<声>の超絶技巧! オペラ「チェネレントラ」 2021年公演・新国立劇場配信 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「チェネレントラ(イタリア語のシンデレラ)

 

ロッシーニ作曲のオペラブッファ。

 

シンデレラの物語をもとにして作曲されました。

 

軽やかで、小粋な音楽、

 

もうこれでもか、これでもかというほど

 

装飾が華やかなアリア、

 

たくさんの重唱がじつに楽しい。

 

もう盛り上がりまくるフィナーレ

 

フィナーレのチェネレントラの

 

アリア「苦しみと涙のうちに生まれ」、

 

脇園彩・メゾソプラノが燦然と輝いて。

 

 

王子ラミーロ役はルネ・バルベラ

 

(ちょっと王というヴィジュアルではないのですが 笑)、

 

声が圧巻!

 

「そう、誓って彼女を見つけ出す」(Sì, ritrovarla io giuro.)で、

 

ハイC(中央ドの二オクターブ上)も軽々と連発。

 

さらに拍手が鳴りやまず、ビス(アンコール)!

 

この歌い終わったドヤ顔がカワユイ♪

 

日本の公演でもビスがあるんですね。

 

 

マニフィコ役はロッシーニ歌いのコルベッリはもちろんのこと、

 

アリドーロ役のサゴーナもいい。

 

ダンディーニ役の上江さん、味があります(王子と体型が似ている?)。

 

二人の姉役の高橋さん、齋藤さんいじわるなのが個人的に好み

 

 

チェンバロの根本さん、大活躍で笑いを取っていました。

 

粟國 淳さんの演出。

 

 

 

◆ダイジェスト動画

新国立劇場オペラ『チェネレントラ』より(2021年10月)

La Cenerentola - New National Theatre Tokyo, 2021 - YouTube

 

 

 

 

収録日:2021年10月3日(日)

指揮:城谷正博
演出:粟國 淳
美術・衣裳:アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明:大島祐夫
振付:上田 遙

 


 

アンジェリーナ:脇園 彩

 

ドン・ラミーロ:ルネ・バルベラ


ダンディーニ:上江隼人


ドン・マニフィコ:アレッサンドロ・コルベッリ


アリドーロ:ガブリエーレ・サゴーナ


クロリンダ:高橋薫子


ティーズベ:齊藤純子



管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団