桜木紫乃『青い絵本』実業之日本社 2024
靑、碧、蒼、翠・・・
ひそやかなグラデーションの<絵本>の短編集。
優しいまなざし、
やわらかい言葉で綴られて、
感情の、内面の深いところまで描き出す・・・
卒婚旅行
なにもない一日
鍵
いつもどおり
青い絵本
◆本の紹介
岐路に立ち、惑う人々に贈る 喪失と再生の記憶。
この物語は、あなたの明日をやさしく照らす――
絵本作家として活躍する高城好子はかつて美弥子の継母だった。
漫画家のアシスタントを生業とする美弥子は、
旅の誘いを受けて再会した好子が余命幾ばくもないと悟る。
共同制作したいという好子の望みを叶えるため、
“母”と“娘”は湖畔のホテルで絵本『あお』の構想を深め合う……(「青い絵本」)。
作家、編集者、セラピスト、書店員
――さまざまな形で絵本に関わる人々が、
絵本を通じて過去と対話し再生する姿を、静謐な筆致で紡ぎ出す。
表題作ほか全5話収録、
短編の名手が、人生の光と影を描いた珠玉作品集。
装丁:須田杏菜
装画:カチナツミ
