久しぶりに中国ドラマです。
覆流年~復讐の王妃と絶えざる愛 (チャンネル銀河)
各地の港を司る商家の娘、陸安然。
ある日、皇子 穆澤と出会い、恋に落ち、正妃となる。
しかし、権力に拘る穆澤とすれ違うようになり、
裏切られ、陸家も滅亡する。
安然ももはやこれまで、と自死を選ぶ。
しかし彼女がまた目覚めた時、様子が違う。
なんと嫁ぐ前に時間が戻っていた!!
という、不思議なタイムスリップから始まる話。
安然はもう一度人生のやり直しのチャンスを与えられたと思い、
以前の失敗を繰り返さないよう、行動するんですね。
まずは穆澤との出会い・結婚から、以前とは違う道を選ぶ。
これは面白そう、、掴みは良い。
もうすでに相手の本性や行動を知っているので、先回りしたり
回避できたりするのが、面白かったのですが、
途中からそれが失速しはじめ、、、
後半は普通に女たちの嫉妬の戦いみたいになってしまったのが残念ポイント。
ヒロインの安然は頭も良くて、商才もあるという設定なのに
あまりそれが活かされてないというか。
最初の人生では、冷血な夫のために人生を棒に振るという感じだったので
やり直し人生は嫁がずに商いの道でガンガン進んでいくのかと思ってたら、
ちょっと違った・・・・
最初の夫の9弟・穆川(ボクセン)が思いを寄せてくれ、
安然も彼に惹かれるのですが、陸家のために気持ちを断ち切る、、というのに
あまり陸家の様子が描かれないので、安然は何のために行動しているのか
視聴者は時折分からなくなります。つまり説得力がない。
安然には弟もいるんだけど、この弟はダメではないけど全然奮起しない子だしねえ。
そして穆川とのカップリングも何だか姉弟のようにしか見えないんだなあ。。。><
で、ジン・チャオ様。
何だか私はこの方に絶大な信頼を置いていることに気が付いたのです。
今回も、ジン・チャオが出てるってことで即視聴を決めたわけですし。
なんだろう、彼が出演するものはどこか信頼しているのねw
彼は私の好みの男子とは違うけど、彼の暗い光を宿す目が
いつも不幸だったり、我慢を強いられる役だったりが多い。
そんなわけで、なんだかジン・チャオに同情→応援になってしまってるみたいです。
今回の役は、ヒロインに対しての敵役、穆澤。
なんだけど、そういうわけで無意識に穆澤に肩入れして見ているんですよね。
安然の二度目の人生は、彼を避けて生きているのだけど、
自分を避ける安然に逆に惹かれていく穆澤。
最初の人生で安然を捨てた穆澤だけど、二度目は安然を心から求めていた・・・
しかしなびかない安然、、ということで
悪縁で結ばれた二人なんだね。
結局、穆澤は父王に逆らってしまうわけなんですが、
その理由は父に愛されなかっただけということのような気がしてなりません。
拗らせ男子だったのか。。
でも9弟・穆川にはずっと優しい兄で、この兄弟の絆にはほろっとしました。
(ところで9弟というからには、間には5,6人くらい兄弟いるはずですが、一人しか出てこない)
最後まで見て、果たして二度目の人生は、安然的には納得がいったのかしら。
陸家を守る、というミッションは果たしたとは思えますが。
安然よりも、どうも穆澤が主役に見えちゃったのは
私のジン・チャオ贔屓のせいでしょうかね。