「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -181ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アクナーテン」フィリップ・グラス(1937-)

初めて舞台を観ることができました!

2019年11月8日にメトロポリタン歌劇場で

上演をはやくもオペラストリーミングに。

 

 

 






言語はエジプト語、ヘブライ語、アッカド語で、

グラスはエジプトに出向き、エジプト学者 から

アクナーテンが実際に読んだという歌のテキストを手に入れた、とか。

オーケストラ、弦はヴィオラでヴァイオリンは使われていない!?

出演者の驚異的な声・歌・演技はすばらしい。

 

 

 

 

 

 



アクナーテンはアンソニー・ロス・コスタンゾ。

このカウンター・テノールの声が不思議な酩酊をよぶ。

そして、演技というより様式化した

ゆったりとした動きはじつに象徴的。


グラスのミニマル・ミュージックの繰り返しが瞑想にいざなうよう。

 

 

 

 

 

 

 



ケヴィン・ポラードの絢爛豪華な衣装、

美術そして照明とあいまって

エジプトのファラオの壮麗で、

豪奢をあらわしてあますところがない。

 

 

 

 

 

 



マクダーモットの演出では

古代エジプトの壁画からイメージを得たという

ジャグリングが多様されて。

 

 

 

 

 

 



  AKHNATEN「アクナーテン」 MET初演 

■フィリップ・グラス作曲
■エジプト語、ヘブライ語、アッカド語上演
■初演:1984年ロッテルダム

■演出:フェリム・マクダーモット

■指揮:カレン・カメンセック(METデビュー)

■衣装:ケヴィン・ポラード



■配役:アクナーテン:アンソニー・ロス・コスタンゾ

    ネフェルティティ:ジャナイ・ブリッジズ(METデビュー)

    ティイ王妃:ディーセラ・ラルスドッティル

    義父アイ:リチャード・バーンスタイン


明日の7:30まで配信されます。

   https://metoperafree.brightcove.services/?videoId=6163423762001



























 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫陽花はたまゆら人間の錘            掌

               (じんかん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メトロポリタンオペラ、第14週目になりました!?

なんとグラスが“ポートレイト三部作”として

 

手がけた2作品が登場。

「アクナーテン」、これは2019年上演。

フェリム・マクダーモットの演出で上演されました。

このおぺらは平和を求めて

 

宗教改革を断行した古代エジプト

国王アクナーテンの、悲劇的な末路が描かれる。


そして「サティアグラハ」2011年上演。

マクダーモットとジュリアン・クローチが演出。

“非暴力、不服従”を意味する“サティアグラハ”を

掲げて人種差別と戦った、

インド独立運動の指導者マハトマ・ガンジーの物語。

なかなか観られないグラスの作品、

貴重な配信です。

 

 

 

 

 

 



ただいま、レオンタイ・プライスがレオノーラを歌う

ヴェルディ作曲「運命の力」、

1984年公演を配信中♪




https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/

このアドレスへゆき、日にち、タイトルをクリック。

オペラの画面になったら、

左下の三角(右)をクリック、ご覧になれます。




Wednesday, June 17
Gluck’s Iphigénie en Tauride
Starring Susan Graham, Plácido Domingo, and Paul Groves, 

conducted by Patrick Summers. 

From February 26, 2011.

Thursday, June 18, and Friday, June 19
Verdi’s La Forza del Destino「運命の力」
Starring Leontyne Price, Giuseppe Giacomini, Leo Nucci, and Bonaldo Giaiotti, 

conducted by James Levine. 

From March 24, 1984.

Saturday, June 20
Philip Glass’s Akhnaten
Starring Dísella Lárusdóttir, J'Nai Bridges, Anthony Roth Costanzo, Aaron Blake,

 Will Liverman, Richard Bernstein, and Zachary James, 

conducted by Karen Kamensek. 

From November 23, 2019.


Sunday, June 21
Philip Glass’s Satyagraha
Starring Rachelle Durkin, Richard Croft,

 Kim Josephson, and Alfred Walker, 

conducted by Dante Anzolini.

From November 19, 2011.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラシド・ドミンゴ登場!

ただいま配信中。

グルック作曲「タウリスのイフィゲニア」

2011年のメトロポリタン歌劇場で上演されたオペラ。

このころすでにバリトンの役を歌っているのですね。


 アガメムノン王の娘イフィゲニア:スーザン・グラハム

 その弟オレスト:プラシド・ドミンゴ

 彼の親友ピラード:ポール・グローヴス

 スキタイ人の長トーア:ゴードン・ホーキンズ、その他。



 スティーヴン・ワズワース:演出。



https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/

このアドレスへゆき、日にち、タイトルをクリック。

オペラの画面になったら、

左下の三角(右)をクリック、ご覧になれます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひさびさに映画館へ。

前衛芸術家(いまは<かぼちゃのクサマ>?) 

草間彌生(1929年~)の半生のドキュメンタリー映画。


草間の絵画への情熱、

 

複雑な家庭環境、

第2次世界大戦下の日本での生活、

はやくも1958年にアメリカへ。

人種や性の差別(日本女性で個展を開くなど考えられなかった)、

自身の病(いまも病院に住み、そこからアトリエに)。

芸術家同士の熾烈な闘い、

などなど、70年以上にわたる草間の活動を追う。



そのおりおりの作品、インスタレーションの

映像がとても興味深い。



なによりもその<眼>。

少女のころの暗い、ひたすら内を見つめる眼、

ニューヨークで「わたしの芸術でいつかNYを制覇して、

世界へ飛び出してゆく」と自身に誓った、その眼。

おりおりのインタビューで答える

いま現在の草間の底光りのする眼。



圧倒的な存在。

 



予告編
 https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=R1zflgFUZts&feature=emb_logo



映画館、シートにはテープが貼られ、

ソーシャルディスタンスをきっちり。

観客は3人でした(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年、4年前の今日の高崎兜太句会。

なつかしくて、再掲です。


高崎兜太句会、ゆとりの30分前に着いた。

なんと兜太先生すでに来てらして、

 

パンなど召し上がっている!?

どうも時間を勘違いした、ということらしい。



2・3ヵ月前に3句を提出し、

兼題は「事故」が2句、自由句が1句。

選句は3句と問題句を1句。



最高点句は7点が2句あって、

 

その句から合評を始める。



   ビニール一枚春空を飛ぶ事故の予感

   花の村事件あらかた狐の仕業



とった評は当然のことながら好意的な意見が続出。


事故の「予感」がいい。

兜太評:新鮮でない。


      「ビニールが飛ぶ」のも、

 

「狐の仕業」もマンネリ。


     この2句、発想が似ている。


     「どうしてこんなに点がはいったかわからんな」。



     「事故」という兼題で、

 

がんばりすぎたり、きどったり、と


     無理をしている、とも指摘。


     「フクシマ」「チェルノブイリ」「大震災」

 

などを書いた句は報告にとまっている。


4点句は

   キャッチボールの姉と妹豆の花

 
 評:今は兄弟だけでなく、

 

姉妹キャッチボールをやるのも


   めずらしい事でない。

兜太評:あっさりした季語、

 

「豆の花」が効いている。


     地味に作っていい。


   大地震ありったけの燕よ来い


兜太評:おもいきった言って、実感あり。


     「ありったけの燕」がいい。

 

ちょっと言い方が幼い、か。

   
   春愁のすこし大きな馬に乗り


兜太評:自分の春愁をなだめるために馬に乗った。


     「乗る」終止形だときつくなる。


     「乗り」だ。このぼかすほうがいい。


続いて、すべて問題5点となったこの句。

    
   男ありけり無遅刻無事故宇宙塵


評:なにが言いたいか?


  いなくなって宇宙の塵となった?


  「宇宙塵」の働きがわからない。



兜太評:男がいた。無遅刻、無事故で、


     その男をみていると宇宙塵としかみえない。


     哀れを込めて、皮肉った。


     皮肉ったが、哀れをこめている。


     面白い。自画像か?


     「これは肯定的な問題句だな」

はい、これは山本掌の句。


今回は秀逸、秀作、佳作ではなく、


以上の句が兜太選となった。




























 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みちてくるしろあじさいのみちてくる              掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギュスターブ・モローの展覧会、

昨年のことでしたか。

もう太古のよう・・・

昨夜、シュトラウスのオペラ「サロメ」を観て、

しきりとモローを思っていたところ、

「モロー展」に行ったブログがあったので、

 

再掲いたします。

 
 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 



サロメ&一角獣に会いたくて、

「ギュスターブ・モロー展」へ行って来ました。

パナソニック汐留ミュージアムは初めて。

パナソニックのショールームを通り美術館へと向かいます。



ギュスターヴ・モロー(1826‐1898)

神話や聖書をテーマにし、象徴的な作品。

19世紀後半のフランスで、

とても幻想的絵画を描いています。

そのファム・ファタル(宿命の女)は

 

魅惑に満ちて死へといざなう。

 

 

 

 

出現

 



「出現」、

 

洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメ。

サロメにしか見えない首から血を流すヨハネ。

ヨハネの驚愕に見開かれた眼、

サロメの視線とヨハネの眼差しは

 

交差することはない。


そして幻獣「一角獣」。

ユニコーンの眼や姿態のあでやかなこと。

油彩・素描・水彩など、70点の展示。

パリのギュスターヴ・モロー美術館から来日しています。


かつて、ギュスターヴ・モロー美術館へ。

地図を片手に昼間のピガールを通り、

住宅街にあるこの美術館を訪れました。

まさにモローが呼吸し、暮らしていた場。

その空間に立てたこと、

いまでもあざやかによみがえってきます。


2019年6月23日(日)まで。

https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/190406/index.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫陽花流離あふれきてよぎるもの               掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼の闇水の行方に濃紫陽花              掌





 

 

 

 
◆紫陽花・七変化(しちへんげ)・四片(よひら)


ユキノシタ科の落葉低木。
 
分子系統学的にはユキノシタ科と縁遠いことが明らかになり、
 
APG植物分類体系ではミズキ目、だそうです。

六月ごろ、密集した小花がひらき、
 
手毬のようになる。
 
品種や土質や開花後の日数により
 
花の色が変わる。

西洋で改良されたセイヨウアジサイには
 
白、赤、青などがある。


夏の季語。