まどろみや枯葉の檻にしずみつつ 掌
◆枯葉
草木の枯れた葉をいう。
地上に落ちているのも、
樹上に残っているのもある。
冬の季語。
まどろみや枯葉の檻にしずみつつ 掌
◆枯葉
草木の枯れた葉をいう。
地上に落ちているのも、
樹上に残っているのもある。
冬の季語。
『ヴィンテージ・ピアニスト』青柳いづみこ著 ARTES 2022年刊
内外の長寿ピアニスト40人を紹介。
著者はピアニストであり、文筆家の青柳いづみこ。
実際のコンサートでの彼、彼女たちの演奏・音を
言葉で立ち上がらせる、
それもこの短い文でくっきりと
ピアニスト自身の肖像をも表現するのは見事。
<長いキャリアを経てなお矍鑠(かくしゃく)として活躍をつづけ、
味わい深い音楽を届けてくれる「ヴィンテージ・ピアニスト」たち。
彼らはなぜ演奏をつづけるのか。
なぜ至高であり続けられるのか──。
その音楽の秘密と活力の源泉にせまる。>と紹介文。
装画:ラウル・デュフィ『クロード・ドビュッシーへのオマージュ』
装幀:柳川貴代
◆目次
アリス・アデール
アルド・チッコリーニ
井上二葉
イェルク・デムス
柳川守
高野耀子
高橋悠治
パウル・バドゥラ=スコダ
ジョン・リル
ジョルジュ・プルーデルマッハー
エリソ・ヴィルサラーゼ
アンリ・バルダ
メナヘム・プレスラー
ルース・スレンチェンスカ
イングリット・フジコ・ヘミング
ホアキン・アチュカロ
エリザベート・レオンスカヤ
平尾はるな
室井摩耶子
ジャン=クロード・ペヌティエ
深沢亮子
舘野泉
マリア・ジョアン・ピレシュ
ブルーノ・カニーノ
アレクセイ・リュビモフ
高橋アキ
アンヌ・ケフェレック
ルドルフ・ブッフビンダー
ダニエル・バレンボイム
ピーター・ゼルキン
マルタ・アルゲリッチ
アンドレ・ラプラント
フー・ツォン
ラドゥ・ルプー
クン=ウー・パイク
ネルソン・フレイレ
イディル・ビレット
ヴァレリー・アファナシェフ
野島稔
青柳いづみこ
◆著者プロフィール
あおやぎ・いづみこ 1950年東京生まれ。ピアニスト・文筆家。
『翼のはえた指─評伝 安川加壽子』(白水Uブックス)で第9回吉田秀和賞、
『青柳瑞穂の生涯─真贋のあわいに』(平凡社ライブラリー)で第49回日本エッセイストクラブ賞、
『六本指のゴルトベルク』(中公文庫)で第25回講談社エッセイ賞受賞。
「アルゲリッチ&フレンズ」
~イヴリー・ギトリスへのオマージュ~
高崎芸術劇場大ホールは満員のお客様。
至高のピアニスト アルゲリッチを<聴く>という
静かな、それでいてひたひたと押し寄せる熱気が
ホールに満ちています。
登場したアルゲリッチ、
紺色のトップスに紺に大き目のチェック柄。
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調K.381
プリモは海老彰子
セコンドをアルゲリッチ。
もう最初のフレーズから晴れやかで、軽やかで
なにを表現するとか、ピア二スティックなことなど
<地上>のことなど飛び去って
天上ので自在戯れているいるかのよう。
セコンドに音楽が渡されると海老さんは体を後方にずらし
アルゲリッチが弾きやすいように。
お客様からはアルゲリッチがよく見える♪
なにか大ホールがお二人のサロンにでもなったかしら、
と思えるほど、ホールがあたたかな幸福感につつまれて。
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
辻彩奈のヴァイオリン、
繊細にして強靭、なんと色彩豊かなこと!
アルゲリッチのピアノは辻さんに細やかに寄り添って。
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
(アルゲリッチ&カルテット・アマービレ)
笑い声と共に登場でなんとも和やか。
カルテット・アマービレは聴いてみたかった四重奏団。
ピアノとこのカルテット・アマービレ、
切れの良い、鋭利な音が、シューマンが
緊張を要求しているのになんて心地よいこと。
中恵菜さんのヴィオラ、
その厚い響きに惹きつけられる。
カルテットのなかでヴィオラをこんなに意識するのは初めて。
カーテンコールは、
カルテット・アマービレとシューマンの3楽章を再演。
盛大な拍手にアルゲリッチが「こんどはこちらよ」と
五人で上手で、下手でご挨拶。
こんなに至高で、
至福なコンサート、
稀有なこと!
家に帰ってもモーツアルトが、フランクが、シューマンが
心身のなかで響いて。
アルゲリッチ&フレンズ ~イヴリー・ギトリスへのオマージュ~
2022年11月12日(土)
高崎芸術劇場 大ホール
16:00開演(15:15開場)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
海老彰子(ピアノ)
辻彩奈(ヴァイオリン)
村田夏帆(ヴァイオリン)
カルテット・アマービレ(弦楽四重奏)
ヴァイオリン:篠原悠那、北田千尋
ヴィオラ:中恵菜
チェロ:笹沼樹
プログラム
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調K.381
(アルゲリッチ&海老彰子)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13
(村田夏帆&海老彰子)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(辻彩奈&アルゲリッチ)
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
(アルゲリッチ&カルテット・アマービレ)
ダルトン・ボールドウイン先生による
声楽家&ピアニストのためのフランス歌曲公開レッスン、
2019年11月11日、3年前の今日でした。
いまでも活き活きと歌曲についてのお話しされ、
エネルギッシュに指導されて、
ピアノを弾かれる姿が目にくっきりと。
なんとこの1ヵ月に旅立たれるとは・・・
その公開レッスンのブログをこちらに。
ダルトン・ボールドウィン先生による
声楽家とピアニストのための
公開レッスンを聴講しました。
二期会フランス歌曲研究会で毎年催される
ボールドウイン先生の特別講習会で、
今回は「ショーソンとシャブリエ」。
ボールドウイン先生、なんとジュラール・スぜー(バリトン)との
初来日から60年目にあたり、
今年12月には88歳をむかえられる、とのこと。
レッスンはとてもなごやか。
全ての歌曲の楽譜(歌&ピアノ)を暗譜されておられる。
その一言のアドバイスでがらっと歌がかわってくる。
ときおり実際にピアノを弾かれ、
そのフレーズの鮮やかなこと。
一音一音がきらきらと降り注ぐ。
ショーソン
ショーソンは「蜂雀」「蝶々」「ナニー」と
「愛と海の詩」から「愛の詩」。
シャブリエ
シャブリエは「小さなあひるたちのヴィラネル」
「ジャーヌのための歌」「ありったけの花!」「リード」。
◆ダルトン・ボールドウィン
1931年アメリカ、ニュージャージー生まれ。
ジュリアード音楽院とオバーリン音楽院でピアノと室内楽を学んだ後、
パリでナディア・ブーランジェとマドレーヌ・リパッティに学んだ。
歌曲の伴奏ピアニストとして半世紀以上にわたって、
ジェラルド・ムーア、エリー・アーリンク(ソプラノ)などと共演。
<異例の試み、全国一斉の「萩原朔太郎展」開催中!>
朔太郎の没後80周年を記念し、
全国52か所以上で開かれ、
その館独自の企画で、
講演会やシンポジウムも行われます。
NIKKEIの動画、
とてもきめ細かく、よくまとまっています♪
「猫」、萩原朔美さんによる朗読、染み入ってきます。
こちらをクリック
異例の試み、全国一斉の「萩原朔太郎展」開催中:映像:日本経済新聞 (nikkei.com)
わが鬱や立冬のその青き馬 掌
◆立冬(りっとう)・冬立つ・冬来(く)る・冬来(きた)る
冬に入る・今朝の冬
11月7日ごろ。
24節気のひとつ。
今朝の冬とは、立冬日の朝。
冬の季語。