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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代美術の定点観測と副題がつけられた

「佐賀町 エキジビット・スペース1983-2000」企画展です。

題名のように佐賀町のビルを修復し、

小池一子により、この17年のあいだに106の展覧会、

作品を発表した日本、海外のアーティストは400人以上、とか。

その活動の回顧展。


野又穫の静寂のなかに古代とも近未来ともとれる

空想の建造物にまた会うことができました♪
 
https://www.pinterest.jp/yourushizako/%E9%87%8E%E5%8F%88%E7%A9%AB/

森村泰昌「美術史の女王」、

むろんその女王の顔は森村自身。

杉本博司「カリブ海」「日本海」の写真。

刺激的な作品群がずらりとならびます。



◆群馬県立近代美術館 ホームページ

日本の現代美術が飛躍的に発展した1980年代、世界のアートシーンには、ドイツにクンストハレ(コレクションを持たない美術館)があり、アメリカではニューヨークのPS1(廃校となった公立小学校を改修し展示ギャラリーとアーティスト・イン・レジデンスを併設)が先鞭をつけるなど、新しい作家を生むインフラストラクチャーの開発が多く見られました。
そのような状況の中、パルコなどの企画広告ディレクターであり、「現代衣服の源流展」(京都国立近代美術館、1975 年)や「マッキントッシュのデザイン展」(西武美術館、1979年)などのキュレーション、またプライベートブランドの先駆けでもある「無印良品」の立ち上げなどに関わった小池一子は、東京都江東区佐賀町にあった食糧ビル(1927年竣工)の3階講堂を修復し、1983年に佐賀町エキジビット・スペースを開設しました。「美術館でも商業画廊でもない」もう一つの美術現場を提唱し、発表の場を求めるアーティストに寄り沿う姿勢を打ち出す実験的な展示空間として、佐賀町エキジビット・スペースは、美術、デザイン、ファッション、建築、写真といった従来のジャンルを超えた、日本初の「オルタナティブ・スペース」として海外からも注目される存在となりました。
佐賀町エキジビット・スペースで行われた展覧会は106回、関わった国内外のアーティストは400人以上にのぼり、2000年12月に幕を閉じるまで、多種多彩な現在進行形の美術を発信し続けました。その一連の活動は「定点観測」という言葉に集約することができます。本展は、開設から17年にわたる佐賀町エキジビット・スペースを拠点とした定点観測を通して、日本の現代美術の軌跡を辿るものです。


◆出品作家
戸村浩/ジェリー・カミタキ/ 端聡/駒形克哉/みねおあやまぐち/ 岡部昌生
野又穫/剣持和夫/吉澤美香/大竹伸朗/シェラ・キーリー/ 杉本博司
元慶煥/森村泰昌/堂本右美/滝口和男/ヨルク・ガイスマール/ 黒川弘毅
倉智久美子/立花文穂/オノデラユキ/白井美穂/岡村桂三郎/ 廣瀬智央/日高理恵子

 

2020年12月13日(日)まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画家・南城一夫、今年は生誕120年。

南城一夫(1900ー1986)、前橋に生まれ、

上野美術学校、パリ留学帰国後は終生、

故郷前橋で制作を続けました。



南城の画に出会ったのは何十年も前、

「釣り人」という小品でした。

その静寂な画面に惹きつけられて。


今回の展示は群馬県立近代美術館蔵の

油彩画、水彩、リトグラフ全27点。


代表作のひとつ「仔山羊のくる部屋」、

右にオルガンを配し、

そっと訪ねてくる仔山羊のたたずまい。

 

- 主な収蔵作品|群馬県立近代美術館 (pref.gunma.jp)

 

 

 

 

 

 

 



パリで苦闘の末、

 

自身の画をみつけたという「鯛の静物」、

この鯛の目が愛らしい。

 

- 主な収蔵作品|群馬県立近代美術館 (pref.gunma.jp)

 

 

「ひまわり」が2点。



モティーフの親しみやすさもありますが、

その詩情、

 

なにより静謐な画面が

いまこの場を、

 

時をも浄化してゆくよう。



他の展示室2に朋友・岡鹿之助のとともに

南城の「盛花」があります。

 

 

◆南城一夫1900-86(明治33-昭和61) 
 

 前橋市に生まれる。1918年、旧制前橋中学を卒業して上京、岡田三郎助の主宰する本郷絵画研究所で絵を学び、同所で岡鹿之助、伊藤廉と知り合う。20年、東京美術学校西洋画科入学。24年、岡と共に渡仏。戦争により帰国を余儀なくされる37年まで滞仏。ロジェ・ビッシェール、アンドレ・ロートなどに学ぶ。39年、中学からの友人であった横堀角次郎に勧められて春陽会に出品。翌年、会友となる。戦後の一時期、日本国際美術展や現代日本美術展などにも出品したが、春陽会を主な発表の場として活動。66年、銀座・兜屋画廊での個展、77年、銀座・松坂屋で回顧展、81年、群馬県立近代美術館での「南城一夫展」がある。前橋の借家を離れることがほとんどなく、
晩年安中に転居して死去。



2020年12月13日(日)まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラの殿堂、ミラノスカラ座。

2020年も12月7日に開幕しました。

今年はコロナ禍で、オペラではなく

無観客で音楽やダンスの公演を行いテレビで放送。

「a riveder le stelle」

オペラ界のスターたちがアリアを熱唱。

その美術もこころ憎いばかり。

黙役の演技も秀逸。


ガランチャ「酷い運命」

ディエーゴ「人知れぬ涙」

アラーニャ、ヨンチェヴァ、

ひときわの風格のドミンゴ。

もう、ぜいたくなひととき♪


イタリアの国営放送RAIで放送された映像が

すでにYoutubeにアップされています!

◆前半のYoutube
 https://youtu.be/f95RMGGb-oM


◆後半はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=-tMMmfvbbaw&feature=share&fbclid=IwAR1GzWzkVaMT6JSBUfQ2MZuMoCU1dXFWZxiO6-3U6J32J5IljedViOIJtKk
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せかるるは冬紅葉たましいのにおい             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆冬紅葉・残る紅葉



冬になっても残っている紅葉をいう。


あたりが枯れ色を増す中で、一層鮮やかである。


また、わずかに残っている紅葉はわびしい。



冬の季語。


いま、冬紅葉あざやかに!

散歩の公園で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時季に銀木犀!?

10月が金木犀とともに見ごろ。

その銀木犀が近くの家の二階にまで届きそうな

樹に花がまだまだ残って咲いています。

近付くとかすかに香りも。

今年は花がときならぬ開花があって、

ほんとうに不思議というか、不可解。

(だいじょうぶか、地球)


金木犀は10月に咲きますが、

銀木犀は年に数回咲くこともある、とか。

 

 

 

 

 

 

 




◆銀木犀

木犀(もくせい)科、木犀属。
 
中国原産で中国名は「桂花」。

葉はやや大きめで、少しギザギザがある。

10月頃、白っぽい花が咲く。
花は、小枝状のものを出したその先端に
1ヶ所から束になって咲く。
いい香り。

(画像「季節の花300」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと身を起こす修羅冬薔薇            掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆冬薔薇(ゆふそうび・ふゆばら)・冬の薔薇・寒薔薇(かんそうび)



冬に咲く薔薇。
 

紅、黄、白など美しく咲く。

 

冬の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉冷え忘却という飛翔です             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリーナ・ガランチャのカルメン、

期待うわまわる、素晴らしさ!


歌手としての存在感が図抜けている。

安定感のある歌唱はもとより

演技の巧みさが傑出している。



感情の流れがひとフレーズごとにくっきりと。

繊細にして、大胆なこと。


1幕、ハバネラ、たばこ工場のあまりの暑さで、

仕事着を水洗いしながら(?)歌うカルメン。

スニガを手玉に取りながら、

ホセ(アラーニャ)を誘うまなざし。

野性味たっぷりなカルメンが立ち現われる。

女工同士の喧嘩で捕らえられ、

 

カルメンは逃げだす。

逃がすホセはもう蜘蛛の糸に絡めとられて。









2幕、幕があがると無音、

ダンサーが靴音でリズムを刻み、

フラメンコを踊るダンサー、

そこにオーケストラが入ってくる。

この演出も巧みで、じつに印象的。

 

 

 

 

 

 

 



猥雑で、いかがわしいリリャスパスティアの酒場で、

「ジプシーの踊り」をカルメンはダンサーとともに踊り!、

四人の男性踊り手にリフトされた態勢でも歌う!?。

 

 

 

 

 







ホセの歌いあげる「花の歌」のあとのきっぱりとした「Non!」

 

 

 

 







3幕「カルタのうた」

フラスキータとメルセデスの軽やかで明るいメロディーに

地を這うような「Mort 死」、

ミカエラとホセのやり取りのあいだの乾いた笑い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そして4幕、「死」への息詰まるシーンは

まさに格闘のよう。



ガランチャは歌った、演じたというより

この舞台でカルメンを<生きて>いた!


ビゼー作曲「カルメン」は傑作!!




◆2010年、メトロポリタン歌劇場の公演。

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

演出:リチャード・エア


出演:エリーナ・ガランチャ(カルメン)

   ロベルト・アラーニャ(ホセ)

   バルバラ・フリットリ(ミカエラ)

   テディー・タフ・ローズ(スニガ)

 

 

(画像はメトロポリタンビューイングからお借りしました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<愛の詩人 小山正孝・おやままさたか>

1916年〈大正5年〉 - 2002年〈平成14年〉は詩人。

そして 中国文学者。

「四季」「山の樹」「文学館」同人。

関東短期大学教授。 丸山薫賞受賞。


<詩人 小山正孝>を顕彰して、

毎年忌日の11月13日に刊行される「感泣亭秋報」。

その十五号がこのほど手元に届きました。

充実の誌面は年々分厚くなってゆき、

今年は227ページ!

この号は没後大量に発見された詩の原稿を

『未刊ソネット集』として編纂し、上梓されました。

立原道造の影響を受けていましたが、

これほどソネットという詩形で多くの詩を

書いた詩人は

小山正孝だけかもしれません。

「未刊ソネット集」の詩、その特集です。

新たに発見された正孝の詩も載っています。

 

 

 

 

 

 

小山正孝『未刊ソネット集』


今回この「感泣亭秋報 十五」に私も参加。

「未刊ソネット集」の詩を

鑑賞するという原稿を寄せています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



精緻に書かれた評論や

新発見の正孝詩への論考、

第二の特集は「立原道造をつなぐ」

読み応えたっぷりの「感泣亭秋報 十五」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガランチャのカルメン!

知的なガランチャがどんなカルメンを造形するのか、

とっても愉しみ♪

日本では5日に配信。



明日はネトレプコ「マクベス」が待っています。



メトロポリタンオペラ配信、第38週「スター特集」です。

ジェシー・ノーマン、パヴァロッティ、コソット

 

カウフマン、ホロストコフスキーなどなど

綺羅星のオペラ歌手がうたいあげます。

 

 

https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/

このアドレスへゆき、

日にち、タイトルをクリック。

オペラの画面になったら、

左下の三角(右)をクリック、ご覧になれます。

NY時間19:30(日本時間次ぐ日の8:30~)23時間配信。

では、今週のプログラムをご覧ください。。




Monday, November 30
Tchaikovsky’s Eugene Onegin「エウゲニ・オネーギン」

 出演: Renée Fleming,
    Ramón Vargas,
     Dmitri Hvorostovsky,
 
 指揮: Valery Gergiev.  February 24, 2007.


Tuesday, December 1
Verdi’s Aida「アイーダ」
 
 出演: Leontyne Price,
    Fiorenza Cossotto,
    James McCracken,
     Simon Estes,

 指揮: James Levine.   January 3, 1985.


Wednesday, December 2
Wagner’s Parsifal「パルシファル」

 出演: Katarina Dalayman,
     Jonas Kaufmann,
     Peter Mattei,
     Evgeny Nikitin,
     René Pape,

 指揮: Daniele Gatti.   March 2, 2013.


Thursday, December 3
Verdi’s Macbeth「マクベス」

 出演: Anna Netrebko,
    Joseph Calleja,
     Željko Lučić,
     René Pape,

 指揮: Fabio Luisi.   October 11, 2014.

 

 

 




Friday, December 4
Bizet’s Carmen「カルメン」

 出演:
     Elīna Garanča,
     Roberto Alagna,

  Barbara Frittoli,
     Teddy Tahu Rhodes,

 指揮: Yannick Nézet-Séguin.   January 16, 2010.


Saturday, December 5
Strauss’s Ariadne auf Naxos「ナクソス島のアリアドネ」

 出演: Jessye Norman,
    Kathleen Battle,
     Tatiana Troyanos,
     James King,


 指揮: James Levine.  March 12, 1988.


Sunday, December 6
Puccini’s Tosca「トスカ」

 指揮: Shirley Verrett,
    Luciano Pavarotti,
     MacNeil,

 指揮: James Conlon.   December 19, 1978.