まだまだ咲いている、さくら、桜。
飛花、落花、残花、桜蕊、
さらに葉も。
新緑があざやか。
桜蕊
このさまざまな桜を
同時に見られる、今年のさくら。
名残を目に焼きつけて♪
「道明寺」、
歌舞伎座2020年2月公演をはやくもETVで放映。
菅丞相こと菅原道真役、
仁左衛門の品格ただようお姿。
この役を演じられる役者はこの仁左衛門しか、
考えられないほどのニン。
その姿、たたずまい、
それはそれは見事で目が釘付。
玉三郎がなんと菅丞相の伯母の覚寿役を演じる![]()
玉三郎の覚寿は二度目で8年前の初役のおり、
あの玉さまが婆の役![]()
と思いながらも、歌舞伎座に足を運びました。
この婆さま、杖での折檻、
刀をふるうなどなかなかにアクティブで、
さすがの玉さまの存在感でした。
芝翫の判官代輝国、
孝太郎の立田の前、
歌六の土師兵衛、
弥十郎の宿禰太郎もよくて。
そして勘九郎が中間役で
付き合っているのもうれしいご馳走。
この録画はもう永久保存版♪
句集『艸』は山本 潔さんの第一句集。
山本さんは秩父に生まれ。
その句は自然がゆたかに生きづいて。
句柄、句のことばもすっきりと自然体。
360句を収める『艸』。
装幀:奥村 靫正
装画:星野絢香
俳人の大木あまりさんのやわらかで丁重な序文。
その一部が帯文になって。
俳句誌「艸」を創刊し、主宰。
◆山本 潔(やまもと きよし)
1960 年、埼玉県秩父市生まれ。
2009年、吟行グループ「ユリシーズ」に参加。
「花暦」(舘岡沙緻主宰)、
「海程」(金子兜太主宰) を経て、
2020年、「花暦」の後継誌として「艸」を創刊主宰。
俳人協会会員。
◆『艸』自選12句
木洩日さへ重たき昼の牡丹かな
白シャツや文語動詞の活用表
行く秋やレコード盤の針の傷
一茶忌のパンとチーズと赤ワイン
寒牡丹香のあるやうな無きやうな
麻衣ひと日の皺を増やしたる
シャム猫に新米炊けてゐる匂ひ
冷蔵庫開ければガラス壜の音
教会の白き羽根ペン朝涼し
花種を蒔きて夕暮迎へけり
薬缶なき単身赴任半夏生
ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯