カス倶楽部選手権 | 遥かなるゴルフ道

遥かなるゴルフ道

一歩進んで五歩下がる。この険しい道がゴルフ道。
そんなゴルフ道をもう少し喘いでみようか。
はてさて、後何年の猶予か…
●2013年度カス罰金積み立て金(ボーダーライン93) = ¥5,100(8/5現在24ラウンド) 8/5現在の平均ストローク=92.3(34.6)

毎度楽しいカス倶楽部のコンペ。
今回の倶楽部選手権の集いは、カス倶楽部のメジャー4戦の中の貴重な1戦なのである。
であるからにして、三重、愛知、静岡、神奈川、東京、埼玉から、遠路遥々長野のリゾート地に位置するゴルフ場へ皆が馳せ参じた。

いつも思う事なのだが、カス倶楽部の面々は、メジャー戦となると万難を排して集う事を至情の歓び、いやいや、何が何でも参加しなければと云う使命感さえ抱いているように思えるのだ。
今回も、密にお付き合いをしている倶楽部員の多くは、親睦を兼ねて密な時間を過ごそうと、前泊のスケジュールで集ったのだ。

宴席は相変わらずの盛り上がり様で、楽しい前夜祭はかなり深夜まで続いたようだが、加齢によるスタミナ不足の私は、早々に宴席を抜け出して床に就き、翌日のラウンドに備えた。
幹事役の「くぼたろう」組長から、私の恋人である「わるお」さんと同室と云う嬉しいプレゼントを受けたのだが、氏が寝床に就いた事を私は知る由もなかったのだ。
残念。

翌朝、前日から深夜迄降り続いた雨も上がり、高原特有の爽やかな晴天をプレゼントされた。
下界の蒸し暑さから解放されただけでも、この地を訪れた甲斐があるというものである。

この日の同伴者は、ここ最近ゴルフに目覚め、職を投げ打ってでもゴルフの真髄に近づこうとしている宇宙人アスリーター「わるお」さん、
わるおに負けた男リストには絶対に加わらないぜと、自信なさげに啖呵を切り続けている負け犬パチンカー「ヤン坊」。
そして、カス倶楽部内でも上級者スコアを軽々と叩き出したかと思えば、何でそんなスコアを出すのよと奥方からも不思議がられている、異様な程の優しさが取り柄の「ななんじゃ」さん。
こんな個性豊かなメンバーとのゴルフは楽しいものとなる事請け合いなのである。

予想通り、「わるお」さんは、しっかりゴルフをしていた。
同伴者全員、「わるお」さんが一心にゴルフに費やしている努力に、心から畏敬の念を抱いた。
グリーンを外してのチップインバーディーを容易く決め、その瞬間に天にも響く奇声を発しながら「バーディーだぜいッ」の一言にも、私ら同伴者は「お見事ッ!ナイスなバーディーだね」と歓びを共有した姿勢をとり続けたのだ。
絶対にわるおに負けた男リストには加わらないぜと決意している「ヤン坊」ではあるが、
「今日はドライバーのティーショットがイマイチだ。これさえ何とか修正すれば、自分のゴルフが出来るんだが…。それには¢÷※×♪¢△〒☆◯♯…」と続くのだが、そこまでは底知れぬ気の良い同伴者である筈も無く、愚痴には聞く耳を持たなかった。
この行為、きっとゴルフの神さまは許してくれる筈だ。

熱戦の結果、大きな怪我などあり得ない「わるお」さんと、結構やらかしてしまった「ヤン坊」は引き分けで終わった。
底知れぬ優しさが売りの「ななんじゃ」さんは、ゴルフ一直線の「わるお」さんに華を持たせたいと思ったのか、あっさりと勝ちを譲って差し上げていた。
私は高原の爽やかささえ戴ければ充分と、大人の判断で「わるお」さんに前回の勝ちを譲ってあげた。

同伴者皆、「わるお」さんのゴルフの上達振りを心から喜んだ。
ついこの前迄、「わるお」さんは何しにゴルフ場へ来るんだろうね~と云う単純な疑問を倶楽部員全員が抱き続けていたのだが、ようやくにしてゴルフ場では如何にして過ごすのかを理解した「わるお」さんの成長を同伴者の我々は心底喜んだのである。

がしかし、「わるお」さんはラウンド終了後、脱兎の如くゴルフ場を後にして、この夜に一人で過ごす温泉場に去って行った。
年輩者の私は、「温泉場への送迎バスはキャンセルして、後でタクシーで行けば良いじゃない」とアドバイスしたのだが、残念ながら「わるお」さんは温泉場への行程を優先してしまったのである。

そんな行動をとった「わるお」さんへ、年輩者の私だからこその敢えての苦言(口調も変えるよ)。

カスの面々が、万難を排して遠路遥々参集するのがカス倶楽部のコンペです。
幹事役は、数ヶ月前から段取りをして、メンバーの参集・散開迄の段取りを決めています。
「わるお」さんも幹事役経験者ですから、その内容は理解できるでしょう。
貴方が参加しなかったラウンド後のパーティーは、ただ単に懇談するだけの場ではありません。
いよいよお開きと云う段になって、参加者全員が幹事役の労を労い、感謝の言葉を贈ると云う大切な場でもあるのです。
この場こそ、大袈裟に言えば集う意味のある場だと私は理解しています。
そんな仲間に対して、軽々な態度をとる事は如何かと、頑固者の私は思います。
勿論、外せない所用がある場合もあるでしょう。
突飛な出来事が派生する時もあります。
決して最後迄居ろと云う事ではありません、誤解の無きように。
でも、どんな時でも大人であれば対処法がありますよね。
まあ、所詮遊びの場ですので、私の考えのように拘わる必要は無いとの声があるのも理解はできます。
今回のあなたの予定は、事前に自ら作った行動ですよね。
あなたが帰った事を知らなかった人が殆どでした。
でもね、親しい人程、礼を尽くすべきだと私は考えるのです。
親しい友人関係って、容易な努力では維持出来ないというのが私の人生経験からの率直な意見です。


とまあ、ちょっとかた苦しい内容となってしまいましたが、楽しいゴルフであったことは間違いありません。
言わなくても良い事を口にするのが私の癖ですので悪しからず。
「わるお」さんとの楽しいゴルフも、私の身体を考えると何時迄続ける事が出来るのか解りませんが、是非とも続けたいと願っています。
笑いっ放しの一日半、だらしなくなった私の腹の筋肉が鍛えれました。

楽しい時はアッと云う間に過ぎ去り、解散となりました。
皆と11月の再会を約し、楽しかったゴルフ場を後にしました。
帰路、とんkao号に同乗させて戴き、渋滞の中、都心へ舞い戻りました。
道中、ドライバーのkaoさんが睡魔に襲われないように、粉骨砕身、身を呈しておしゃべりし続けました。
そんな私の貢献的努力が功を奏したのでしょうか、無事に都心まで辿り着きました。
話し疲れた私と食事をお付き合いして戴いた後、来月のとんkaoホームでの再会を約してさよならしました。

立川駅から電車に乗った途端に蒸し暑さを感じ、ドッと汗が噴き出しました。
やはり都内の汚れた空気は、清らかな高原とは別世界だと理解しました。
来年のカス選手権は、ぜひとも下界とは別世界の高原ゴルフ場で開催してください。
参加できるその日迄、身体に鞭打ち、ゴルフを楽しめるように努力したいものです。
楽しい1日半をプレゼントしてくれた「くぼたろう」組長はじめ、参加者のみなさん、本当にありがとうございました。