三島歌舞伎『通し狂言 椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』
『椿説弓張月』は三島由紀夫が曲亭馬琴作の読本を歌舞伎化、
1969年(昭和44年)の初演には三島が演出。
その1年後に壮絶な最期を遂げた三島にとって、
この作品が最後の歌舞伎、劇作です。
巨大な船や怪魚、烏天狗や大猪をはじめ、
大仕掛けなスペクタクルあり、
琴を弾きながらの凄絶な責め場あり、
歌舞伎ならではの作品。
横尾忠則のこのポスターは圧巻!
初演は間に合わず、私が観たのは再演のこちら
市川染五郎(現 松本幸四郎)と中村七之助