梅青しまろまろと真昼こぼるる 掌
◆青梅・梅の実・実梅・梅子(ばいし)
枝の梅・梅もぐ・梅熟す
梅の実は、直径三センチほどの球形で、
梅雨の頃に黄熟すが、未熟の青い梅をいう。
梅酒には青い実がよい。
夏の季語。
梅青しまろまろと真昼こぼるる 掌
◆青梅・梅の実・実梅・梅子(ばいし)
枝の梅・梅もぐ・梅熟す
梅の実は、直径三センチほどの球形で、
梅雨の頃に黄熟すが、未熟の青い梅をいう。
梅酒には青い実がよい。
夏の季語。
萩原朔太郎像&前橋文学館(撮影:小松健一)
「朔太郎大全」
朔太郎没後80年の今年、
いよいよ秋に開催です。
公式特設サイトが公開されました!
こちら
萩原朔太郎大全2022 | 前橋文学館 (maebashibungakukan.jp)
萩原朔太郎を介した展示を行う
文学館や美術館等による同時期開催企画展です。
朔太郎に関する資料その他の知的情報を交換し合い、共にPRを図り、
同時期にそれぞれ特色のある展覧会を開催いたします。
参加施設&展示はこちら
参加施設一覧・開催内容等|前橋文学館 (maebashibungakukan.jp)
北海道から九州まで、
ずらりと文学館、美術館、図書館などが並びます。
壮観です!
| 会期 | 2022年10月1日~2023年1月10日 |
|---|---|
| 主催 | 萩原朔太郎大全実行委員会 |
| 共催 | 開催各館、前橋市 |
| 後援 | 前橋市教育委員会 |
| 協力 | 日本文藝家協会、萩原朔太郎研究会、朔太郎賞の会、 前橋文学館友の会、東和銀行、新潮社 |
金子兜太先生、
最後の「海程全国大会」
二日目はこちらにたっぷりと。
「海程」全国大会 <二日目>
青天に恵まれというより暑い日。
会場の中はさらに熱い。
第二次句会への昨夕までに一句を提出してある。
9時から句会の開始。
その前、午前7時までに選句をしておく。
全150句。
特別選者18名の紹介があり、
そのなかにわたしも入っていて、えッ!?
それぞれ選者が五句を選句。
今回、特別選者が壇上にあがり、
この特別選者を中心に句会が進行する。
まずは、19点の最高点句から
はつなつの身体入江のようなハグ
評:映像が見える。
「入江のような」たとえかたで句の印象新鮮。
続いて14点句
蝶のもつれ海は程なく暮れるところ
評:「海程」を句におりこみ、
しずかに寂寥をいう。上手い。
「暮れるところ」、この長いのがこの句のいのち。
この二句、わたしもいただく。
10点以上の句を取り上げ、司会がテキパキとさばいてゆく。
かなり突っ込んだ句評、活発な意見、
それぞれの<読み>で
句の印象がかわってくるのが興味深い。
くちなわが走り野鍛冶の火を囃す
評:野趣に富む。句に通底する力感がある。
「囃す」はどうか。
幼名で弟を呼ぶ柿の花
青ぶどう初対面ふといい波です
春悠い素直な木から動き出す
言葉になる前の手のひら青嵐
最後に兜太先生の評になる。
「<詩的体験>がどれだけ深いか。
それが句になる。
この句会のよう、いろいろの人が自由な発言があるのがいい。
司会が皆の発言をうながす。これが大会の良いあり方だ。
聞いていて私も勉強になった」と兜太先生。
3時間、密度の濃い、充実した第二次句会はこれで終了。
◆大会の画像はこちらへ
「金子兜太」ホームページ
http://
金子兜太先生による「海程」最後の全国大会、
2017年5月。
そのおりのブログはこちら
金子兜太主宰「海程」の全国大会が
地元熊谷で
5月20日(土)、21日(日)、22日(月)と催される。
私は20日、21日に参加。
国内外の「海程人」が熊谷に集まる。
海外はニューヨーク、シンガポール、ハワイそして中国から。
受付をすませるとすぐに総会、第1次句会。
海程4賞の授賞式、
各賞受賞者へは兜太先生の雄渾な句の色紙が贈られる。
それぞれにふさわしいものを選び、
どうしてこの句にしたか、
あたたかい言葉をそえて。
いよいよ句会へ。
申し込みのときにすでに二句投句してあり、
特別選者26名の特選、10句の秀逸が
選ばれた冊子が手渡される。全326句。
特別選者5名が壇上に上がり、
自身が選んだ句の講評。
それぞれの個性があって、面白い。
月球儀おそらく分母は蝶である
この私の句を3名の方に秀逸にとってくださって、
2名の方から講評をうける。
最後に金子兜太主宰選、特選5句、秀逸10句、佳作20句。
その後金子兜太主宰から重大な発表があった。
すでに新聞紙上、ネットでも取り上げられているとのこと。
ここでは内容を控えたい、とおもう。
その後、懇親会。
ここでにぎにぎしく秩父音頭の歌、踊り、
太鼓が鳴り響く。
大ホールに海程人の踊りの輪がひろがって。
高崎兜太句会 2017年5月。
兜太先生高碕に来られての句会は
これが最後だったか、と。
この9か月後に他界され・・・
◆こちら、その折のブログ
今日から13:30始まり。
3ヵ月ぶりに兜太先生との句会。
メンバー全員、いきいきと座が弾む。
兼題は<耳>。
高得点6で、句はこれ。
白木蓮の真中や耳を寂びしめり
評:白木蓮の花の咲きほこるなかで、
その「孤」として、存在の寂しさまで感じられる。
「耳」がうまい。
兜太:句全体がマンネリ。
白い花のなか、情感・感情をおくのは常とう。
とあまり評価はよくなかったのが、
全句講評で読み返して、好評へかわる。
感覚が鋭い。白木蓮の静かな咲き方がいい。
すきとおるウサギの耳は春匂う
評:ウサギの耳はまさにすきとおる。
春の息吹がさわやか。
兜太:あまい。「は」だと断定になる。
「よ」でやわらかく書く。詠嘆になる。
樹下春光内耳たどれば地中海
この句、「耳」が「身」となって
句稿の誤植であったにもかかわらず、
とった人がふたり。と問題句。
評:きらきらした世界。物理的なものから観念へ。
身体を、内側をたどってゆくと海。
兜太:耳の内にいる雰囲気、感覚。
「樹下春光」に内耳感。そういう内耳をたどると地中海。
大人びた句。
じらじらと桜月夜に耳が生え
これは問題句が多く、ひとりがとる。
評:「じらじらと」が適当かどうか。
「桜月夜」のおぼろなような「月」、
「耳が生える」がわかる。
「じらじらと」に感心したが、
いっそ「じらじらじら」ではどうか。
兜太:面白い。
「じらじらじら」と独立したフレーズにしたほうがいい。
じらじらじら桜月夜に耳が生え
花冷えや寺の隣に寺があり
兜太:なにげないが、「寺の隣に寺があり」面白い。
花冷えやをかえる。カタカナで「ブランコや」、
無季でよければ「発狂す」もあるぞ。
「立小便」はどうだ。これはメンバー全員が却下(笑)。
ブランコや寺の隣に寺があり
兜太先生による全句講評で、
バッサバッサと切られ、終了。
(「樹下春光」「じらじら」は山本掌の句)
ノイヴィルト「オーランドー」、
2019年の世界初演を
NHKプレミシアターで観ることができました!
ダイジェスト版をこちらに。
「オーランドー」はオルガ・ノイヴェルトの現代オペラ。
ウィーン国立歌劇場150周年記念委嘱作。
初の女性作曲家作品とか。
原作「オーランドー」はあのヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)。
この作品は20世紀モダニズム文学。
このオペラでは脚本、演出、衣装も女性。これも話題に。
衣装はコム デ ギャルソンの川久保玲さん。
時代を超越したじつに主張の個性的な衣装で、
この勁い衣装をつけ演じる歌手たちの凄いこと!
指揮はM.ピンチャー。
ライヴ・エレクトロニクスが使われ、
サウンド・エンジニアもいるまさに<現代音楽>。
エリザベス1世統治下のイングランドで生まれた青年貴族オルランドが、
7日間の昏睡状態から目覚めたあと女性へと変身。
女性の文学者として地位を築き、
結婚・出産を経験するという3世紀にわたる物語。
原作にはない世界大戦から
上演された2019年までを描いて。
物語と音楽はアヴァンギャルド。
舞台美術はプロジェクション・マッピングで
舞台を創ってゆきます。
歌手ではタイトルロールを演じる
ケイト・リンジーが圧倒的な凄さ!
彼女の演じるズボン役(メゾソプラノの男役)では
「アグリッピーナ」の狂気ばしったネロが印象深く、
女性役では先日再放送された「ミランダ」。
その両方をこのオペラでは歌い、演じる。
その歌も心地よいメロディーのアリアがあるわけでもなく、
現代音楽の無調であったり、
ほとんど語りのようであったり。
それでいて、
この不思議な存在「オーランドー」の
困惑や絶望さまざまな情感が説得力をもって伝わって。
第二幕には第二次世界大戦のスピーチ、
ウルフの唯一の録音された声が流れ、
その舞台にロックバンドも登場したり
(オペラの中とはいえ、ウイーン歌劇場に!?)。
まさに<現代のオペラ>を観た!
ケイト・リンジー
<出演>
オルランド:ケイト・リンジー [Kate Lindsey, メゾソプラノ]
ナレーター:アンナ・クレメンティ [Anna Clementi]
守護天使:エリック・ジュレナス [Eric Jurenas, カウンターテノール]
・女王/純愛/オルランドの子の友人:コンスタンス・ハウマン [Constance Hauman, ソプラノ]
・オルランドの子供:ジャスティン・ヴィヴィアン・ボンド [Justin Vivian Bond]
<合唱> ウィーン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ウィーン国立歌劇場管弦楽団 [Vienna State Opera Orchestra]
<指揮> マティアス・ピンチャー [Matthias Pintscher]
<脚本> キャサリン・フィルー [Catherine Filloux]
<演出> ポリー・グレイアム [Polly Graham]
収録:2019年12月18・20日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)
パピルスの文字は眠りぬ青葉潮 掌
◆青葉潮・青潮・青山潮(あおやまじお)・鰹潮
青葉潮(青潮・青山潮・鰹潮)は
五月のころの黒潮でカツオが取れる
夏の季語。
ユークリッド幾何学若葉裂く朝 掌
(あした)
◆若葉・里若葉・山若葉・若葉風・若葉雨
椎若葉・樫若葉・樟若葉(くすわかば)・若楓
みずみずしく清新な初夏の木の葉をいう。
夏の季語。