読書記録。
年末にドラマ化されたのを見て、なかなか面白かったので、読んでみました。
結構な厚さにちょっとひるんだけど。
32歳の都は将来に向けての不安が払拭できないでいる。
母は病気がちで目が離せない、そろそろ結婚したいが相手がいない、
仕事も今一つパッとしない。
そんな中で出会った貫一。
気は合うのだが、彼の学歴や無職であるが故に、彼でいいのか、
彼がいいのか、都は悩みます。
確かにね、20代後半から30代くらいは私も悩みました。
先が見えない苦しみ。自分がどの方向に向いていけばいいのか、とか。
だらしないので、そのままずるずると今に至っていますが。。。
ケセラセラな我が人生。
もうこの年齢になるとそういう事では悩まないですね。別の悩みが出てくるかもですが。
自分のこの頃を思い浮かべながら面白く読みました。
悩む彼女に助言する友達や、年下の同僚のいう事が、鋭くて理にかなっていて
なるほどなーと思ったり、あまりにすっぱりと言うのが面白かったです。
原作に忠実にドラマ化されていたので、おおよそのあらすじが分かって読んだので
わりとすらすらと読めました。
で、ドラマには無かった都と貫一のその後が描かれていたのが良かったです。
ドラマではこの二人の今後に仄かな明るさが見えたけど、後はご想像に・・・という感じでした。
小説では、しっかり描かれていて、私もすっきりしました。
面白かったです。