当館が2015年にゲストハウスを始めて10年目になりました。途中3年程閉じていましたが丸7年運営を続けてきました。

最初の頃は極めて自由な空気でした。お風呂のお湯張りOK、洗濯機の使用OK、調理OK、ダイニングの使用もOK等々。

ところがお湯出しっ放しは当たり前、浴槽の栓を抜いたまま給湯をオンにしたため10時間以上空焚きでお湯が出続け給湯器がダウンしその後交換に(40万円の出費)、洗濯機も壊され(10万円の出費)、冷蔵庫の食材を勝手に使われたり、キッチンでは火事寸前になり(鍋に火を掛けたままタバコを吸いに外出)、ダイニングでは調味料や食べかすを巻き散らされて汚損。結局、お風呂はシャワーのみに、洗濯機の使用はNGに、キッチンの使用も調理も全部NGに、ダイニングも条件付きでの使用に。全て悪しき前例を作った粗悪な連中のせいなのです。今回は横浜駅への迎え(もちろんタダで)を何度も要求してきた中国人ゲスト。キャンセルして欲しいと依頼するもそのままやって来て浴室に予備として置いてあったシャンプーとコンディショナーのセット(4500円相当)を2セットそのまま持ち逃げ。6700円の宿泊料に対して9000円の損害。チェックアウト後に気づくも証拠を出せ!と言われるので泣き寝入りに。airbnbは屋内の防犯カメラ設置を固く禁止しています。証拠など出せるはずもない。結局、浴室常備のソープ類も撤去を検討中なのです。世間でも事情は同じなので思わず苦笑。ある水族館で無料貸し出しのベビーカーが2台も持ち去られ(盗まれ)このサービスの中止を検討中とのこと。また前回更新しました飲食街でのストリートピアノも下手くそは触るな!という苦情とこれに反発するご意見などもあって撤去の方向に。そういえばどこかの公園で子供達の声がウルさいという苦情により公園が閉鎖に・・。どこの世界も一緒で悪しき前例を作る輩のせいで便利で気の利いたサービスがどんどんディレートされていく。

正直提供する側にとってはたまったものではないという心境なのです。

因みにソープ類を持ち去ったゲスト、事前に不安を感じていたのでairbnbに対してホスト側からのキャンセルを相談したところ、ゲストに迷惑が掛かるという理由で7500円のキャンセル料がホスト側に掛かると言われてそのまま受け入れざる負えない状況になりました。結局損害がでた事をairbnbに連絡し今後どうする?と詰め寄ったけれども問題発生の時はトラブル解決センターに連絡するように言われました。でもこのセンターもゲストの側に立っていて「物的証拠の提出」を要求してくるので結局解決はできないのです。それはairbnb自身が証拠に成り得るカメラの設置を断固として禁止しているからなのです。

本当に矛盾しているこのやり方に腹立たしい限りです。

 

  最近時々ストリートピアノに関するネット記事を目にします。全部トラブル系の内容に少し辟易しております。

昨日見た記事では公共スペースに設置されたピアノでのヘタな演奏が苦情の元凶になっているので、ちゃんと演奏できる人だけ演奏可という告知に対する賛否というもの。確かに初心者が30分以上も占有して、つっかえながら何度も同じフレーズを繰り返したら迷惑かもしれません。また興味の無い子供にピアノを触らせようと力任せに鍵盤を連打させたり・・。こういうのは論外です。

ただわたし的には少しピアノを弾いてみたいという人が短時間でも楽器に直接触れるのはとても大事な事だと思っています。

ところがこういう苦情が発生するのは日本人の国民性か?日本人は芸術(特に音楽)をタダだと思っている人が大半です。しかも完璧に演奏するのが当たり前という考え方。だから一生懸命に演奏しても反応は極めて薄く拍手がパラパラと起こるくらい。

プロの演奏家の方達もそれは大いに感じている事でしょう。ヨーロッパやアメリカなら多少水準の低いパフォーマンスでも拍手喝采が起こるのが普通。だから例えば病院のロビーにこんな募集広告が出たりします。「ボランティア演奏家募集、ただしプロに限る。」というもの。これは実際に川崎市の大病院で見かけたものです。要はギャラはもちろんの事、交通費など経費も一切出さないけれど演奏水準はアマチュアレベルではダメ!プロではいとという矛盾した考え方。こういう感覚の人は実に多く、わたし達のようなアマチュア演奏家はいつも見下されていると実感します。オケ専というサイトで演奏募集の告知がよく出ています。高齢者福祉施設からの募集が多いのですが、施設の担当者の見識も大病院の担当者と同じ考え方です。わたしも何回か応募した事があります。でも返信が来た事は一度もありません。恐らく最初から音大出身のプロレベルの奏者しか望んでいないのでしょう。(それでいて謝礼&交通費も一切出せないという但し書き付き)だからそれ以外のアマチュア演奏家のようなゴミには返信すらしないという態度。なのでわたしは二度とこの手の募集に応募したりしません。

実際にママさんブラスのお手伝いでこういう施設で演奏した事は何度もあります。わたし達のようなアマチュア楽団でもギャラリーはとても喜んでくれましたから、変な線引きをする施設スタッフの考え方には怒りすら感じます。以前某SNSで施設担当者の怒りの投稿を見た事があります。「地元のアマチュア演奏家を読んだら下手くその素人だった。時間の無駄、有害な騒音でしかなかった。やっぱり頼むなら音大出の人に限る!」というもの。こういうポリシーが日本の文化水準を低くしています。私はプロ顔負けのアマチュア演奏家をたくさん知っています。でも前述のような尺度だと全部お断りの対象になるのです。

精神的に貧困で文化水準の低い人間に聴かせる音楽は無い!死んでも聴かせたくはない!

  民泊第1期の頃は無料送迎どころか無料の横浜観光までやっていました。でもこの観光アテンドは望まれないと知るやムダだからすぐに止めました。送迎サービスは羽田空港まで迎えに行く事もしばしばありました。こちらの方はさすがに燃料代1000円程貰っていましたが、迎えに行ったゲスト(特に中国人)が当たり前のような顔をして経費すら払おうとしない態度だったのでその内に止めました。今は最寄り駅(当館から700mほど)の往復だけに限定しています。ところがこちらの方も駅前にちょっと買い物に行きたいから車を出せ!というゲスト(特に中国人)が出てきたため、フリータクシーじゃないからと到着時、出発時の荷物を持っている時だけに限定することにしました。本当にキリが無い。ところが初期の頃に比べるとかなり限定的な送迎サービスもどうしたものかという問題に直面しています。というのはゲストから迎えに来てくれ、という要望があるのだけれど、「15時に着く。」とか18時にとか適当な時間を言ってきて実際に到着するのが30分後は当たり前で1時間待たされる事もたまにあります。今回は日本人のゲストでしたが、やっぱり正確な到着時間が分からない、とだいたい1時間後にと言われて改札で待つこと30分してやっと到着。送迎サービス自体を止めようとは思いません。でもこれは本来やる必要のない無料の付加サービスなのです。私も海外旅行を随分しましたが無料送迎してくれた宿は1軒もありませんでした。基本的に現地には自力で行くのが基本。だから重い荷物を持っての移動を考えて宿の候補を絞るという組み方をしたものです。でもゲストは無料サービスを当然の権利と思って(待たせるのも当たり前)要望してくる事が多くなったのでそろそろロスの無いやり方に変えようと思っています。正確な到着時間を書いてこないゲストには駅に着いてから連絡するようにと案内しようと思います。自分の家に宿泊させるサービスも線引きをしないと際限なく何でもOKだと勘違いしているゲストが結構いるので苦労します。この傾向は意外と予算の無い日本人に多い。当館は本当に安い料金設定だから前述のような感覚の人が来てもおかしくありません。本当に悩ましい問題なのです。