「アクナーテン」フィリップ・グラス(1937-)
初めて舞台を観ることができました!
2019年11月8日にメトロポリタン歌劇場で
上演をはやくもオペラストリーミングに。
言語はエジプト語、ヘブライ語、アッカド語で、
グラスはエジプトに出向き、エジプト学者 から
アクナーテンが実際に読んだという歌のテキストを手に入れた、とか。
オーケストラ、弦はヴィオラでヴァイオリンは使われていない!?
出演者の驚異的な声・歌・演技はすばらしい。
アクナーテンはアンソニー・ロス・コスタンゾ。
このカウンター・テノールの声が不思議な酩酊をよぶ。
そして、演技というより様式化した
ゆったりとした動きはじつに象徴的。
グラスのミニマル・ミュージックの繰り返しが瞑想にいざなうよう。
ケヴィン・ポラードの絢爛豪華な衣装、
美術そして照明とあいまって
エジプトのファラオの壮麗で、
豪奢をあらわしてあますところがない。
マクダーモットの演出では
古代エジプトの壁画からイメージを得たという
ジャグリングが多様されて。
AKHNATEN「アクナーテン」 MET初演
■フィリップ・グラス作曲
■エジプト語、ヘブライ語、アッカド語上演
■初演:1984年ロッテルダム
■演出:フェリム・マクダーモット
■指揮:カレン・カメンセック(METデビュー)
■衣装:ケヴィン・ポラード
■配役:アクナーテン:アンソニー・ロス・コスタンゾ
ネフェルティティ:ジャナイ・ブリッジズ(METデビュー)
ティイ王妃:ディーセラ・ラルスドッティル
義父アイ:リチャード・バーンスタイン
明日の7:30まで配信されます。
https:/