円安が続いています。物価は今後も上がり続ける訳です。ガソリン1L200円は通過点で250円→300円とどんどん上昇していく可能性が濃厚になってきました。ガソリンだけではありません、ガスも電気もみんな連動して上がっていきます。殆ど輸入に頼るエネルギー価格が上昇すればすべてのコストが上がるから物価は更に上昇し、最低賃金の全国平均が1000円超えだなんて大騒ぎしているニッポン人ですから賃金はむしろ減らされてスタグフレーションがどんどん進むという構造はもう不変なのでしょう。でもこの円安、いったい誰が?と皆思うでしょう。海外の大手投資ファンドや機関投資家のせい?
確かに海外の大金持ちは円安は日本の国策だと本気で信じています。実際はそうなのだからタチが悪い。そういうイメージが定着しているから海外勢は安心して円売りドル買いを続けています。でも実際はそれだけではなかった。この間乗務中に乗ってきた高齢者のご夫婦。「今、みんなオルカンやってるから円安なんだ。」と言ってました。“オルカン”わたしにとって初めて聞く言葉でした。政府がニッポン人にアメリカ人並みに投資運用させようと躍起なのは皆さんもよくご存知でしょう。新NISAのオルカンというやつです。少額から始められて安定的に上昇していくからとにかく儲かる。商品の殆どが外貨建てだから円換算にするとこれほど儲かる安定的な投資は無いと今や大人気だそうです。日本人の個人資産は2000兆円以上。その大半が実は高齢者のものなのです。オレオレ詐欺がいまだに無くならない訳です。無くなるどころか手口が更に巧妙化しているのはこの高齢者の人たちがそれだけ資産を持っていて騙しやすく荒稼ぎできるから。そんなお金を持っている高齢者達の間でこのオルカンは儲かると大人気とのこと。円安になって大変、と言っているその人達が毎日せっせと外貨建ての外国株を買い、円売りドル買いに大いに貢献している訳です。つまり2000兆円もの資金を持った超大物投資家ミセスワタナベが円安をけん引しているという訳です。これでは円安は止まらない。1ドル160円を足場に次ぎのターゲットは1ドル170円。そのあとは180円と上がっていき1ドル200円は単なる通過点になる可能性大。そうなると誰も望んでいないガソリン1L500円とかパン一斤400円とか、そんな馬鹿みたいな世界になるのもわずか数年先の事なのです。第二次世界大戦を引き起こした当時のドイツと酷似し始める我がニッポン。さすがに戦争を起こす気力も根拠もないけれど、国が自滅するのは自明の理なのです。でも上がり続ける相場は存在しないからオルカンやっている高齢者の人達もいきなり為替が変動して老後の資産を全て溶かしてしまう可能性の方が高いかも・・。