みちてくるしろあじさいのみちてくる 掌
◆紫陽花・七変化・四片(よひら)
ユキノシタ科の落葉低木。
六月ごろ、密集した小花が開き、
手毬のようになる。
品種や土質や開花後の日数により
花の色が変わる。
西洋で改良されたセイヨウアジサイには
白、赤、青などがある。
夏の季語。
◆画像はうちの白紫陽花
2年前に絶えてしまって・・・
ぼうぼうと虚無を喰みます麦の秋 掌
◆麦の秋・麦秋(むぎあき・ばくしゅう)
麦の取り入れどき。
麦が一面に金色に実り、
きらきらと輝くさまは、
まさに黄熟の秋というのにふさわしい。
夏の季語。
◆ちょっと郊外にゆくと、
金色(こんじき)にかがやく麦がみられます♪
この気迫に満ちた小澤征爾の指揮!
このお顔は同じ舞台に乗っている
演奏者だけが知っています。
その貴重な体験をできたのは
モーツァルト作曲 オペラ「イドメネオ」。
<ヘネシー・オペラ・シリーズ>が開始され(1990~97)、
第1回公演。
演出は映画監督の実相寺昭雄(ウルトラマンを撮った方)。
新宿のATGで実相寺監督の
「無常」、「曼荼羅」などを観ていたので、
なにやらわくわく、どきどき。
「外人キャストの来日から本番迄は十日足らず、
ひどく忙しかったが、たのしい仕事だった」と語っています。
小澤征爾氏が指揮をするまでの複指揮が
「炎のコバケン」こと小林研一郎氏。
小澤指揮はなんといったらいいか、
もう「魔法の棒」で、
二期会のベテランのメンバーも
もうこれ以上はないという熱唱!
「あのおばさん(主役のソプラノ!?)は
こう歌いたがっている(小澤さんがまねて歌う)ので、
僕はこう振るからね(指揮をする)」といったご注意で、
とってもフレンドリーな稽古。
(本番はあの形相です)
そうそう、このオペラには
あの田中泯さんもダンサーとして乗っていました。
指揮:小澤征爾
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団
演出:実相寺昭雄
出演:フィリップ・ラングリッジ
ヴィンソン・コール
エディス・ヴィーンズ
マリアーナ・ニコレスコ
ジェフリー・トーマス
公演は全4回。
1990/5/11 尼崎アルカイックホール
1990年5月14,15日 東京文化会館
1990年5月17日 オーチャードホール
うわ、9年前でしたか!?
高崎兜太句会2013年5月です。
高崎兜太句会、メンバー25名。
2ヶ月前に句を提出しているので、
どうしても季節からずれてしまって。
今回の兼題は「石・岩」。
これを2句、自由題を1句を出してあります。
選句は3句+問題句1句。
兜太師、今日は時間に登場。
さっそく句会へ。
披講、句の点数の集計から、
句の合評へ。
あたたかや石と話しをすることも
この句、どうでしょう?
わたしはとった(選句すること)のですが、
ここで兜太先生、
「山本掌はこの句をとったのか?
どうしたんだ、おかしいんじゃないか!?」と詰問される。
普段の選句の傾向とあまりに違うので、
このような発言になった・・・
ちなみにこちらがもっとも好きだった句。
弦月をなぞりて蝶はかたむけり
取ったのはわたしだけ、3人が問題句に。
兜太師も秀作に。
兜太評:昼と夜の別が付いたほうがいい。
<昼月>、<昼の月>にすると
さらに幻想的になる。
初蝶を過ぎ行くまでは石でいる
この私の句、なんと9点も入り、
今回の最高点句に(!?)。
兜太評:息を潜めてみている、
初蝶の<いのち>と石でいる作者の気持ち
とも読めるが、ふつうの句。
技が効きすぎている。作者自身のことか中途半端。
で、佳作でした。
びしびしと小気味よく全句を講評。
兜太節を堪能しました♪
ラヴェル「こどもと魔法」、
ひさしぶりに録画を観ました。
小澤征爾さんが大病を克服された2013年、
サイトウキネン・フェスティバル松本の
ドキュメンタリー。
そのなかに「こどもと魔法」
50分のオペラの公演がありました。
このこどもをイザベル・レナートが演じ、
ポロシャツで半ズボン、
顔にはそばかすがいっぱい。
あのメトロポリタンオペラの美貌のメゾソプラノとは
一瞬、気がつきませんでした(苦笑)。
◆2013年のブログはこちら
NHK・BS深夜、小澤征爾のドキュメンタリーの放映。
2013年のサイトウキネン・フェスティバル松本での
オペラを始めとして、若手の指揮者への指導、
子供たちへの稽古、
各プログラムの本番などを
記録したもの。
生の小澤征爾の<現在(いま)>があった。
顔色も良くなって、
少々痩せてはいらっしゃいましたが、
稽古での様子はエネルギッシュ。
よかった、ほんとうによかった♪
オペラはラヴェル「こどもと魔法」。
50分と短い作品だが、しかけがいっぱい。
じつに良く出来ている。
ローラン・ペリーの演出、美術がとても詩的。
このオペラ公演の紹介は読売新聞2013年9月10日を以下に。
画像はフェスティバルのホームページより。
今年で22回を数えるサイトウ・キネン・フェスティバル松本。
目玉となる小澤征爾は長期の体調不良で登場が危ぶまれたが、
このたびラヴェルの「こどもと魔法」で指揮台に立ち、
みごと復活の兆しをみせた。
このオペラ、規模は小さいものの、内容は盛りだくさん。
こらえ性のない子供が傷つけた家具や食器、
それに動物や植物がとっかえひっかえ姿を現しては、
非難の言葉を子供に浴びせかける。
ロラン・ペリーの演出は、
この多彩な具材をあざやかな手つきでさばき、
しゃれた小皿料理の数々を出してくる。
着ぐるみのあいだから生身の肉体が透けて見える
大胆な衣裳いしょうや、上下左右、
いとも自在にゆらめいて子供を威嚇する暖炉の炎など、
まこと贅ぜいをつくした舞台だ。
どこを切り取ってもよいのだが、
たとえばティーポット(ジャン=ポール・フーシェクール)と
中国茶碗ちゃわん(イヴォンヌ・ネフ)のグロテスクにして
滑稽なデュエット。
このジャズふうの角張った楽想があるからこそ、
お姫様(アナ・クリスティ)がお話を壊されてしまったと嘆く、
あのしっとりした情景が際立つというものである。
つづく子供ひとりの場面を導き出すのはヴァイオリンの
思い切って絞り込んだ弱奏。
なるほど、この息を呑のむような瞬間こそ
小澤の小澤たるゆえんなのだろう。
(音楽評論家 三宅幸夫)
――8月28日、松本・まつもと市民芸術館。
梅青しまろまろと真昼こぼるる 掌
◆青梅・梅の実・実梅・梅子(ばいし)
枝の梅・梅もぐ・梅熟す
梅の実は、直径三センチほどの球形で、
梅雨の頃に黄熟すが、未熟の青い梅をいう。
梅酒には青い実がよい。
夏の季語。