前回からの続きです。
後半は五台山や植物園を歩いたり、ちょっと不思議な事があったり、幕末縁の史跡を巡ったりと盛りだくさんな遍路になります
↓民家の中をクネクネと歩いて行きますが、案内板がマメに出ているので助かります。
↓こんな感じて細い路地を歩きます
↓すると五台山へ向かう石段が見えて来ました
↓登りではありますが、斜度もそこまではキツくない登りやすい石段でした
この辺りからお墓が沢山ありますので、辺り一面が霊園の様ですね。
後から聞いた話ですが、高知出身の会社の同僚のお墓もこの霊園だそうです。
↓そうこうしていると、牧野植物園に足を踏み入れてました
↓植物園の中ですが、お遍路さんは植物園のご厚意により無料で通行出来ます。
有り難い事ですね
↓トビカヅラと言う植物だそうです
たくさんのお客さんが見入ってましたので、珍しいんでしょうね
↓この植物園では有名な、ツヅラシイの板根
↓こんなフカフカの道も歩かせて頂きました♪
↓写真には人が映り込まない瞬間を撮影してますが、めちゃくちゃ人がいます
特に家蔵連れやカップルに女性が目立ちます
そんな中で、私(お遍路さん)はかな〜り浮いちゃってます。
この辺りで幼稚園児くらいの子供が寄って来て、
子供「ママー、この人、変な格好してるよ〜」
と、指差しながらシゲシゲと私を見つめています。
お母さん「こら〜、指差しちゃダメでしょ!、すみません😅」
私「いえいえ、変なオジちゃんだよね〜」
子供「んー」
子供ながらになんと返事をしたらいいのか迷ったんでしょうね。微妙な表情をしてました
そして、本当はお遍路さん専用出口がある筈なんですが、見つけられずに正面入り口から外に出して貰えました。
ここにも沢山のお客さんが居て、皆から珍しそうにガン見されちゃいましたー
植物園から出ると竹林寺は目と鼻の先です。
↓31番札所 竹林寺
↓鐘を打たせて頂きましたが、下に穴が空いてます良く響くようにですかね。
竹林寺は山門の前に籠鐘があるので、戻り鐘にならないように注意しましょう。
↓山門の仁王像
歴史を感じます
緑が豊かで気持ちの良いお寺さんです
↓本堂
↓大師堂
↓一言地蔵様
こちらの一言地蔵は御利益が強いと聞きました
↓五重の塔
見事な五重の塔ですよね。
竹林寺さんは大変気持ちの良いお寺さんで、見応えがありました♪
↓竹林寺から降りて、次に向かいます。
一見、落ち葉でフカフカに見えますが、落ち葉のしたは石畳なので雨の日は滑らないように注意が必要かな。
↓五台山を降りると、下田川沿を左手に進みむす。
私はこの辺りの日陰で昼食を食べました♪
途中の『瑞山橋』を渡って、楽しみにしていた『武市半平太さんのお墓参り』に向かいます。
↓この案内板から左に入ります。
↓武市半平太さんの旧宅(中には入れません)
↓武市半平太資料館
資料館奥にお墓への階段があります。
↓武市半平太さんと奥様の富さんのお墓
ここで不思議なことがありました。
お墓までの石段を登って来ると、お墓の縁石に一人の若い女性が座っています。
会った瞬間に感じる程に不思議なオーラを纏い、膝の上で丁寧に両手を組んで美しい音色の鼻歌を奏でているのです。
私が頭を下げて挨拶すると、その女性も静かに頭を下げて返しながらも鼻唄は続けておられます。
何の曲かは分かりませんが美しい曲です。
鼻歌を聴きながら、お墓の周りを清掃して木陰に置いていたリュックまで戻って安芸で頂いたビワを取り出して墓前に戻ると、今し方まで居た女性の姿が見えません
あれっ?
ほんの一瞬だったのに?
と気になっちゃって石段から博物館の方にも目を走らせますが、姿が見えないのです。。。
いくら何でもそんなに早く下までは行けない筈。。
四国と言う神秘的な地で、お遍路と言う非日常な事をしていますから、私自身不思議な方向に物事を観ているのだと思いますが、それにしても不思議です。
不思議ではありますが嫌な感じは全く無くって、むしろ良い出会いであったと今でも思っています
もし夢を観ていたのでは無かったら、あの人は天女や妖精と言った存在なのでしょうか。。。
ちなみに私は霊感などは全くありません
↓武市半平太さんの墓
↓奥様 富さんの墓
手を合わせて暫く佇んでいると、数人の参拝者が来られたので墓前を後にします。
↓武市半平太資料館に入ります
↓武市半平太に関する展示
↓土佐藩士の脱藩に関する資料
↓そして、資料館から瑞山神社も参拝出来ます
ここで武市半平太に纏わる歴史の話をすると、かなり長い説明が必要になりますので、興味がある方はネットなどで調べてみて下さい。
ただ私が何故、武市半平太さんの墓前を訪れたのかは描かせてください。
幕末の歴史の中で尊敬する人は間違いなく坂本龍馬さんになります。
しかし、私が親近感を感じるのはサブキャラクター
。
才能に恵まれつつ、その愚直な生き方故に主役には成りきれない不器用な人。
比較するのも失礼なんですが、私もどちらかと言うと不器用で損をする方に選択する生き方をしているので、武市半平太さんに自分を重ねてしまうのでしょう。
それに、高知は何処に行っても坂本龍馬推し
観光的には正解なんでしょうが、武市半平太や岡田以蔵、那須信吾などの志士にももっと触れて欲しい。
龍馬と同じ様に国を思い、熱く潔く散って行ったのだから。。。
次に続く