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見た、気になってる映画館

クラシック映画を中心とした映画講評ブログ。
主に「知ってるけど見た事はない映画」になってしまっている偉大なる映画をテーマにします。核心的なネタバレは一切なし。とはいえ当方は相当なにわかファンなので内容はうっすい。
明日レンタルするDVDの参考にどうぞ!

最近ちょこちょこ気に入った映画をDVDで購入しはじめました。マイベスト5に入る「12人の怒れる男」「エイリアン2」をもう一回みなおして良い映画は何度みても面白いと思ったものです。
さて、今回はレニングラードからロードムービつながりでセレクトしてみました。
ロードムービーはなかなか当たり外れがありますね~。
星の王子さまの様な鉄板ロードムービがやっぱり一番??


ストレイト・ストーリー(1999)

見た、気になってる映画館-ストレイト・ストーリー

監督 :デヴィッド・リンチ
出演:リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク
ストーリー:
年老いて、一人では立ち上がれない程腰の弱いアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)のもとへ、兄ライルが心臓発作で倒れたという連絡が入る。家族の反対を押し切り、350マイル離れたライルの元へ、トラクターにのって出かけるのであった。

■トラクターで旅にでるおじいちゃん
という、ちょっと変わった設定です。旅先々で出会う人々との交流に何かしらの意味を感じるようなロードムービーの王道というべき話。もうそう長くはなさそうなおじいさんが行きてるかもわからない兄に会いにいくんです。道中若者に人生のヒントを与えたり、トラクターでの無茶な移動を心配されたりとハートフルなお話。
徐々に語られる兄との関係。頑に自分だけの力、トラクターでの移動にこだわるアルヴィンに妙に感情輸入してしまう。なんだかんだ旅をして、辿り着いた結末は驚くようなことは一つもないけれど、そうそう兄弟ってこうだよね、と思うんです。最近会ってない兄弟のいる人は是非見てほしい。そんな映画です。
デヴィッド・リンチ監督と言えば視聴者に内容を考えさせる難解映画で有名ですが、このストレイト・ストーリーは彼の作品とは思えない程のまさにストレートなお話です。

次回はおじいちゃん系か、兄弟ものか、リンチ監督か、そこらへんで!
ここんとこサボってました!
けど色々映画は見てますよ。
本年度もよろしくお願いします。
ということで一発目は前回の三十四丁目の奇蹟の主役
サンタクロースの故郷であるフィンランドの映画をテーマにします。
ジェームス・ディーンはまた今度。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989)

見た、気になってる映画館-レニカウ

監督:アキ・カウリスマキ
出演:マッティ・ペロンパー レニングラード・カウボーイズ
スト-リー:
シベリアの民族音楽バンド、レニングラード・カウボーイズは一山あてようとする悪徳マネージャーウラジミール(マッティ・ペロンパー)に連れられアメリカを目指す。道中クラブ等で演奏を行い資金稼ぎを目指すが、ロックが主流のアメリカではロシアのポルカはまるでウケない。道中ライブを繰り返し、ロックの影響を受けた彼ら独自の音楽を徐々に形成していくのであった。

■田舎者がロックを覚えるロードムービー!
話しとしてはバンドが発展していくロードムービーで田舎者のレニングラード・カウボーイズ徐々にロックを理解し、吸収していくという感じ。バンドを演じるのはフィンランドの実際活動しているバンドだそうです。ポルカ→ロックの流れが音楽だけでも楽しませてくれます。

■とんがりブーツにリーゼントの奇抜スタイル
この映画一番の特徴はレニングラード・カウボーイズのファッションとヘアスタイルでしょう。「奇抜」という言葉がよくにあう。いろいろととんがってます。これは民族衣装だそうなんですがぶっ飛びすぎててなんか格好良さすら感じます(笑)

■語らないアホなお話
正直、この映画のストーリーはスッカスカで内容は全くないと言って良い程です。
しかし、酷い見るに耐えない映画かといわれるとそうではなく、むしろ好感がもてるのです。ぼくはグリム童話「ブレーメンの音楽隊」を連想しました。ブレーメンでは、動物達は各々気ままに音楽を楽しみますが結局ブレーメンに行く事はなく、なんのためのはなしだったのか??というあのお話。なんとなくですが。内容なくても楽しさが伝わる様子はまさにアレ。
また、カウリスマキ監督の映画は口数が少ないで有名だそうな。この映画も例外ではなく一部の人物を除いてセリフはほとんどありません。しかしベースはコメディなんですね。シュールな装いと行動で、語る事なく笑わせるとこはしっかり笑わせる!すばらしい。いろいろとズレてる様子がクスリとさせられる、そんな感じです。

次回はロードムビーで何かかこうかと思います~
前回から雪国のイメージで着想。
ちょっと強引ですがクリスマスも近い事ですし、今回はこれで行きます!

見た、気になってる映画館-三十四丁目の奇蹟
三十四丁目の奇蹟(1947)
監督 :ジョージ・シートン
出演者 :エドマンド・グウェン、モーリン・オハラ、ナタリー・ウッド
ストーリー:
クリスマス商戦まっただ中のニューヨーク。ふとしたきっかけで自分を本物のサンタと主張する老人クリス(エドマンド・グウェン)はサンタ約を引き受ける事になる。クリスは子ども達に絶大な支持を受けおもちゃ売場の人気者になる。そんなクリスの願いは、サンタを信じないデパートの人事係ドリス(モーリン・オハラ)とその母を気遣い、サンタや夢を信じなくなった少女スーザン(ナタリー・ウッド)にサンタの存在を信じてもらうことであった。

■クリスマス映画の金字塔
本作は数回リメイクもされている人気作です。ヒューマンコメディがベースですが軽くファンタジーも入ってるのかな。クリスを演じるエドマンド・グウェンのサンタクロースの名演は見る人を童心に返らせます。小難しい設定のない、クリスと母娘の交流を描く古き良きアメリカの良心映画ですね。
物語りは夢一杯の子ども達のためのクリスマスと、その裏側でビジネスチャンスと考える大人達の濃淡差を映画いています。その間にクリスが達、大人の都合を子どもに押し付ける事のないクリスマスを目指し、奮闘するわけです。クリスの良心溢れる接客はファンを着々と増やしますが、それに便乗して他のデパートも二番煎じを飲むとかことごとく姑息なわけです。

■奇跡というかなんというか
後半はとある問題で裁判沙汰になり、法廷劇とか夢一杯のクリスマス映画らしからぬ現実的なシーンとなります。「34丁目の奇跡」はここでなされるわけですが、裁判のシーンも内容も非常にチープな感じがします。もうちょっとなんとかならんかったものか(笑)ですが最後の最後で「34丁目の奇跡」の本当の意味がわかるようになってました。ちょっと強引ですが、ハートフルなラストです!

さて子役のナタリー・ウッドですが、大人ぶった少女が少しづつ心を開いていく様子を名演しています。他の作品だと「理由なき反抗」にでていました。全然気づかなかった(笑)この時代の映画子役は意外と大きくなってからも活躍するんでしょうか?日本だと子役で売れるとヒットしないみたいなジンクスありますが。
ということで次回は「理由なき反抗」かなにかジェームス・ディーンでいこっかなと思います。