14.異人たち | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

見終わったとき「牡丹灯籠」みたいな話だなあと思いました。

異人たち

シナリオライターのアダムは、長いことマンションで孤独に暮らしていたよう。

そんなある日、同じマンションに住むというハリーが親し気に訪ねてくるが追い返す。

その後、アダムは亡き父母と暮らした街へ行ってみると

手招きする人がいる。それは亡き父だった・・・・

 

12歳の時にアダムは交通事故で両親を亡くしているのだけど

子供の頃のコミュ障、その後の孤独な生い立ちが現在のアダムに影を落としているよう。

そして幼いアダムが抱えていた闇を両親も気づいていながら、何もできなかった、

両親との不思議な再会で、お互いその穴を埋めていくような会話に泣けました。

大人になったアダムが幸せなのかを問う父母の気持ち。

アダムもだんだん癒されていき、ちょっと明るい気持ちになったのか

ハリーとの関係も深くなっていきます。

(まあこういう描写は「匂わせ」でよかったと思うんですが意外と長い)

両親といよいよのお別れの時

父親の「愛しているよ」の言葉。この言葉はアダムがきっと心から欲しかったものでしょう。

 

ここまでは美談、幻想的なお話なんですが

ラストが驚きました。

日本版は見ていません。

え!そういう事なの?え、え、え、、、ってな感じで終わりまして

冒頭の感想となりました。

ちょっと「シックスセンス」を見たときのような衝撃でしたw

 

最初から大きなマンションに暮らしているのがアダムとハリーだけ

っていうのもなんか不思議、というか、怖くないの?って思ったけど

そういうことなんだ、もしかしてアダムも・・・??