山本掌 個人俳誌「月球儀」7号、
完成しました♪
句集『月球儀』を2018年に上梓しました。
山本掌の第四句集になります。
帯に小説家・皆川博子さん、
師の金子兜太先生。
装幀は司修さん、
装画は伊豫田晃一さんに飾っていただき、
瀟洒な句集になりました。
その句集『月球儀』の書評を
「月球儀」7号に収録しました。
エッセイストの関容子さんのあたたかく力の籠もった評。
俳人・堀本吟さんの精緻な解析、
俳人・岡田一美さんの鋭い文、
俳人・三島ゆかりさんはブログで七回連載。
思いがけない指摘も多々。
どのように腑分けされているか、ご覧ください。
掌俳句の鑑賞。
兜太先生、主宰誌「海程」誌上での
最期の鑑賞となりました。
安西篤さん、竹内一犀さん、若森京子さんは「海原」誌にて。
前号評を安西篤さん、堀本吟さんに。
写真は加藤國子さんの「草木紋」。
加藤さんの個展「杜」を新宿ニコンサロンで拝見。
そのモノクロの静謐な世界に惹かれて。
個人俳誌「月球儀」伊豫田晃一さんによる
装画・緻密な線が圧巻の鉛筆画。
この作品も収めた『伊豫田晃一作品集』を二冊続けて
2019年刊行(エディシオン・トレヴィル 河出書房新社発売)。
「月球儀」7号の装画・題字・扉・裏表紙、
すべて伊豫田さんによるもの。
こちらもどうぞお愉しみください。
お問い合わせはメッセージから
うけたまわりますので、お気軽にどうぞ。
歌劇 バーバーの「ヴァネッサ」を
録画で観ました。
このオペラは初めて。
グラインドボーン音楽祭 2018年の公演。
サミュエル・バーバーの
オペラ「ヴァネッサ」Op.32 は。
1957年の作品。
米国ではメト初演され、ピューリッツァー賞を受賞。
ストーリーはこちら。
ヴァネッサは恋人を20年間待ち続け、
現われたのはその恋人<アナトール>と同じ名の息子。
アナトールはヴァネッサの姪エリカと関係を持ち、
ヴァネッサと婚約します。
婚約の日、身ごもっていたエリカは失踪、そのおり流産。
ヴァネッサとアナトールがパリに旅立ち、
エリカが<待つ人>となる。
初めは英語のオペラにビミョウな違和感があったのですが、
この「心理劇」といっていいほど緻密に構成された舞台、
歌手がじつに歌唱も演技も、素晴らしい。
姪のエリカをヴァネッサの<影>と位置づけ、
くっきりと狂気すら感じさせる人物を、
綾なす心象を形象化しています。
若き日のヴァネッサのようなエリカ、清楚な一幕、
ヴァネッサとアナトールの婚約で、錯乱してゆく二幕、
諦観にいたる三幕。
「エリカ」というタイトルでもいいほどヴェレーズが凄い。
ヴァネッサ:エマ・ベル品位のある容姿・声。
老医師のアルバートはシリアスな心理劇のなかで、和みます。
アナトール:モントヴィダスはチェーン・スモーカーで、
いかにものその<存在の耐えられない軽さ>。
老男爵夫人:プロウライトの存在感。
演出はウォーナーの力量発揮でしょうか。
エリカの死産のシーンを冒頭おき、ドラマは始まります。
絵画の額縁を巨大化した舞台道具では
覆われた布のむこうに裏の心理が映し出されて。
舞台美術、衣装も秀逸で、音楽の流れを体現していました。
暗い心理を表現するプロジェクション・マッピングとライティング。
フルシャの指揮。演奏に惹かれました。
じつによく練られたプロダクションで、
愉しめたオペラでした。
ヴァネッサ:エマ・ベル
エリカ:ヴィルジニー・ヴェレーズ
アナトール:エドガラス・モントヴィダス
老男爵夫人:ロザリンド・プロウライト
老医師:ドニー・レイ・アルバート
<指 揮> ヤクブ・フルシャ
<演 出> キース・ウォーナー
<合 唱> グラインドボーン合唱団
<管弦楽> ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2018年8月14日 グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス)
(画像は公式サイトよりお借りしました)
咽喉熱し驟雨は北をめざしけり 掌
(のど)
◆驟雨・夕立・ゆだち・よだち・白雨
驟雨は盛夏のにわか雨で、
短くさっと降り渡る。
夕立は局地的に降り、雷を伴うこともある。
また、夕立は馬の背を分けるなどといわれる。
夏の季語。






