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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝は鈍色の空から、雪。

風花より本格的に降りそう、と見る間に

うす陽がさしてきたり、

また雪、また陽が、と不思議な空模様。

19日に開花宣言があった前橋、

もうもう、すっかりさくらが満開。

ただ風は凍てついて冷たく、

心もとなく桜がゆれて・・・

 

 

 

 

 

 




前橋市ノ坪公園の定点観測、

染井吉野は爛漫と咲いて、

枝垂桜も、

 

白い大島桜も開花♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨秋の二期会「蝶々夫人」、録画で観ました。

この「蝶々夫人」はザクセン州立歌劇場、デンマーク王立歌劇場、

サンフランシスコ歌劇場と二期会の共同制作。

宮本亜門演出の新しいプロダクション。

蝶々夫人:大村博美
スズキ:花房英里子
ケート:田崎美香
ピンカートン:小原啓楼
シャープレス:久保和範
牧田哲也(蝶々夫人の子、青年時代)

なんといっても宮本亜門による斬新な視点に驚きました。

蝶々さんの自害から30年後、

アメリカに渡っていた蝶々さんの子供が青年になり、

病んだピンカートンから手渡された手紙で、

その蝶々さんとピンカートンとの<劇>を知る。

そこで前奏曲があざやかに切って落とされる。

こんな印象的な始まりは見たこと、聴いたことはなかった。

母・蝶々夫人に寄り添い、その愛にこころを寄せ、

苦悩する、その青年「ドロール」を黙役の牧田哲也が

じつに巧みで、ひしひしと迫って、

「蝶々夫人」の悲劇がいっそう明確になってくるよう。

各幕の冒頭にこの黙劇をはさんで、オペラは進んでゆく。


この宮本「蝶々さん」では通常より

「母と子」のモティーフが重きをなしているようで、

花の二重唱でも子役が活躍して。

このオペラでのピンカートンは悪役・許せない男でなく、

蝶々さんを捨てた軽薄な自分を後悔して、

苦渋にみちて、死に瀕している、としている。


舞台・装置:ボリス・クドルチカ。

座敷や障子など日本家屋的なものは小さな部屋があるだけ。

黒と白の紗幕とこの部屋が精妙に移動し、各場を構成している。

プロジェクション・マッピングは花の二重唱などに使われて。

衣装:高田賢三とメイクは「日本的」。

第1幕の禿、舞子や親戚など<和>なのだけれど、

どこまでもケンゾーカラー。

ヤマドリが帝国海軍の軍装なのにはびっくり。

蝶々さんへの純情ぶりもかつてない。

蝶々さんは髪型、メイク、ドレスなどは

さらにケンゾー色が濃くて、で山口小夜子風。

蝶々夫人の大村博美、清楚でいて、

秘めた強い想いのこもった歌唱。

小原啓楼のピンカートン、軽薄で横柄な士官。

久保和範のシャープレス領事、あたたかい。

指揮者バッティストーニは、もうもう熱い。




 

 

 



蝶々夫人:大村博美
スズキ:花房英里子
ケート:田崎美香
ピンカートン:小原啓楼
シャープレス:久保和範 ほか

<指 揮>アンドレア・バッティストーニ
<演 出>宮本亞門
<衣 装>髙田賢三
<合 唱>二期会合唱団
<管弦楽>東京フィルハーモニー交響楽団



収録:2019年10月2・4日 東京文化会館 大ホール
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月20日は句集『月球儀』を刊行した日。

2年前になります。

書評、鑑賞など俳句誌やネットに

ずいぶん取り上げていただきました。

個人俳誌「月球儀」7号に

そうした書評などをまとめたのが昨年。

2019年「俳壇年鑑」に載り、

その12月にも書評が俳誌に出たのは驚きでした。


ただいま開催中の装画・伊豫田晃一さんの

「幻の書架」展 渋谷Bunkamuraナディッフモダンに、

敬愛の小説家・皆川博子『クロコダイル路地』の

お隣に置いていただいています♪

 

 

 

 

 

 




◆『月球儀』刊行時のブログはこちら

句集『月球儀』、完成いたしました。

『銀(しろがね)の』一九九二年刊

『朱夏の柩』、一九九五年刊、

『漆黒の翼』二00三年刊に続く第四句集になります。


表題を通奏低音とした連作と

「俳句から詩へ」という俳句からインスパイアされた詩からなっています。

句集名は二00六年創刊の<俳句を支柱とした>

わたしの個人誌「月球儀」から。

 
装画・扉・題字は気鋭の伊豫田晃一氏の

「ヴァンパイアのトリプティク」の三連画。

画家で作家、そして装幀家の司修氏の装幀で

句集を飾っていただくことができました。

お二方により印象的な、インパクトのある

表紙になりました。

帯文は敬愛の小説家・皆川博子氏。

そして金子兜太師のユニークな一文。

皆さまのお力を得て、

句集『月球儀』を刊行することができました。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河津桜、

 

前橋市ノ坪公園ではやわらかな若葉が、

 

花と競いあっています。

 

目白の鳴き声もにぎやか。

 

やっと肉眼で見ることができました♪

 

 

 

陽当りのいいところでは

 

もうこんなに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

短歌誌「井泉」は、

 

歌人の春日井建さんを師とした方々の歌誌。

 

 

かつて春日井建さんが選者の

 

短歌の番組「列島縦断短歌王国」に

 

一度、投稿したことがあります。

 

その一首です。

 

 

 

かつてNHKにBSが3チャンネルあったころ、

春と秋に一日づつ、

「列島縦断短歌王国スペシャル」

「列島縦断俳句王国スペシャル」という番組が

午前11 時~午後4時にわたって放映されました。

ご存知の方、いらっしゃいますか?


司会はアナウンサー加賀美幸子、

審査員は俳句、短歌界の重鎮の方々。

全国各会場からの句会・歌会の中継、

東京のスタジオでは番組の冒頭に「題」が発表され、

FAXで投稿し、すぐに審査員の方が講評する。

 


5時間の長丁場。

俳句が7、8000句、

短歌が3、4000首の投稿が

全国から寄せられていました。


<短歌>に投稿したことがあって、

その時の題が「水」と「葡萄」でしたか。




        耿耿と刻の運河のただなかを

         青く眠れる水の猫あり        
   掌

 



この時の審査員・歌人春日井建(かすがい けん)氏の

特選に選ばれました。

三島由紀夫が「現代の若き定家」といったその人(!?)

番組内、電話で春日井さんとお話しできたのも懐かしい。



              画像はそのおりに書家が書いてくださったもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポピー、この季節になるとまずこの花。

花屋さんから持ってくると

室内のあたたかさであっという間に開花♪

路地ものは4月や5月。

鳥が運んだのか、

家の庭にも小振りのポピーが。

今年も咲くかしら?

 

 

 



 

(季節の花300より)

 

 


コクリコといえば、

 

与謝野晶子のこの短歌。



  ああ皐月(さつき)


  仏蘭西(フランス)の野は


  火の色す


  君も雛罌粟(こくりこ)


  われも雛罌粟(こくりこ)





◆ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟、学名:Papaver rhoeas)は、

ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。

グビジンソウ(虞美人草)、

コクリコ(フランス語: Coquelicot)、

シャーレイポピー (英語: Shirley poppy) とも呼ばれる。

(ウキペディアより)