四国歩き遍路 4回目 5日目: 宇佐町〜別格5番霊場〜土佐久礼② | 馬超の気ままウォーキング・趣味の記録

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歩いて歴史上の史跡や雰囲気の良い風情を楽しみながら歩くのが好きです。その土地の小さな史跡も大切で、ゆっくり時間が流れる場所が大好きです。日記のつもりで記録していますので文字が多くて読み辛いと思いますが、興味のある方は観て頂けたら幸いです。

※文字を貼り付けた関係から、途中まで大きめな文字になっています口笛


須崎の市街地に入ると、あるラーメン屋の前でお遍路さんが休憩されていますが、よく見るとSさんです。


私 :いやあ、良く会いますね爆笑Sさんは ラーメンですか? 私はこの先にある鍋焼ラーメンを食べようと思ってます。


Sさん : じゃあ、私もご一緒しようかなあ。


と、二人して鍋焼ラーメンの店に向かいます。


こちらも民宿汐風の女将さんから教えて頂いた、『まゆみの店』と言う有名な店でなんですが時間はまだ11時代なのに既に満席で、外で待ってる人に続いて私達も順番待ちです。

外で数分待って中に入ると、たまたま隣の席に他のお遍路さんがいらっしゃいます。


初めてで良くわからない私達に、そのお遍路さんが、注文の要領を教えてくれましたが、先に鍋焼ラーメンを頼み、その後にご飯を頼むと雑炊を作ってくれるそうです。


まずは、鍋焼ラーメンから食べましたが、スープはあっさりした醤油ベースですが、鍋焼と言うだけあって熱々です。

お遍路を歩き初めてから、それなりに疲れていた身体に温かいスープと塩気が身体に沁み渡ります。

Sさんも美味い美味いと満足そうに麺を啜ってますので、声をお掛けして良かったです。

もちろんその後、二人共にご飯を頼んで雑炊も完食したのでした。

いざ会計しようとすると、なんとSさんからご接待でラーメンをご馳走になっちゃいました。


外に出るとSさんはタバコを吸ってから行くそうなので、私は先に別格霊場『大善寺』を目指します。

ふと、Sさんの方を振り返ると、順番待ちしているお客さんと楽しげに談笑していらっしゃいます。

本当に明るくて爽やかなお遍路さんなんですよね。


須崎の街をのんびり歩いていると、程なくして『大善寺』に着きました。


大善寺は港街にあるお寺さんですが、本堂まではなかなかの急登階段を登ります。

しかしその分、眺めが良くて晴れやかな気分が味わえます。

↓本堂

↓大師像

今日は歩く距離が短めなので、ゆっくりとお参り出来るので有り難い限りです。

そう言う意味では1日の歩く距離は、20km代に設定しておくとゆっくりと散策したり、様々な気付きがあるんですよね。

私はバカだからついつい長い距離を歩いてしまい、色んなところに目を向ける事無く、お遍路をした気になっているんだと反省ばかりしています。


そしてこの大善寺さんでは、『二つ石』と言う弘法大師ゆかりの幻と言われていた石の発掘に成功されたそうで、実際に観ることも出来ました。


この『二つ石』の由来ですが、今は歩き遍路も普通に道路を歩いてますが、弘法大師の時代には山越えをショートカット出来る海岸も歩いていたそうです(大岐の浜などがその名残です)。しかし、歩けるのは干潮の時だけ。

でも荒波などで波に拐われる人も居て水難事故も度々起きていたそうです。

そこで、弘法大師が水難防止や海難事故を祈願したのが大岩であった『二つ石』で、その名残として『二つ石大師堂』が残っていただけでした。

ところが昔は海の上であった二つ石周辺は土砂が堆積して陸地が拡大。二つ石も土に埋まってしまっていたのでした。

その伝説と化した二つ石が発見されたのですから、関係者や近隣住民の方々の感激も相当なものだったでしょう!

聴いている私でさえも興奮して来ます。

↓こちらの写真はネットから


少しばかりですがご寄付させて頂き、錦の納札も頂戴致しました。


大善寺から国道沿いに歩いていると、須崎では有名な『しんじょう君』が居るローソンが見えて来ました。

『しんじょう君』は須崎のマスコットキャラクターで地元では大変な人気?らしいですよ。

なんで『しんじょう君』かと言うと、須崎の新荘川で初めて発見された、ニホンカワウソに因んで名付けられたそうです。


暫く歩くと、民宿汐風の女将さんがオススメしてくれた『安和駅』が見えて来たの休憩して行きましょう。

この安和駅はそばに海が見える珍しい駅で、鉄道ファンらしき人達が写真撮影されていて、それが程よくほんわかとした風景でした。

安和駅の横には休憩所兼交流サロンもあったので、こちらでもまったりと休憩しちゃいました。
スタッフの方々も親切な方ばかりですので、気兼ねなく休ませて頂けました。

続く