Vol.29 NY Home Design Show 1
NY Home Design Show 1
毎号、素晴らしいインテリアが紹介される“AECHITECTUAL DIGEST”
という雑誌を見るのが好きです。
この雑誌に掲載されることはセレブや、お金持ちの人にとっても、
自分の家が素晴らしいと認められたということで、
誇りに思う人が多いようです。
最近、ため息が出た号はダナ・キャランと彼女の娘が表紙になった号で、
東インドの島にあるダナ・キャランの別荘が紹介された号です。
この別荘にはゲストルームはもちろん、スパルーム、
ヨガルームもあります。
この雑誌に登場出来るほどの家を持つことは
それこそ夢のような話しですが、毎年、この雑誌が主催する
“Home Design Show”はニューヨーカーにとってそんな夢を
自分のレベルで実現可能なものにしてくれる
楽しみなイベントです。
私も行ってきました。
ピアという大きな展示会場でインテリア関連の会社が
それぞれのブースを出展します。
25ドルの入場を払えば、一般の人も見ることができます。
様々なブースからインテリアの仕方や、自分の家や、
これからの夢の家のインテリアのヒントを見つけ出すことができます。
米国では、ゲストに家を見せることがもてなしの一部にもなっています。
キッチンや、トイレ、ベッドルームも公開します。
ニューヨークの人はあまりクッキングをしないのに
キッチンにはとても大きな投資をします。
私のアパートのキッチンも大きな冷蔵庫、電子レンジ、
ガスオーブン、ガスレンジ(ベーコンやパンケーキを焼く専門部分もついている)、
ディシュ・ウォッシャーがついています。
収納棚もたくさんあるのですが、実をいうとこれらの設備の半分も使っていません。
とにかく、米国の人はインテリアにはとても関心が高く、
雑誌もたくさんありますし、オープンハウスという
素敵な家訪問番組や家の改装・改造番組も人気です。
ですので、この“Home Design Show”にも多くの人が集まります。
展示ブースの中で私が興味をひかれたものを紹介しましょう。
シャンデリアが似合うような家を持つことは夢ですね。
Venfield はマンハッタンにも店があります。
ゴージャスな鏡やシャンデリアが家の概念を変えてくれることでしょう。
Jeff R. Bridgman American Antiques では、
アメリカの国旗スターアンドストライプに関するアンティークを販売しています。
アメリカの国旗はデザイン的にもしゃれているので、インテリアとしても人気があります。
Wunderwurks はエチレン・ビニールの器を作っています。
カラフルな器が並ぶブースはキャンディストアのような楽しさがあります。
どの器も柔らかくひねったり、曲げることができますが、とても丈夫です。
こんな器が溢れるキッチンはとてもハッピーでしょうね。
もうひとつは、日系デザイナーのGeorge Nakashima のブースです。
彼の木の家具はとても体に優しく、目にも優しく、癒されるという言葉がぴったりです。
木でできているのに、まるでコットンか、絹のように肌さわりがいいのです。
彼の家具はメトロポリタン美術館にも収納されています。
みなさんの家のインテリアにも参考になりましたでしょうか。
次回はこのイベントで行われた素晴らしく、カラフルなテーブルセッティングを紹介します。







