見終わったとき「牡丹灯籠」みたいな話だなあと思いました。
異人たち
シナリオライターのアダムは、長いことマンションで孤独に暮らしていたよう。
そんなある日、同じマンションに住むというハリーが親し気に訪ねてくるが追い返す。
その後、アダムは亡き父母と暮らした街へ行ってみると
手招きする人がいる。それは亡き父だった・・・・
12歳の時にアダムは交通事故で両親を亡くしているのだけど
子供の頃のコミュ障、その後の孤独な生い立ちが現在のアダムに影を落としているよう。
そして幼いアダムが抱えていた闇を両親も気づいていながら、何もできなかった、
両親との不思議な再会で、お互いその穴を埋めていくような会話に泣けました。
大人になったアダムが幸せなのかを問う父母の気持ち。
アダムもだんだん癒されていき、ちょっと明るい気持ちになったのか
ハリーとの関係も深くなっていきます。
(まあこういう描写は「匂わせ」でよかったと思うんですが意外と長い)
両親といよいよのお別れの時
父親の「愛しているよ」の言葉。この言葉はアダムがきっと心から欲しかったものでしょう。
ここまでは美談、幻想的なお話なんですが
ラストが驚きました。
日本版は見ていません。
え!そういう事なの?え、え、え、、、ってな感じで終わりまして
冒頭の感想となりました。
ちょっと「シックスセンス」を見たときのような衝撃でしたw
最初から大きなマンションに暮らしているのがアダムとハリーだけ
っていうのもなんか不思議、というか、怖くないの?って思ったけど
そういうことなんだ、もしかしてアダムも・・・??