先日、千葉の佐原に行った帰り道に自衛隊の第1空挺団の基地の前を通りました。
ここが日本の最精鋭部隊の第1空挺団か、とそのゲートに刻まれた部隊名のカッコよさに身震いしました。
そんな自衛隊のエリート部隊に女性自衛官が着任したというニュース。女性で過酷な訓練試練を乗り越えて配属されたのは本当に凄い事だと思いました。ただ、今の日本が戦争状態でないからそんな女性の活躍ぶりを称賛できるのですが、実際に有事になったら・・。
空挺部隊は映画でも取り上げられそのカッコよさと鮮やかな作戦遂行ぶりに誰もが憧れると思います。
特に第2次大戦中のクレタ島攻略戦に於けるドイツ軍空挺部隊による島の制圧は世界にその凄さを知らしめました。
時の首相チャーチルも英軍に空挺部隊を研究育成し規模を10倍に増強するように命令。アメリカ軍も空挺部隊を創設する事になりました。
ところがクレタ作戦の実態は連合国が思っていたような空挺部隊による大活躍とは程遠いものでした。
作戦に参加した最精鋭のドイツ軍空挺部隊は約2万人。ところが戦死と行方不明(ほぼ戦死)は3千名を超え航空機も250機を失うという大損害を被った末の制圧劇でした。この作戦以降は大規模な空挺作戦は実施されませんでした。むしろ小規模なコマンドを送り込む作戦に特化したものになってきます。
ところがドイツ側のそんな大損害を把握していなかったのか、その後連合軍も大規模な空挺作戦を発動。
ノルマンディー作戦では2万人規模のパラシュート&グライダー部隊が参加しました。結果的に多くの目標を制圧したものの、戦死&行方不明合わせて6300名、負傷者も含めると9千名以上になる大損害を被っていました。
その後のマーケットガーデン作戦でも4万人の空挺部隊の内で死傷者1万人以上、捕虜6300名とこちらも大損害を被って作戦失敗となったのです。
パラシュートによる降下作戦は地上軍の狙い撃ちに遭い、また風に煽られて木や川に落ちて負傷する者、死亡する者が続出。
肝心な重火器を納めた箱が見つからずに包囲されて全滅する部隊もあったとか。
いくら訓練を積んだエリート部隊でも自然相手では手も足も出なかった模様。
そんな過去の歴史を鑑みれば、自衛隊の第1空挺団も活躍する場があるんだろうかといささか心配になります。
そう言えば昭和のアニメ、マジンガーZでは悪党側の鉄十字軍団というナチスドイツそのままのデザインの部隊が飛行要塞からパラシュート降下して研究所を襲うシーンが何回か描かれていました。
ところがいつも美少女戦士のさやかの操縦するロボットの豊胸ミサイルで呆気なく全滅させられるオチになっていたのは、歴史を熟知していたのか、作者さん。