武市半平太旧宅とお墓参りの後は、32番札所 禅師峰寺に向かいます。
幕末に触れると、いつも同じ思いが巡ります。
幕末の志士達の生き方に比べたら、私はなんとつまらなく、燃えることもなく、ダラダラと生きてるんだろう、、、
youtuveなどの情報では十市小学校側から登る方が楽だし風景も良いらしいので、途中から一部だけ遍路みちとは違う道を経由して、再度、別の遍路みちに合流します。
↓十市小学校横を抜けて
↓突き当たりが禅師峰寺への遍路みちなんですが、ケモノみちみたいに見えます。
↓でも少し歩くと竹林の歩き易くて気持ちの良い道である。
遍路みちを抜けると霊園に出ますが、ここからは遍路はシールありません。
ただ前方にお寺が見えてるので何となく歩いてたら、
↓禅師峰寺に無事到着。
何故か、『ぜんじぶじ』と言う響きが好きです
↓山門を潜り本殿に向かう参道には、見事な奇岩があります。
↓大師もこの奇岩を観て、この地は特別な地だと感得されたそう。
↓こちらの鐘も下に穴が掘られてました。
音が響くんだそうです
↓本殿
↓大師堂
↓境内から見下ろした景色
↓見事なお不動様です
↓禅師峰寺から降って行きますが、確かに小学校側からよりは険しいですね。
普通の遍路ルートなら県営フェリー(無料)で雪蹊寺に向かいますが、私は桂浜に寄りたいので浦戸大橋に向かって歩きます。
午後ののんびりした空気感
↓この路地から前出のママチャリ姐さんが、ビューと曲がって行きました。
呼び止めようにも名前が分からない。
縁が繋がる人とそうで無い人。
↓色んな方から歩かない方が良いとアドバイスがあった浦戸大橋
歩道が狭い上に車の通りが多いからなんだとか。
中でもトラックが横を通過すると風で煽られて怖いらしい。
私はバカだから、歩いてみたくなる。
結局、日曜日だからかトラックの通過は無くゆっくり歩けました。
↓桂浜が近づいて来た
↓そして、二十年以上ぶりに龍馬さんに再会。
ここに来たいが故にルートを曲げ、宿も桂浜に取りました。
龍馬を見上げると、そこには厳しい視線があった。
龍馬の後には若い頃の自分も居た。
熱い視線に身体が硬くなる。
眼が離せない。
ふと、後にいる若い頃の私との会話が始まった。
あれからかなりの時間が経ったけど、若い頃の様な燃え立つ情熱は薄らいでいる。。。
いつなんどきに路端で屍を晒すとも、我、人生に悔いなしの覚悟をしていた志士への憧れ。
そんな事を考えながら生きていた若い私。
龍馬や幕末の志士、若い私に今の自分は胸を張れない、、、、
どうしたものか、、、
ただ、
ただ、ここに帰って来て良かった。
それだけは自信を持って言える。
そんなことを考えていたら、今日の宿、民宿坂本に着いた。
↓素朴な宿に素朴な女将さん。
この日は私と車と自転車を組み合わせて周るお遍路さんの2名だけであった。
長く、色んな事があり、色んな事を考えたた1日が終わる。
この日歩いた距離(スマホ表示): 44.8km
この日歩いた歩数 : 49085