グラス作曲 オペラ「アクナーテン」神秘! 壮麗! 豪奢! | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アクナーテン」フィリップ・グラス(1937-)

初めて舞台を観ることができました!

2019年11月8日にメトロポリタン歌劇場で

上演をはやくもオペラストリーミングに。

 

 

 






言語はエジプト語、ヘブライ語、アッカド語で、

グラスはエジプトに出向き、エジプト学者 から

アクナーテンが実際に読んだという歌のテキストを手に入れた、とか。

オーケストラ、弦はヴィオラでヴァイオリンは使われていない!?

出演者の驚異的な声・歌・演技はすばらしい。

 

 

 

 

 

 



アクナーテンはアンソニー・ロス・コスタンゾ。

このカウンター・テノールの声が不思議な酩酊をよぶ。

そして、演技というより様式化した

ゆったりとした動きはじつに象徴的。


グラスのミニマル・ミュージックの繰り返しが瞑想にいざなうよう。

 

 

 

 

 

 

 



ケヴィン・ポラードの絢爛豪華な衣装、

美術そして照明とあいまって

エジプトのファラオの壮麗で、

豪奢をあらわしてあますところがない。

 

 

 

 

 

 



マクダーモットの演出では

古代エジプトの壁画からイメージを得たという

ジャグリングが多様されて。

 

 

 

 

 

 



  AKHNATEN「アクナーテン」 MET初演 

■フィリップ・グラス作曲
■エジプト語、ヘブライ語、アッカド語上演
■初演:1984年ロッテルダム

■演出:フェリム・マクダーモット

■指揮:カレン・カメンセック(METデビュー)

■衣装:ケヴィン・ポラード



■配役:アクナーテン:アンソニー・ロス・コスタンゾ

    ネフェルティティ:ジャナイ・ブリッジズ(METデビュー)

    ティイ王妃:ディーセラ・ラルスドッティル

    義父アイ:リチャード・バーンスタイン


明日の7:30まで配信されます。

   https://metoperafree.brightcove.services/?videoId=6163423762001