自動からくり人形作家
ムットーニ(武藤政彦)による
<人形と機械装置による光と闇、
音楽と語りによる幻想>の世界を
観に前橋文学館へ。
萩原朔太郎の詩
「殺人事件」「風船乗の夢」など
作品も多く、
今回は新作「アンダー・ザ・ウッズ」も展示され、
これは朔太郎の「恐ろしく憂鬱なる」から。
登場人物、美術、照明、音楽
ときにはムットーニ氏のよる詩の朗読も。
この幻想のからくり劇場、
すべてのことを氏、おひとりでやられています。
その精密な設計図も展示されて。
各作品の上演時間のタイムテーブルがあって、
ひとつの作品をじっくり観ることができます。
ムットーニからくり劇場をご覧になるときは
どうぞ、ゆったりと時間をとってくださいませ。
◆前橋文学館
◆2021年10月9日(土)~2022年1月16日(日)
◆ムットーニ(武藤政彦)
1956年神奈川県横浜市に生まれる。
1979年創形美術学校研究科修了。
1980年代半ばより、油彩画と並行し立体作品の制作を始める。
音と光と人形達の織りなす幻想的な作品世界が高い評価を受け、
全国で大規模なイベントを開催。
近年の主な展覧会に「蜘蛛の糸」(2016年、豊田市美術館、愛知)、
「ムットーニ・パラダイス」(2017年、世田谷文学館、東京)、
「ムットーニワールド からくりシアターⅣ」(2018年、八王子市夢美術館、東京)、
「ムットーニシアター in HANKYU」(2019年、阪急うめだホール、大阪)、
「ムットーニからくりシアター展~機械仕掛けのパラダイスへようこそ~」
(2020年、藤枝市郷土博物館・文学館、静岡)、
「ムットーニのオルゴールシアター」(2020年、六甲オルゴールミュージアム、兵庫)など。