近年女性自衛官への制限が廃止されて、戦闘部隊に就く事が可能になりました。
以前当ブログでも詳しく取り上げた女性兵士の過去の歴史を見れば、戦闘任務での男女差はありません。
直接銃剣でやり合う白兵戦でさえ女性兵士が敵の男性兵士を圧倒する場面も多々ありました。
さて、女性兵士への制限が撤廃されて今や自衛隊の女性戦闘機パイロットもいる時代になりました。第二次世界大戦では女性兵士が活躍する国はソ連、中国、そしてパルチザンやレジスタンスなどの非正規軍に限られました。
近代戦ではむしろ高性能な武器を取り扱えれば女性でも活躍する事は十分に可能です。意欲的な日本の女性は自衛隊に入って積極的に戦闘任務に志願している模様。何とも勇ましい限りですがこれまで戦闘への参加を認めなかった事がビハインドと見るべきか、アドヴァンテージと取るべきか、これは難しい問題ではあるけれど、戦闘任務の先にある過酷な運命を鑑みれば自衛隊が女性兵士への戦闘参加を推奨するべきかと私は個人的に疑問なのです。
第二次世界大戦下での独ソ戦に於いて、戦闘任務に参加した当時のロシア女性は約40万人。防空任務を担う高射砲部隊に従軍していた女性は約177000人。その他の約222000人はソビエト陸軍で男性兵士と共に機関銃や狙撃中を手にドイツ軍との熾烈な戦いに参加しました。たった1人で850人ものドイツ兵を撃ち殺した女子機関銃手や500名以上を狙撃して殺害した女子狙撃手。17歳で250名ものドイツ軍兵士を撃ち殺した少女など、男性兵士顔負けの活躍ぶりは目を見張るものがありました。
ただし彼女達が戦死する確率は極めて高く上位2500名の女子狙撃手の内およそ8割が戦死しています。
男性兵士なら逃げだす場面でも死をもいとわずに闘い、最後はドイツ軍部隊を道連れに爆死した20歳の女性兵士。
そんな過酷な運命は戦後も彼女達を苦しめ続けました。運よく大戦を生き抜いた末に待っていた現実は周囲からさげすまれる人生だったのです。特に前線で大勢の敵を手に掛けて殺してきた女性ほどその過去を封印して生きなければならなかったのです。
先般現在のウクライナとロシアの戦争での動画を見ました。戦闘後のロシア兵士達の個人投稿動画です。
今倒した敵兵のところに歩み寄る彼ら。彼らの足元には撃ち殺されたウクライナの若い女性兵士の遺体が転がっていました。
ブロンドヘアの若く美しいその女性は何人のロシア兵を殺してきたのかは分かりませんが、たった今彼女の人生は終わったのです。目を見開きながらぐったりとした体の彼女を小突き回すロシア兵達。こんな過酷な運命が待っているのならわざわざ戦闘任務に就くべきか、と感じてしまいます。結局のところ男性自衛官の志願者が減る一方の中、積極的な女子に目を付けた自衛隊上層部。
果たして彼女達を単なる捨て駒として考えているのでしょうか。
独ソ戦の女性兵士達は捨て駒以下の存在だったから。