山岸凉子先生
レベレーション(啓示) 完結しました。
ジャンヌ・ダルクの生涯を描いたこの作品
昔から彼女についてはとても興味を持っていたのですが、
この頃のフランスの歴史が難しく、まだまだ全てを理解したとは言えません。
いろいろ本は読んだのですが・・・
一介の小さな村に住んでいた少女が神の声を聴き、
そのお告げに従い、兵を引き連れフランスのために戦場へ行く。
しかし、いろいろな思惑(この辺が難しい)から、彼女の立ち位置が微妙になり
ついにはイギリスの捕虜となり宗教裁判。
彼女を罪人(異端)とするために、聖職者たちは
その身分とは思えない卑劣な尋問の罠を仕掛けます。
果たして彼女の言葉は真実か否か、はもう本人にしかわからない世界です。
山岸先生の描き方は理想的だと思いました。
そこが描ける漫画のだいご味です。
とても面白かったです。
1年1回の刊行で実に6年。
萩尾望都先生の王妃マルゴと同じペースで、
しばらくはこの二つの漫画を楽しませてもらいました。
でもすべて終わりました。
ちょっと寂しいですね・・・