「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -222ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜、咲きました!

染井吉野がいくつかひらいて、

ひっそりという風情。

散歩によくゆく公園でのこと。


風はそれなりに冷たいのになんともけなげ。


二分咲き、満開のさくらを愉しみ、

散る花、はなびら、桜蘂と

どれもそれぞれの趣。

いよいよこれから♪




今日27日、

前橋気象庁から「開花宣言」が出ました。

昨年より2日遅れ、

平均より4日早いとのこと。

 

 


 

 

 


まだまだ、こんな蕾がたくさん  

 


       (画像はウキペディアより)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連句「春雨」、撒き終わりました!


捌きは三島ゆかりさん。

連中(メンバー)は凱さん、

 

媚庵さん、遊凪さん、裕美さん

玉簾さん、青猫(掌)です。



2019年2月19日(火)から

2019年3月11日(月)まで。



この期間で575、77をつらね

 

36句巻き上げた!?

ただならぬ疾走感です。




◆七吟歌仙「春雨の巻」を

捌きのゆかりさんがブログにアップされました。こちら。
  https://misimisi2.blogspot.com/2019/03/blog-post_20.html




◆七吟歌仙「春雨の巻」評釈はこちら
  https://misimisi2.blogspot.com/2019/03/blog-post_41.html

 

  •  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

句集『月球儀』

刊行1年になりましたが、

<金子兜太アーカイブ>で

とても丁重に紹介していただきました。


皆川博子、金子兜太の帯、

プロフィール、

 

目次、

<ノスタルヂア>萩原朔太郎・撮影写真にそえた句、

そのなかから一句鑑賞。



さらに「全容より一章をアップしたほうが

著者の美意識が伝わると思いました」

との管理人のご配慮で

「さくら異聞」の全句がアップされています!?

 

 

金子兜太アーカイブはこちら(2019年2月14日)
  https://kanekotota.blogspot.com/2019/02/blog-post_19.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山本掌 句集『月球儀』

刊行して1年になります。

さまざまな思いが去来した1年でした。

なによりもこの句集を

見ていただきたかった兜太先生の他界・・・

句集を出すにあたって、

力をかしてくださった方々への感謝を

あとがきに記しました。

こちらです。

 

 

 

 

 

 

 




   謝辞 あとがきにかえて

句集『月球儀』は

『銀(しろがね)の』一九九二年刊

『朱夏の柩』、一九九五年刊、

『漆黒の翼』二00三年刊に続く第四句集になります。

表題を通奏低音とした連作と「俳句から詩へ」という

俳句からインスパイアされた詩からなっています。



句集名は二00六年創刊の<俳句を支柱とした>

わたしの個人誌「月球儀」から。

毎号特集を組み、

 

現在までに六号を刊行いたしました。

そのなかでも萩原朔太郎の撮影写真に句を書く

という素晴らしい体験でき、この句集へ。

朔太郎の孫で前橋文学館館長の

萩原朔美氏の快諾をいただけたこととてもうれしく、

 

感謝申し上げます。

原版はすべて萩原朔太郎記念・前橋文学館所蔵。

同館の学芸員小林教人氏のご協力によるもの。

 

ありがとうございました。



朔太郎は前橋生まれの同郷というだけでなく、

その繊細にして、特異な感性の<詩>に惹かれ、

 

どのくらいになることか。

声楽においても萩原朔太郎の詩による歌曲に取り組み、

リサイタル<萩原朔太郎をうたう>を催している。



加藤かけい句

 

<井を晒すくちびる死より青かりき>に触れた衝撃で、

詩を紡ぎだすということを体験したことも忘れられない。

お身内の方に励ましていただけたこと、お礼申しあげます。

装画・扉は気鋭の伊豫田晃一氏の

 

「ヴァンパイアのトリプティク」の三連画。

画家で作家、そして装幀家の司修氏に

句集を飾っていただけたのは望外のこと。

お二方により印象的な表紙になりました。

どうぞ、ご覧ください。深謝申しあげます。

妖しくも美しい幻想小説、<悪>のしたたる歌舞伎もの、

ただならぬ底力のヨーロッパを舞台とした長編。

敬愛の小説家皆川博子氏による文は

なによりのはなむけとなりました。

馥郁とした花束のよう。

 

こころより御礼申しあげます。


俳人金子兜太との出会いは俳句との出会いでもありました。

兜太先生七十歳のころ。

壮年のエネルギーにあふれた圧倒的な存在。

その<人間>のふかさ、そのあたたかさ。

まさに<俳諧自由>。



金子兜太主宰「海程」を二〇一八年九月に終刊と決断された。

そのこと、兜太先生のもとでの俳句を纏めようと思い定めました。

この句集のことを兜太先生にお話したところ

「いいじゃないか。その志や、よし」と激励され、

帯文―とてもユニークなーを掲載することに。

ふかく深く、感謝申しあげます。


 
その荒凡夫・金子兜太師、

二〇一八年二月二十日に旅立たれました。

「海の程(みちのり)」を歩むことができたか、

とみずからへ問いつづけながら、

 

編んだ句集となりました。

師への、豊饒な言葉の<海>への

 

一花(いちげ)となれ、と念じつつ。

  
   霧を裂きゆく言の葉を一花とし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シェーンベルク」の歌曲、ピアノ曲を聴いてきました。

東京・春・音楽祭2019の

「東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ」。

偉大な作曲家の軌跡をたどる今年のテーマは

 

<シェーンベルク>。

日本・オーストリア国交樹立150周年を記念するコンサート。

シェーンベルクは十二音技法や無調音楽。

まさに現代音楽の改革者。

シェーンベルクがすでに100年となっているのに驚きます。

「グレの歌」、「浄められた夜」は後期ロマン派のよう。



このコンサートで歌われた

「感謝」はロマンティックで劇的な曲でした。

そこから10年、無調へ、十二音技法へ。


演奏は、現代音楽を得意とする実力派ぞろいで、

 

松平敬のどんな曲であっても

 

素晴らしく明晰でいて、あたたかい。

 

池田香織の充実した声。

 


バリトン:松平敬&ピアノ:中川俊郎 
   
 メゾソプラノ:池田香織&ピアノ矢田信子
  
 ピアノ須藤千晴 
  
白井史人(日本学術振興会特別研究員)のお話で進行。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プログラムはこちら
 
 東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.6

<シェーンベルク――20世紀に翻弄された巨>
  ~偉大な作曲家の軌跡をたどって

    (日本・オーストリア国交樹立150周年記念)

2019.3/21(木・祝)15:00 
上野学園 石橋メモリアルホール


●曲目

 山鳩の歌(《グレの歌》より) 

 感謝 op.1-1

 2つの歌 op.14
  I. 私は感謝するにはおよばない
  II. この冬の日々に

 渚にて

 4つの歌 op.2

《6つの小さなピアノ曲》 op.19
  I. Leicht, zart (軽やかに、柔らかく)
  II. Langsam (遅く)
  III. Sehr langsam (非常に遅く)
  IV. Rasch, aber leicht (速く、しかし軽やかに)
  V. Etwas rasch (いくぶん速く)
  VI. Sehr langsam (非常に遅く)

《架空庭園の書》 より
  第10曲 待ちこがれて私は美しい花壇をみつめる
  第12曲 深い草地の中できよらかに憩うとき
  第14曲 これ以上言わないで
  第15曲 わたしたちは夕闇の中にいた

《5つのピアノ曲》 op.23

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「ウェルテル」を初日(19日)に観てきました。

メゾソプラノ・藤村美穂子さんを聴きにいったのですが、

もうもう素晴らしくて、圧倒的なシャルロット!

藤村さんをオペラで聴くのは初めて。


いまさらですが、ディクションのなんと美しいこと。

今回のフランス語も明瞭で、子音そして母音、

言葉が明晰で、それが声の響き、メロディーも際立ってきます。

声それ深みがあって、美しい。

ずっと聴いていたくなる心地よさ。

磨きぬかれたその声はしなやかな絹糸、

それが撚りあわされ、艶をたたえてあでやかで、

芯はゆるぎなく、それでいて柔らか。

声は藤村さんから出ているのですが、

<音>のドームとなって、彼女をつつみ、

劇場いっぱいにひろがってゆく。

ウェルテルの愛の言葉をあびている

その背や横顔、感情のゆらぎと

「いえ、いけない」という理性のせめぎあい。

シャルロットの性根を<生きている>。

シャルロットが誠実であるからこそ、

その<愛>と<現実>とのはざまで苦悩する。

三幕の「手紙の場」から

 

「涙を流させるままに」は圧巻。

「手紙」の肺腑を抉るような切実さ、

「涙」ではこちらも滲んできて・・・

窓のむこうには雪が降っていました。


ウェルテルはアルバニアのテノール、サイミール・ピルグ。

ヴィジュアルも、背丈もあって素敵です。

なによりも詩人にみえました。 

声は明るく、のびやか。

ときおり響きが引っ込んだりしましたが。


指揮はイギリス人ポール・ダニエル。

演出はニコラ・ジョエル。

ドイツの村の木木、第2幕では背景に山々、

自殺するウェルテルの部屋には書棚に本。

マスネーの音楽の流れにそった、演出でした。


あまり上演されることのない「ウェルテル」、

藤村シャルロット、

24日(日) 26日(火),

 

まだ間に合います♪

 

 

◆舞台写真はこちら
 https://www.facebook.com/search/top/?q=%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%80%8C%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%AB&epa=SEARCH_BOX


◆藤村美穂子 公式HP
   http://www.mihokofujimura.com/index_jp.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎のグラバー邸に

プリマ・ドンナ<喜波貞子>の

オペラで用いた衣装・小物など数々の品々が

展示されている。




喜波貞子(きわ ていこ)とは

1902-1983 大正-昭和 時代のソプラノ歌手。

明治35年11月20日横浜生まれ。

祖母は山口きわ,

 

祖父は来日 オランダ人薬学者のヘールツ。



17歳で単身ミラノに行き,

 

大正11年「蝶々夫人」でデビュー 。




松永伍一『蝶は還らず プリマ・ドンナ喜波貞子を追って』

をふと手にし、知った。

松永伍一、ほんの糸のような手がかりから、

喜波貞子を追って、迫ってゆくその道程は

奇跡的と言っていいほど。


ブックデータよりひくと

ポーランド・ワルシャワの元監獄で、

著者は一体の手作りの日本人形を見つけた。

誰が誰をモデルに作ったものなのか。


謎を追ううちに1920、30年代のヨーロッパで

圧倒的な人気を集めたプリマ・ドンナの存在を突きとめる。


オランダ人医師と日本女性を祖父母に持つ

彼女の「蝶々夫人」はヨーロッパ中を魅了した。

ポーランド人の夫は抗独レジスタンスの闘士として

彼女の陰で謎めいた行動を示す


―ミラノ、リスボン、パリ、ワルシャワ、ウィーン、

横浜、ニースと6年の歳月をかけた追跡で

ミステリー・ゾーンの中から

華麗な人物像が浮び上った。


第二次大戦前のヨーロッパに一瞬の光芒を放った、

日蘭混血のオペラ歌手。

ヨーロッパ各地を巡って掘り起した会心の

スクープ・ノンフィクション」とある。


蝶々夫人の喜波貞子



喜波貞子、横浜でゆたかに育ち、

母親は宮内庁御用達のオートクチュールを経営し、

数々のコンサートやオペラを見て、

「私はオペラ歌手になる」といったのは3歳のこと。

横浜で声楽をテノール歌手アドルフォ・サルコリに習う。

(余談になりますが、

萩原朔太郎がマンドリンを習ったのはこの人。

このサルコリ、マンドリン工場に働いていて、

その美声を認められてオペラ歌手に)


ミラノに単身留学し、その2年後には

スペインで「蝶々夫人」でデヴュー。

その活動期間は第二次世界大戦あたりまで。

その後はニースに居をかまえ、後進の指導。


その間のドラマティックな生涯、

その足跡を松永が丁重に、熱く、

辿ってゆく道のりは

この『蝶は還らず』をお読みいただきたい。




◆長崎「喜波貞子展」中ほどから画像
   
 http://hiroonechan.fc2web.com/nagasaki/nagasaki10.htm



◆ youtube 喜波貞子「ラ・パロマ」

(このような録音が残っていました!?)
  https://www.youtube.com/watch?v=ZosFnRa-LsQ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいま河津桜、満開!

 

市ノ坪公園(前橋駅南)に5本ある河津桜、

 

爛漫というにふさわしいその姿。

 

青空のもと

まさに艶やかな桜色。

 

 

近くに桜守がいらして、

 

それはそれは大切に育てているとか。

 

まだまだたっぷり楽しめそう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミモザ黄金色鉄橋は錆びはじめ              掌

 

     (こんじき)