OVER THE RAINBOW は名曲だなあ、、と常々思っていました。
なのでこの曲で一世を風靡したジュディ・ガーランドの生涯に興味があって。
ジュディ 虹の彼方に
往年のスターの伝記映画が次々と制作されていますが
海外のスターたちが栄光の影にいかに悩みを抱えていたか、
当時はもちろん語られることがなかった真実の姿に驚かされます。
(だからこそ映画にもなったのだろうけど)
ジュディ・ガーランドも同じように、オズの魔法使いのドロシー役で人気を博した後
その人気に溺れ、自由なふるまいから世間から忘れられた存在に・・・
やはり彼女も愛を求め、成功を求め、だけども上手くいかないジレンマが
お酒や睡眠薬に手を出して・・・
人間は弱いなあと思います。その場限りで逃げても解決にはならないのに。
結局は自業自得でもあり、その事に気が付かない限り、上向いてこないのですよね。
反面、彼女が子役時代にいろいろな制約を受けていたこと・・
眠らないでも大丈夫なように覚せい剤的な薬を常用していたり
権力者からのハラスメントなど、華やかな世界の裏事情は悲しいです。
恋人も舞台も失った彼女が、大事なものは何かに気が付いて
OVER THE RAINBOWを歌う最後のシーンには泣かされました。
ジュディと彼女のファンのゲイカップルとのエピソードは楽しく、そして最後に活かされるという演出です。
ジュディ役のレネー・ゼルウィガーは
ゴールデングローブ最優秀主演女優賞を獲得しただけあって熱演。
歌も口パクのように見えたけど彼女本人が歌っているとあってびっくり。とても上手でした。
よく宝塚でも使われる「トロリー・ソング」やっぱりこの曲楽しいな♪
ジュディ・ガーランドの歌だったとは知りませんでした。
47歳で世を去った彼女。若いですね・・・
名曲とともに彼女の人生に思いを馳せることができました。