四国歩き遍路 4回目 5日目: 宇佐町〜別格5番霊場〜土佐久礼① | 馬超の気ままウォーキング・趣味の記録

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歩いて歴史上の史跡や雰囲気の良い風情を楽しみながら歩くのが好きです。その土地の小さな史跡も大切で、ゆっくり時間が流れる場所が大好きです。日記のつもりで記録していますので文字が多くて読み辛いと思いますが、興味のある方は観て頂けたら幸いです。

5日目(4月30日)が始まる。

今回の遍路も今日から後半に突入です。


遍路の朝は早い。

自然と6時前には全員が食堂に集合して朝食を摂りながら雑談が始まる。

話題は天気やお遍路の事。

(今日は曇りのち小雨の予報だが、降っても小降り程度かな)


Mさんは通し遍路2回目のベテランさんで、どちらかと言うと他人との関わりは少なめな方。

Sさんとは昨夜に続いてスマホ教室状態である。

途中でバスや列車を使いたいので、電車やバスの時刻を調べたい。

調べてあげるのは簡単だが、Sさんは私よりもかなり先まで区切るから自力で調べれるようになっていたいそうなので、アプリをインストールして使い方を伝えます。



今日は先ずはフェリーで埋立〜横浪に移動してから土佐久礼まで歩くルートだから距離も短め。

フェリーを使う事が遍路みちに指定されているなんて面白い。


7時10分の始発に間に合う様に汐風の女将さんがフェリー乗り場まで送ってくださった。

考えてみたら、昨日、女将さんが車で青龍寺まで送ってくださったから、この始発フェリーに乗れる。

実はこのフェリーに乗れた事が後のご縁へと繋がって行くのでした。

↓この奥が埋立港

↓始発だと待合室や券売所も空いていなくて、写真奥の船着場に船が来たら勝手に乗り込むシステム。

そしてフェリーが出航。


歩き遍路で船に乗るなんて。

お大師様も舟に乗ったそうだから、いいよねおねがい


数カ所に寄港して横浪港までは約50分の船旅だ。

乗客はお遍路さんばかりの6名。

一人台湾から来たお遍路さんがいらして、日本語は全く分からない様子。

社交的なSさんは台湾お遍路さんの同通アプリで楽しそうに会話されている。

本当に爽やかな明るい方である照れ


そうこうしていると、乗組員の方から間もなく横浪に着く旨のアナウンスで各々が下船の準備を始める。

↓横浪から次の波止場に向かう舟

下船して舟を見送ると、行動食を買いに波止場側のコンビニへ。

そこへSさんもやって来て、別れ際に「チョコを買ったけど、持て余しそうだから貰って」と、小袋数個をご接待くださいました。

Sさんはこのまま道を真っ直ぐ歩いて行きますが、私はこの先を右手に曲がって『佛坂不動尊』を目指して歩きますので、ここでお別れになります。

殆どのお遍路さんが道を真っ直ぐ進んで行きましたが、佛坂ルートに進むのは私と台湾の方だけになりました。

ところがこの台湾の方、途中で道を曲がらずに違う方向に歩いてます。

このままではマズいので正しい道を教えてあげると、納得したのか同じ方向に歩いて来たようで、ホッとしました。

↓この遍路小屋で小休止

↓途中、道路の真ん中にミミズが居たので避難させたり

金剛杖に留まって逃げない虫を葉っぱに避難させたりしながらもゆっくり歩いて行きます。。。

今日は歩く距離が短いから、ゆったりと歩けるんですよね。


↓佛坂不動尊の入り口

ここから左に降って行きます。

↓お大師様が修行したらしい

↓ちょっと滑るけど、枯れ葉が脚に優しい道です。

↓佛坂不動尊 本堂

↓前情報は全く無かったけど、非常に美しくて神聖なお寺さんでした。

横浪から須崎を歩かれる際には立ち寄る事をオススメします。

佛坂不動尊の案内板を読んでみると、お大師様が修行した際に感得し、岩に触ると不動明王が浮き出たとの由来から『岩不動』とも呼ばれているそうです。

岩不動は観ることは出来ませんが、清らかな空気がバシバシ伝わってくる場所でした。

例の台湾お遍路さんもお堂の前で白衣まで脱いでゆっくり休んでいます。

佛坂から県道を須崎に向かって、長閑な道を歩いて行きます。

途中、ネコちゃんを眺めたり、買い食いしたりしながら須崎の街に入って来ました。

↓思わず買い食いしたオシャレな店

↓珍しくて愛嬌のあるネコちゃん


次に続く