「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -298ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金子兜太『日常』、 第十四句集。

2009年6月(ふらんす堂)初版から3ヵ月の

9月に第二版がでている。

ちょうど90歳になる年で、この頃には

第51回毎日芸術賞特別賞を受賞

第2回 小野市詩歌文学館賞を受賞している。


「この日常に即する生活姿勢によって、

踏みしめる足下の土が更にしたたかに身にしみてもきた。

郷里秩父への思いも行き来も深まる。

徒に構えず生生しく有ること、その宜しさを思うようになる。

文人面は嫌。

一茶の「荒凡夫」でゆきたい。

その「愚」を美に転じていた<生きもの感覚>を

育ててゆきたいとも願う。

アニミズムということを本気で思っている」。

これは兜太によるあとがき。

 

 



◆『日常』より

秋高し仏頂面も俳諧なり

安堵は眠りへ夢に重なる鞨の頭

濁流に泥土の温み冬籠

左義長や武器という武器焼いてしまえ

みちのくに鬼房ありきその死もあり

長寿の母うんこのようにわれを産みぬ

民主主義を輸出するとや目借時

炎暑の白骨重石のごとし盛り上る

母逝きて雲枯木なべて美し

いのちと言えば若き雄鹿のふぐり楽し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月、NHK交響楽団90周年、

シャルル・デュトワ指揮による「カルメン」演奏会形式、

1、2幕を観る。


オーケストラが舞台上からの演奏なので、

いっそう「音楽」が明快に響く。


カルメンは期待の新星ケイト・アルドリッチ。

華やかな美貌、演技、声、新たな「カルメン」を彫琢する。

着ていることでさらにエロティックな

真紅のドレスがなんて似合うことか。


エスカミーリョはあのダルカンジェロ。

むせ返るような「男」っぷり。


ホセは対照的に繊細な、一途なテノール。

ちょっとあのヴィブラートのかかった声はつらい。


ミカエラはシルヴィア・シュヴァルツ。

清楚な容姿、声もまさにぴったり。


歌手たち、演技をしての歌唱で、

このまま舞台になるのでは。

2幕5重唱のキレのよさ。


3、4幕は来週放映とか。愉しみ。



◆指揮:シャルル・デュトワ

 

 



カルメン:ケイト・アルドリッチ

ドン・ホセ:マルセロ・プエンテ

エスカミーリョ:イルデブランド・ダルカンジェロ

ミカエラ:シルヴィア・シュヴァルツ

モラーレス:与那城 敬


ダンカイロ:町 英和


レメンダード:高橋 淳


フラスキータ:平井香織


メルセデス:山下牧子


スニーガ:長谷川 顯

 


合唱:新国立劇場合唱団


児童合唱:NHK東京児童合唱団


◆歌手のプロフィールはこちらから
  http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=567

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

水熟るるさあ沈丁花をつぶてとし         掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耿耿と雛の双眸流れけり               掌

 

(こうこうとひいなのまなこながれけり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆流し雛については、こちらをどうぞ。

淡島信仰と流し雛
http://www.geocities.jp/seijiishizawa/NewFiles/hina-okuri.html#Anchor-11481

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほのほのと鳥語で爺は雛遊び            掌

 

         (ちょうご)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆雛・雛祭・桃の節句・桃の日・雛の節句・初雛

 

内裏雛・紙雛雛飾る・雛道具・雛菓子・雛あられ

 

雛の灯・雛の客・雛の宴・雛の宿・菱餅・白酒

 

流し雛・雛送り・雛納め・雛市・雛店
 

 

三月三日。

 

女子のいる家で雛人形を飾り、白酒、菱餅、


桃の花などを供えて祭る行事。
 
 
流し雛は雛を川や海に流すことによって、

穢れを流すという信仰による。
 
 
雛納めは雛人形をしまうこと。

雛市は雛祭りの前に立つ雛人形の市。


春の季語。
 
 

 

◆雛祭りには画像の兎のお内裏さま、

立ち雛そして陶器の雛を飾っています。

お花は家の咲きだした白梅を供えて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春寒の月の光りに素手ひたす             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆春寒・春寒し・寒き春・春寒(しゅんかん)

春の寒さをいう。



春の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沈丁花月光浴の舌の荒れ             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆沈丁花

ジンチョウゲ科の落葉低木、中国原産。


早春、香りの高い淡紅白色の花を開く。


白花品や葉に隈取りのある品種もある。



春の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩をしていると

どこからともなく「あら、いい香♪」

沈丁花が咲き始めました。


沈丁花とは、香木の沈香のような良い匂いがあり、

丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、

という意味でつけられた、そう。

学名の「Daphne odora」の「Daphne」は

ギリシア神話の女神ダフネにちなんで、とのこと。

家にもあったのですが、

ある年に枯れてしまって・・・

 

 




(白花   画像は「季節の花」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

「前橋の美術2017 ~多様な美との対話~」を観た。

建物の正面にチラシを反転させた、

赤地に白の展覧会のパネルがどーんとあって、

人目をうばう。

https://www.facebook.com/maebi.triennale/photos/a.705437869608336.1073741828.700061710145952/794998463985609/?type=3&theater


アーツ前橋を舞台に、初の「前橋の美術2017」に

前橋市ゆかりの作家48名が参加。

絵画・彫刻・版画・写真・書・工芸・インスタレーションなど

作品がずらりと並ぶ。

昨日26日まで。


司修、絵画ではなくインスタレーションをふくむ、

立体の「OkinawA」、ダクトをガジュマルの樹樹にみたてた、とか。
https://www.facebook.com/maebi.triennale/photos/a.705437869608336.1073741828.700061710145952/803935796425209/?type=3&theater

上毛新聞
https://www.facebook.com/maebi.triennale/photos/a.705437869608336.1073741828.700061710145952/799239670228155/?type=3&theater


高畑早苗の絵画、

背に羽を持つエキゾチックな眼差し、

ときに鋭く、ときに魅惑的。
  https://www.facebook.com/maebi.triennale/photos/a.705437869608336.1073741828.700061710145952/799883140163808/?type=3&theater


ベテランの塩原友子。

大作の他にやわらかな絵手紙も。

書の住谷夢幻。

写真の関口明。


アーツ前橋 ホームページ (作品の画像はこちら)。
 http://www.artsmaebashi.jp/?p=8315

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あなたはどの教科書の、

どの朔太郎の詩を読んできましたか」

という問いかけで、始る展示。

「はじめて出逢ったあの日へ ー教科書の中の朔太郎ー」が

前橋文学館 オープンギャラリーで催されている。



朔太郎の詩や詩論は

400を越えて掲載されているとか!

教科書掲載の朔太郎作品を、

初出の教科書やパネルで展示してあり、

むろん朔太郎詩の<生>原稿が飾られて。


小冊子「教科書掲載の萩原朔太郎詩」のプレゼントも。

 

ちらしの少年はむろん朔太郎。



◆ 2017年03月18日(土)まで。

◆前橋文学館 3階オープンギャラリー 

◆無料