大虚空青海亀の泳ぐ泳ぐ 掌
◆海亀・亀の子・銭亀・子亀
イシガメ、クサガメなどの亀の子が、
夜店やペットショップで売られている。
夏の季語。
大虚空青海亀の泳ぐ泳ぐ 掌
◆海亀・亀の子・銭亀・子亀
イシガメ、クサガメなどの亀の子が、
夜店やペットショップで売られている。
夏の季語。
夏あふれたちまち攣れる蟻の足手 掌
渾身のツェッツェ蠅の遠近法 掌
◆蠅・家蠅・金蠅・糞蠅・馬蠅・牛蠅・肉蠅・縞蠅・黒蠅
青蠅・鼈甲蠅(べっこうばえ)・猩猩蠅(しょうじょうばえ)
五月蠅(さばえ)・蠅の声
双翅目の昆虫。種類が多い。
伝染病を媒介したりする不快な虫の代表。
五月蠅(さばえ)は夏の初めに群がる蠅。
夏の季語。
蠅は近頃見なくなりました。
歳時記にあまりに蠅の種類があるのにびっくり。
しゃらしゃらしゃらと沙羅の花背ける 掌
父の背に沙羅双樹の降りしきる 掌
◆沙羅の花・夏椿・姫沙羅・沙羅咲く・沙羅散る
ツバキ科の落葉高木、ナツツバキのこと。
山地に生息する。
7月ごろ、ツバキに似た五弁の白花をつける。
娑羅双樹(さらそうじゅ、しゃらそうじゅ)
日本において娑羅双樹(沙羅双樹)、
サラノキ、シャラノキ等とされているものは、
ツバキ科のナツツバキ。
日本において無常の象徴とされているのが
この植物のことである。
夏の季語。
緑夜ですどこぞに耳を落としたような 掌
◆緑夜・夏の夜・夏の宵・宵の夏・夜半(よわ)の夏
夏の夜は短い。
夏の一日の疲れを、納涼などしていやす。
夏の季語。
「萩原朔太郎を朗読する Ⅱ」、
詩集『月に吠える』、今年が刊行されてちょうど100年。
前橋文学館で「月に吠える」展を開催中。
『月に吠える』 挿画・田中恭吉「冬の夕」(前橋文学館蔵)
その『月に吠える』から、
「序」と詩を四篇を朗読した。
序は詩的散文というか、
終りなどは散文詩といってもいいか、と。
朔太郎の生々しい声が聞える。
「過去は私にとつて苦しい思ひ出である。
過去は焦燥と無為と悩める心肉との不吉な悪夢であつた。
月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。
疾患する犬の心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。
犬は遠吠えをする。
私は私自身の陰鬱な影を、
月夜の地上に釘づけしてしまひたい。
影が、永久に私のあとを追つて来ないやうに。」(序より)
悲しい月夜
山居
干からびた犯罪
殺人事件
この四篇の詩を朗読。
行行子ゴシック体の漢です 掌
(おとこ)