生のガールフレンドで、美容と健康の専門家です。彼女は自然のハーブを使ったフェイシャルやボディトリートメントを自宅で行っています。彼女もベジタリアンです。



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二人の家は、とても清潔で、おしゃれです。健康で美しくストレスのない生活を実践しています。仲のいい二人のシンプルで、スピリチュアルな生活を見ていると、心にも肉体にも贅肉はつかないのだなあと納得したのです。



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さあ、私も毎日、ヨガをやり、完璧なベジタリアンは無理ですが、野菜と果物をもっと沢山食べて、気になる贅肉を減らすぞと心に誓いました。