「猫町」は萩原朔太郎、唯一の小説、
というより幻想的な散文詩といった作品。
初出は「セルバン」誌上で
1935(昭和10)年8月号。
画像は初版の復刻版。
現在ただいまの初版といってもいいようなモダンな装画です。
私が持っているのはこちら。
金井田英津子さんの画がたっぷり。
ページごとの活字の配列や
幻想的な画が
「猫町」に誘ってくれます。
『萩原朔太郎全集 第五卷』筑摩書房では、
(1976(昭和51)年1月25日刊)
<散文詩風な小説ロマン>と副題となっています。
◆青空文庫で読むことができます。
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